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2015年9月

2015年9月25日 (金)

芸術鑑賞会の保護者へのご案内

本日,生徒便で今年度の芸術鑑賞会のご案内を配布しました。
座席数に限りがあり,希望者が多い場合は先着順とします。締切10/1です。

1 日時 10月2日(金)  13:30開場 16:00終演予定
2 会場 宝山ホール
3 内容 世界的サックス奏者MALTAによるスペシャルライブ
4 入場 無料(生徒分は学級費から徴収)
5 申込 申込書(ご案内下段)による

芸術鑑賞会ご案内  15geijyutu_annai_pta.pdfをダウンロード

2015年9月24日 (木)

第34回薩摩半島縦走のお知らせ

今年度の薩摩半島縦走は10月23日(金)に実施します。
つきましては,本日,保護者あての文書(ご案内)を生徒便で配布しましたので,ご確認ください。
生徒は「コース選択調査票」を9月28日(月)までに担任へ提出してください。

第34回薩摩半島縦走ご案内 15jyuusou_annai.pdfをダウンロード

コース選択調査票 15jyuuso_chousahyou.pdfをダウンロード

Library第5号

本日,Library第5号を配布しました。
文化祭を振り返って(図書館利用の現状報告とおすすめ本紹介,1学期のクラス別貸出冊数,貸し出し統計から見る人気作品・作家ランキング),県高校生ビブリオバトル大会報告,新着図書の紹介 の記事を掲載しています。

Library第5号 150924_5library.pdfをダウンロード

2015年9月23日 (水)

連休最後の日の学校の様子

朝,学校に来てみると,まず,吹奏楽部の生徒がイチョウ並木他を清掃しているところと出会いました。イチョウ並木は前回の台風以来,ギンナンの実が落ち始め,そろそろ実が熟して大変です。

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グランドを見ると,野球部とサッカー部が練習をしています。野球部の県大会が金曜日,サッカー部は明日市大会のようです。その他,テニス部,弓道部の姿も見えました。

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3年生の教室をのぞくと,朝早くからちらほら生徒が登校して勉強しているようです。感心!感心! 2,1年生でも部活の前後等で学校で勉強している生徒もいるようです。写真は3年生のクラスです。

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連休中ですが4期工事が進んでいます。

連休中ですが4期工事が進んでいます。
北校舎グランド側の仮通路沿いに工事区域の仕切りができています。(威圧感が少しでもでないようにかメッシュの入った仕切り版が使われています。)

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また,東校舎と北校舎,西北校舎(3期工事で完成した部分)と北校舎の境には1~3階とも壁が建てられ,音が少しでももれないようにしてあります。(東校舎との境には工事関係者が通りやすいようにドアが付いています。) 生徒や先生方の動きが遠回りをしないといけないようになりましたが,やむを得ません。来年7月までの辛抱です。

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仕切られた2階と3階には東校舎,西北校舎どちらも非常用階段が付けられています。

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今日も,北校舎裏にあったトイレの解体が進められています。(早く壊してもらえればそれだけ騒音がでなくなりますね。)

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2015年9月22日 (火)

学び台湾1期生が帰国しました。

本日11:10学び台湾1期生15人+堀切先生が元気に帰国しました。(English version)
保護者の皆さんが出迎える中,小牧君と児玉さんが代表して「いろいろ勉強した。この機会をくださった同窓会,先生方,保護者の皆さんへ感謝します。台湾でお世話になった皆さんにお礼を言いたい。また台湾に行きたい。これからの私たちを見ていてください。」とあいさつをしました。

入国手続きが終わって出てきた生徒を見て,本当にホッとしました。生徒たちはたくましく団結力も身につけて帰ってきたようです。これからが楽しみですね。
同窓会の皆さんをはじめに,お世話になった皆さんに心から感謝します。

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学び台湾研修中継8

今朝の出国前の様子が堀切先生から送られてきました。(English version

6時過ぎにホテルを出発して6時半までには空港に着きました。
さすがに国際空港は混んでまーす。これから1時間位かかるんじゃないでしょうか。
生徒たちは寝れそうな顔をしてますが元気にしています。
テイクアウトの朝食を食べながら荷物を預けようとしているところです。

