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2022年6月14日 (火)

「社会」と「英語」でコラボ授業を展開! 〜教科横断型授業の研究~

6月13日、3年生の授業で「社会と英語」が融合した授業を実施しました。

このような「教科横断型授業」は、他教科同士をつなぐことで生徒たちの多面的・多角的に物事をとらえる力を育むために多くの学校現場で取り組まれています。

今回は、社会科(政治経済) 橋口教諭と英語科・山下教諭、そしてALTのDan先生の3人「How much money can you make with 1,000 yen and 2 hours? ~1,000円と2時間で最大の利益を出すには?~」というタイトルで、英語の教科書の題材の1つである「スタンフォード大学で実施された授業」を模して授業が実施されました。

写真下:3人の先生で授業します

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今回は、社会科(政治経済)・橋口教諭と英語科・山下教諭、そしてALTのDan先生の3人で授業を展開。まずはDan先生のプレゼンをみんなで聞き,評価方法を確認しました。さらに,橋口教諭から,良い点や課題点の分析がありました。Dan先生のユニークで実現性の高いアイディアと,普段の英語の英文読解からでは得にくい「社会との関り」をより深く捉えた橋口教諭からの解説に一同納得。

生徒たちは今日までに各グループで協力し,知恵を絞った案を立て,英語でポスターを作製。緊張しながらも他の生徒や先生方を前にそれぞれのアイディアを英語でプレゼンテーションしました。英語や日本語で質問があり,苦戦しつつも回答しながら楽しんで発表していました。

写真下:デザインやアピールポイントを工夫したポスターを前に熱意溢れるプレゼン

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中には「お墓参り代行」や「治験者を募集している会社との仲介」,「家事代行」「育児サービス」など時代を反映したアイディアの数々に,橋口教諭からも「社会では,お金を儲けるためとは言え,利益中心でも成り立たない。持続可能性や人の心をつなぐ観点も必要。まだまだ改善の余地はあるけれども実現性や独創性の高い案ばかりでした。」と講評がありました。

写真下:創造性あふれるアイディアと工夫されたプレゼンポスター

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「お金を稼ぐという具体案を考えたことなかったので新鮮だった。持続可能性や人の心をつなぐ,という観点を聞き,利益だけでなく様々な観点から物事は成立しているんだなと思った。教科が混合されることで,社会でより活用しやすい勉強になると思う。」

「メンバーと話し合いながら英語で表現することに挑戦したが、アイディアをうまく英語で伝えるのに苦労した。また挑戦してみたい。」

といった感想がありました。

このような「教科横断的授業」だけでなく,生徒の知的好奇心や多角的な視野を伸ばす授業を、今後も全教科で展開していきます。

2020年2月 6日 (木)

SGH国内研修(和歌山大学グループ)出発!

6日(木)~7日(金)までの2日間,和歌山大学でSGH国内研修で行う生徒8人が,出発を前に校長室を訪れました。

写真下: 校長の激励を受ける8人

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リーダーの宮内玲花さんが「これまでの研究の成果を発揮し,充実した研修にしてきます」と決意を述べました。

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充実した2日間になるよう頑張って来てください!

2020年1月18日 (土)

SGH指定期間の満了について

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本校は、平成27年度に文部科学省より5年間のSGH(スーパーグローバルハイスクール)指定を受けました。今年度をもって文部科学省指定のSGH指定期間が満了します。

これに伴い、

①海外派遣事業の見直しをします。

「学び台湾(台湾派遣)」(1年生)は終了としますが、引き続き、同窓会の創立110周年記念事業『めざせ!21世紀薩摩スチューデント事業』の一環として行なっている「学びにUK(イギリス派遣)」(2年生)は継続します。


②課題研究を含め、その他の事業については現在検討中です。

SGHで培ったノウハウを活かしつつ、リニューアルした形でその充実を図ります。

令和2年度以降も、生徒のために職員一丸となって取り組みます!

