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2020年7月31日 (金)

中間発表会 〜1年KSW〜

科学的研究の基礎課題研究に取り組んでいる1年生。

7月16日、KSW(甲南サイエンスウィーク)の一環で、研究の中間発表を行いました。

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午前、1・2限はテーマ別に分かれて、グループ発表を行いました。

写真下:どのグループも工夫を凝らした発表を展開しました。

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研究テーマが同じでも、実験方法や仮説の立て方にそれぞれに違いがあり多くの工夫が見られました。質疑応答も活発に行われ、いろいろと気づいたことも多かったようです。

3・4限は各クラスで発表を行いました。1・2限の発表を通して、修正を加えた発表を行っているグループもありました。2回行うことで、いろいろな意見を聞いたり、発表に対して自信も生まれたようです。

各クラスでは、初めて他のテーマに関する発表を聞くことになりました。質疑応答においては鋭い質問もあり、焦る発表者も見られましたが一生懸命に説明をしていました。

写真下:どの会場でも質問が飛び交いました。

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写真下:発表後は、各グループの資料を相互閲覧。

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午後、5・6限は、午前中の活動で気づいたことや指摘されたことを元に、実験計画の練り直しを行いました。

次回(9月上旬)までに、実験を行い結果をまとめておく必要があります。メンバーのスケジュールを合わせたり、実験の進め方や内容について、いろいろと話し合う様子が見られました。

生徒はこの基礎課題研究と並行して、8月から、2年進級後に行う研究テーマの設定に入ります。

まず、各自が2つのテーマを自分で探すことから始めます。そのためにも、調査が重要です。12月に行われる「研究テーマ報告会」に向けてじっくりと調べて欲しいと思います。


~中間発表会の振り返り(抜粋)~
・難しいことをしていることをそのまま発表するのが良いプレゼンではなく、難しいことをしていたとしても、それをできるだけ分かりやすく伝えることが良いプレゼンであることがわかった。
・同じテーマの他のグループの発表を聞くことで、自分たちには思いつかなかったアイデアや参考にしたい内容が見つかり、考えがさらに深まった。自分たちの研究の中でも、まだ曖昧な部分があるので、今後の課題にしたい。
・他の班は私たちの班よりも進んでいる班が多く、いつ、どこで、など明確に計画を立てていたので、これから朝や放課後などの時間を通して実験を進めていきたい。
・グループごとの活動を聞き、同じ研究の他のグループの新たな視点を知り、新鮮な気持ちになった。また、自分のグループへの、別のグループからのアドバイスや、先生からのアドバイスで、改善点が見つかり,さらに自分達の研究をより良くできると思う。
・話し合いの中で食い違いなども起こって、なかなか進まないこともあったがしっかりと考えることが出来たと思う。
・自分たちでは考えられなかった実験方法や、実験への新たな疑問点を見つけることができた。より良い内容にするために、どんな反論があるのか事前に考えたり今日学んだことをとりいれていきたい。
・中間発表を行ってみて、私たちの研究には明確なテーマが決められてないということを思い知った。生徒や先生からの指摘から、最終的なゴールがあやふやで大きな方向転換が必要であると感じた。
・たくさんの人の前で話すのは、とても緊張したけれど、良いプレゼンテーションをするための最高の経験になったので結果的には良かった。

1年生SSH 研究基礎講座

7月10日(金)、鹿児島大学より9人の先生方を講師にお迎えし、1年生対象の研究基礎講座を実施しました。

1年生は現在、金曜日のSS探究の時間にクラスで3~5人ずつのグループを作り、科学的なテーマの研究を開始しています。その中で、本格的な研究における仮説の立て方や実験の計画などに苦戦しています。

今回開かれた9講座の中には「いかに研究するか」「研究はおもしろい」などの研究することにおいての基本的な心得やコツなどを中心にお話しいただいたものや、「地球科学」「錦江湾深海海底の生き物」など大学の先生方が専門とされている研究テーマをご経験や実際のデータなどをもとに詳しく説明していただいた講座などがあり、幅広い視点から「研究すること」「研究の進め方」などを見直すヒントがあふれていました。

写真下:貴重な資料や分かりやすいスライドを使いながらお話くださった先生方。

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9つの講座のうち、2講座は鹿児島大学の研究室とつないでリモート講義。講義の内容はもちろん、学び方の一つのあり方として生徒にとって良い経験でした。