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ガイドさんと涙の別れをしてパスポートコントロールも無事通過。
これから現地時間8:15発  CI118に乗ります

もう少ししたら搭乗です^ - ^
では,お迎えの皆様
数時間後にお会いしましょう。


アッという間の8日間でした。いよいよ帰ってきますね。さて,それでは私もそろそろお迎えに空港に向かうことにします。

学び台湾研修中継7

9/21日7日目の堀切先生のレポートです。(English version

<安平地区視察>
9時前にホテルを出て海側の安平地区に向かいました。中心地から車で約20分の所です。15世紀に台湾をオランダ人が占拠していたときに造られた建物などを見ることができました。歴史の中で台南市が重要な役割を果たしていたことを砦の跡等を見学して学びました。

<嘉義市>
次に台南市の北東にある嘉義市に向かいました。車で1時間位の移動距離です。まずはレストランで広東料理を食べました。嘉義市は日本とのつながりがある街です。林業が盛んだったそうで,檜のテーマ館や昔の駅のあとを視察しました。映画KANOと所縁のある場所だったので昨日DVDが見れなかったのが残念です。

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また運転手さんの計らいで北回帰線の境になる場所にも連れて行ってもらいました。今日が実質最後の日なので生徒たちは名残惜しい気持ちを持ちながら視察を続けました。

<一路桃園へ>
嘉義市の高速鉄道から新幹線に乗って桃園に向かいました。時間は1時間10分ほどだったでしょうか。本当にあっという間に北部に戻ってきました。
今夜は空港近くのホテルに宿泊です。ホテルに行く前に地元のショッピングモールに行きました。ここで最後のお買い物。
ホテルに着いてホテルのレストランで最後の晩餐でした。今日も男性陣はしっかりとご飯を食べていました。現在までのところ大きく体調を壊す生徒もおらず,無事に研修を終わらすことができそうです。

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明日の出国に関する報告はついては出来るだけ早めにアップします。


届いた写真16枚をスライドショーにしました。(音楽はTAM Music Factory「春の向日葵」)

150921_tiwan.mp4をダウンロード

2015年9月21日 (月)

学び台湾研修中継6

9/20日6日目の堀切先生のレポートです。(English version

<恒春エコファーム出発>
7時に朝食を食べ,8時には出発でした。ここから2時間半ほどかけて台南市に向かいました。
実はバスの中で,これから訪れる嘉義市を舞台にした台湾の高校生が甲子園を目指す台湾映画KANOを見る予定でしたが,バスの機械では日本から持ってきたDVDが映らない。残念。せっかくJTB中村さんが借りてきてくれたのに!
今日は,疲れが出てくるかなと思ったのですが,なにがなにが生徒は元気です。歌ったりゲラゲラ笑って話をしながら移動の時間を楽しんでいました。

<台南市到着>
まずは,孔子廟を訪れました。周辺の建物を見ても歴史を感じます。偶然?隣にかき氷屋さんを発見。マンゴーかき氷を食べることにしました。もちろん女性陣は大喜び。昼食は台湾名物の坦仔麺を食べ,その後歩いて移動し赤崁樓(ツーカンロウ)へ。オランダ人が建てた城です。鄭成功も祀っていました。
ここから烏山頭ダムへ。

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<烏山頭>
40分ほどの移動中は,ほとんどみんなお昼寝。
到着して,先ずは八田與一記念館へ。ビデオで八田氏が尽力して作った嘉南大圳と呼ばれる農業水利施設について改めて学習しました。館の中で様々な資料を見て,その後,実際のダムを見に行きました。本物の八田與一像を見てちょっと感動しました。そして,ダムの大きいこと。これは実際に見ないと分からない。生徒のテンションは高く,いろんな意味で盛り上がっていました。まあ,写真をご覧ください。

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<台南市ホテル到着>
再度台南市に戻り,駅近くの台南ホテルに到着。今夜はここで夕食を食べました。
今夜は四川料理です。みんなヒーヒー言いなが食べました。生徒は変わってきました。よく食べるのはもちろんのこと,自分から店員さんに水やお皿,お代わりのご飯を頼み,いい意味でズケズケとなってきました。今夜は男子2名が最後まで食べ続けていました。ご飯は4杯は間違いなく食べていたはずです。