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「~のための研究」の講座を受講したある生徒は「先生が “研究とは誰もが良いね、と思えることを目指せる合理性や系統性が必要。インターネットの情報は一方的なのでより事実に基づいた視点で研究を進めよう”という言葉が印象的だった。私たちの班はどんな実験をするべきか迷っているところだが、みんなで協力し誰かのためになる研究をしていきたい。」と決意を新たにしたようです。

大学の先生の講義のレベルに驚いた生徒もいたようですが、今日の講座で学んだことを来週は班でシェアし、今後の研究活動に生かしてくれることと思います。

課題研究の指導法に関する職員研修会

7月9日(木)、鹿児島大学大学院理工学研究科の大塚作一先生をお招きして、課題研究の指導法に関する職員研修が行われました。

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大塚先生からは、

・試行錯誤の連続となる課題研究には長い目で向き合うこと

・先入観や文系理系という枠を超えた思考が必要であること

・論文執筆や研究発表においては既存の方法に則ること

など、課題研究の進め方やその指導に関する資料、アドバイスを多くいただきました。

写真下:深い見識に基づくお話は、とても参考になりました。

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「憶える」ことに特化した生徒は「探す」ことを苦手としています。それを打ち破るためには、常に主体性を持って自分の目と頭で論理的に見聞きし考え「未知」を見つめる力を養わねばなりません。そのため、課題研究には当然時間を要します。

しかし、長い潜在期間を耐えることができれば、研究がぐんぐん進み始めます。いかにそれまで根気強く考え続けて待つことができるかが重要なのだと感じさせられました。

職員からは、議論での合意形成のために普段どのようなことに気をつけて指導するべきかといった質問がなされました。

生徒の課題研究を職員間で協力し指導していくための基本姿勢について理解できました。

大塚先生、ありがとうございました。

2020年7月15日 (水)

中間発表会に向けて ~1年KSW~

SSH指定校として、SS探究(総学)で科学的課題研究に取り組んでいる1年生。

7月15・16日の2日間はその一環として、KSW(甲南サイエンスウィーク)と銘打って活動を行いました。15日は午後から、研究の中間発表会に向けた準備を行いました。

それぞれのテーマごとにグループに分かれ、メンバーと協力して発表資料を作成しました。

写真下:資料作りに試行錯誤中。

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発表の段取りも含め、放課後も懸命に準備する姿が見られました。

2020年7月 1日 (水)

SSH指定書が届きました。

本日,文部科学省からSSH指定書が届きました。

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今後もSSHの取組を,当ブログ等で紹介していきます。

2020年6月24日 (水)

SSH事業のスムーズな推進に向けて ~JSTによる新規校訪問~

甲南高校は、今年度から5年間、文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けました。

本校のような新規校が事業を進めていく上で、把握しておくべき事項や事務手続き、そして、気をつけるべきことがあります。今日は、JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の主任調査員・鈴木清史(すずき きよふみ)さんと、事務参事・菅勇(すが いさむ)さんのお二人が来校され、事業を推進する上での説明と助言をしてくださいました。

写真下:本校からは西橋校長はじめ、教頭、事務長、SSH担当職員が出席。

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写真下:鈴木さん・菅さんが、スライドを使ってわかりやすくご説明くださいました。

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また、本校施設の見学もしていただきました。

写真下:西橋校長の説明を受けながら視察される鈴木さん。

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写真下:ノーベル物理学賞受賞・赤﨑博士の業績紹介コーナーもご覧いただきました。

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今年度からの5年間、文部科学省およびJSTの指導や支援を受けながら、先進的理数系教育の充実と科学技術系人材の育成に、全校体制で取り組みます。

鈴木清史さん、菅勇さん、ありがとうございました。

2020年6月22日 (月)

イカす話が聴けました! ~SS講演会~

「SS探究」にて、科学的課題研究に取り組んでいる1年生。生徒たちの興味・関心を高めるため講演会を実施しました。


今回、講師に鹿児島大学水産学部准教授の加藤早苗先生をお招きして、「イカすイカの研究 ~普通の高校生だった私が科学者になるまで~」という演題でご講演いただきました。

写真下:興味深いお話をたくさんしてくださった加藤先生。

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はじめに、ご経歴をお話くださいました。生まれも育ちも北海道の加藤先生、陸上部や美術部に所属した高校時代、「なんだかおもしろそうだな」という理由で進学した北海道大学水産学部時代、その後、縁あって鹿児島にやってきた話・・・。