今日はこの辺で。私も今日はゆっくりします。
明日が実質最後の日です。


いつもと同じように,届いた写真24枚をスライドショーにしました。(音楽はTAM Music Factory「アトリエからの眺め」) 150920_taiwan.mp4をダウンロード

いよいよ残り少なくなってきました。明日は帰国です。その前に今日の分の報告をお届けできればと思います。

欧州便り「『ゴッホの家』に息のむ」

9月16日付の南日本新聞朝刊に2回目の「欧州便り」を寄稿させていただきました。今回は皆さんもよくご存知のゴッホについて書きました。ゴッホは以前から好きな画家の一人でしたが,じっくり作品を観たりゆかりの地を歩くことで,理解が深まりますます好きになりました。

生前ゴッホは弟テオと亡くなる直前まで手紙のやりとりをしていて,手紙を日本語に翻訳した本が出版されています。

「ゴッホの手紙」(上)(中)(下) 岩波文庫

私は高校時代にこの本を読みゴッホに対するイメージが大きく変わりました。ぜひ甲南高校の生徒の皆さんにも読んでもらいたいです。

新聞記事では文章と合わせて2つの画像が掲載されています。1枚は私が描いた水彩画で,ゴッホが眠る墓地近くにある小さな教会を描いたものです。この教会はゴッホも描いていて,その絵は現在パリのオルセー美術館に収められています。

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もう1枚の画像は,「ゴッホの家」オーナーのジャンセンさんとの写真です。大変気さくな方でした。

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 オランダ出身の画家ゴッホは,1890年7月29日,フランスの田舎町オーベール・シュル・オワーズでその生涯を閉じた。彼は亡くなる約70日前,この町に住むガシェ医師を頼って南仏のサン・レミから来たのだった。
 6月のある日曜日,私はこの町を訪ねた。強い風が吹き夏の太陽が照りつける暑い日だった。ゴッホが描いた教会や弟テオと共に眠る墓地などゆかりの場所を歩いた後,広い麦畑に出た。
 照りつける太陽を浴びて麦は黄金色に輝いていた。青い空と黄金色の麦。実に美しい風景だが,私のまわりは不思議と静寂に包まれ,どことなく落ち着かない不安な気持ちにさせられた。遠くではカラスが群れをなして飛んでいる。この景色はまさに,ゴッホが描いた「カラスの群れ飛ぶ麦畑」そのものだ。彼もこの場所で同じ景色を眺めたに違いない。
 ゴッホは町役場の正面にある宿屋ラブー亭の3階に部屋を借り,最後の日々を過ごした。現在そこは「ゴッホの家」として一般に公開されており,ゴッホが息を引き取った部屋も見学することができた。
 私は古びた階段を静かに上り,その部屋に足を踏み入れた。その瞬間,緊張が走り息をのんだ。ほぼ当時のまま保存された部屋は,ついさっきまでゴッホがいたかのようだった。飾り気のない質素な部屋で,壁にはゴッホがキャンバス布を止めるために空けた穴が残っていた。
 この日,「ゴッホの家」のオーナーであるジャンセン氏とお会いすることができた。約30年前に彼はラブー亭を購入し,後世に残すべき文化財として修復した。ジャンセン氏の屈託のない笑顔と力強い握手から,彼の人柄とゴッホに対する情熱が伝わってきた。
 彼は私に出会いの証しとして,ゴッホの画集やポストカード,「ゴッホの家」について書かれた小冊子をくださった。その小冊子にジャンセン氏はこう記してくれた。「ムッシュナオヤ,今日は来てくれてありがとう。良き思い出に」。一期一会とはまさにこのことであろう。
 ゴッホは37歳で亡くなった。今の私と同じ年齢だ。(ルネサンスの巨匠ラファエロ,断頭台の露と消えたマリー・アントワネットもまた,37歳でこの世を去った)。歴史に名を刻む巨星と私の画家人生など比べるまでもないのだが,ゴッホの生きざまを思うと「私も死ぬまで絵を描き続けなければならない」と決意を抱かずにはいられなかった。
(第69回南日本美術展第20回吉井賞受賞者)

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