特に、水産学部での科学との出会いは、これから進路選択をする生徒たちにとって参考となるお話でした。

・魚ひとつとってみても、他の学部、他の学問とも関連がたくさんある。

・好きな科目で進路(文系理系)を決めた方がいい。

・高校のうちから科学を楽しんでほしい。

・大学では、専門性の高い、高価な機器を使うことができる。実験は楽しい。

・実験は、うまくいっても思わぬ結果が出ても、新しいことを知ることができる。「この結果を知っているのは今世界で自分だけ」というドキドキ感、感動が味わえる。

・大学は正解のない勉強ができる場所。

写真下:「学び」は多くの分野と関連しています。

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イカの研究、特に「イカの青い血」研究の第一人者として多方面で活躍されている加藤先生。

「イカの血は青い」という事実にみんなびっくり!

写真下:酸素と結合した動脈血が青いそうです。

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加藤先生は、近年、ダイオウイカの血についても研究されています。

写真下:深海の神秘!ダイオウイカ!

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写真下:加藤先生のお話を熱心にメモする生徒。

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質疑応答では、「イカはどんなにおいがしますか」や「ダイオウイカの味ってどんな味ですか」、「イカの泳ぐスピードはどれくらいですか」など、まさに質問はイカづくしでした。

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科学の楽しさを感じることができた時間でした。

講演いただいた加藤先生、ありがとうございました!

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2020年5月26日 (火)

SS探究スタート!

本校における「総合的な探究の時間」は、今年度4月入学生から「SS探究(エスエスたんきゅう)」と名称を改め活動を始めました。SS探究は、毎週1時間実施します。

なお、現2・3年生は昨年度に続き「W-KI(ワッゼ甲南イノベーション)プロジェクト」という名称で課題研究に取り組みます。

SS探究は、W-KIで培ったノウハウに、理科的数学的な視点を加え課題研究を深化させていきます。

といっても、まだ1年生は「一体なにをする時間なんだろう?」と疑問だらけ。そこで、5月12日、22日の2日間、「課題研究の意義」「SS探究とは」等1年生全員に向けて、本校職員および外部講師から解説をしました。


5月12日、講師に鹿児島大学工学部教授・大塚作一先生をお招きしました。「聞く(疑問を持ち質問できる)力」と「教える(論理的に説明する)力」と題して講義いただきました。

大塚先生はスライドを使いながら、課題研究を行うことの意義や気をつけるべき点をわかりやすくお話しくださいました。

写真下:長年のご経験を元にしたお話は興味深いものばかり。

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特に大切なこととして、

・自分の好きなことに真剣に取り組む。

・自分で工夫、試行錯誤することが大切。

・言い尽くされた言葉だが「継続こそ力」。

・どんなことでもメモを取ろう。

など様々なご助言をくださいました。

写真下:ユーモアも織り交ぜながらお話しくださった大塚先生。

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5月22日は講師として、この3月に本校を卒業して、国際教養大学(秋田県)に進学した宮下彩寧さん(71期生)を招きました。

宮下さんは、在学時より高いレベルの課題研究および優れたプレゼン能力で、各発表会にて高い実績を残しました。また、生徒海外派遣イギリス研修「学びにUK」にも参加しました。

宮下さんには、はじめに高校時代の課題研究を発表してもらいました(本来は英語でのプレゼンですが、日本語で行ってもらいました)。

その後、課題研究を進める上でのポイントや高校時代の失敗談、苦労したこと、イギリス研修の様子などを話してくれました。

写真下:身近な先輩の言葉に生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

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宮下さんは、研究をする際の情報の集め方や記録することの大切さ、学習との両立などアドバイスを送ってくれました。

写真下:後輩からの質問に答える宮下さん。

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2つの講義を通して、生徒たちは課題研究に対するイメージができ、方向性のきっかけができた様子でした。

大塚作一先生、宮下彩寧さん、ありがとうございました!

2020年4月 3日 (金)

SSH(スーパー サイエンス ハイスクール)指定決定のお知らせ

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甲南高校は、今年度、文部科学省からSSH(スーパー サイエンス ハイスクール 令和2~6年度)の指定を受けました。

SGH(スーパー グローバル ハイスクール 平成27~31年度指定)での取組を継承発展させつつ、「より良い未来創造に挑戦し続ける科学技術系グローバルリーダーの育成」目指してまいります。

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