2020年1月17日 (金)

SGH第2回運営指導委員会 1/15

1月15日(水)、SGH第2回運営指導委員会を行いました。

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平成27年度から始まったSGH事業も5年目となり、今回が最後の運営指導委員会となりました。

写真下:5年間の事業成果を説明する堀切教諭

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会の中では、5年間のSGH事業成果として、生徒にこれまで取り組んできた課題研究やこれまでの取組で自分自身が変わったこと等を発表してもらう時間もありました。

写真下:課題研究を英語で発表する宮下さん(3年)

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写真下:これまでの取組を説明する出石さん(3年)

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今回、運営指導委員や管理機関からいただいた指導助言を、令和2年度以降の活動に活かしていきたいと思います。

ありがとうございました。

2020年1月 4日 (土)

「学びにUK」課題研究発表会及び選考会

1月4日(土)~6日(月)の3日間の日程で,「学びにUK」課題研究発表会が行われます。今回の課題研究最終発表は,イギリス派遣研修の15人を選ぶ,選考会も兼ねています。発表は質疑応答も含めて,全て英語で行われます。

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生徒の皆さんは,これまで取り組んできた成果を,思う存分発揮してください。

2019年12月19日 (木)

「学び台湾5期生」8日目(12/19)

早いもので、最終日になりました。

多くの生徒が4時前に起床。予定よりも早く、5時過ぎにはホテルを出発してバスで一路桃園国際空港へ向かいました。

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写真上:ずっとお世話になったドライバーの呂さん。バスに乗るたびに呂さんの笑顔に生徒は元気をもらいました。ありがとうございました!

桃園空港に6時到着。今では搭乗手続きは帰りはパスポート1つだけで機械でできるのですね。荷物預けから自動でスムーズに進んでいきます。
保安検査を前に、今まで8日間お世話になったガイドの黄さんとお別れです。私たちの旅が予定通り進んだのも黄さんのサポートのおかげです。多くの人に支えらてもらった研修旅行だったと改めて感じました。

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写真上:ガイドの黄さんに生徒たちからお礼の言葉を送りました。中には黄さんに手紙を渡す生徒も。黄さん、感激してくださいました。

予定よりも15分早く鹿児島空港に着きました。

入国手続きが終わって出てくると出迎えの保護者の皆さんが待っていてくださいました。ありがとうございます。

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写真上:生徒は、西橋校長から、感謝の気持ち、この経験をこれからに活かして欲しいと言葉をもらいました。

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写真上:生徒たちは、西橋校長の言葉を感じようとしっかり聞いていました

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写真上:保護者の方がたくさん迎えにきてくれました。

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解散式を終え、これで「学び台湾」5期生一つの区切りです。

スーパーグローバルハイスクール(SGH)の事業をしていると、「学び」とは何か?ということをよく考えます。この研修を通して生徒の言葉や行動、彼らが得た感動を知っていくつかのヒントを私たち引率教員も教えてもらった気がします。この8日間でかけがえのない時間を過ごし、大きく成長した15名の今後に期待しています。

2019年12月18日 (水)

「学び台湾5期生」6日目(12/17)

今日6日目は、いよいよ蘭陽女子高級中学での課題研究プレゼンと交流です。

昨夜も宜蘭県にあるホテルについてすぐに今日のプレゼンの準備をしていましたが、今朝も7時に朝食を食べたあと、最後の仕上げをしていました。

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セリフの読み合わせ

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迎えのバスを待つ時間も自分のパートを確認中です。

蘭陽女子高校に向かう前に午前中は鹿児島にゆかりのある2つの場所を訪ねました。

ひとつは、西郷菊次郎の業績を標した西郷徳政碑です。彼が治水した川縁のたもとに碑はありました。「宜蘭の現在の経済発展があるのは、治水工事を始め、インフラや公共施設を整備した西郷菊次郎のおかげなのです」という同行しているガイドの黄さんの言葉は感慨深いものでした。

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西郷徳政碑

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西郷菊次郎が整備した土手を歩きます

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この川が菊次郎の治水事業の前はよく氾濫していたそうです

そして、宜蘭設治記念館です。ここでは宜蘭ができた清王朝時代からの200数年の歴史を知ることができます。歴代長官官邸を改装したこの博物館でも宜蘭県初代長官であった西郷菊次郎の資料を見ることができました。

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西郷菊次郎の写真とともに当時の新聞記事などが展示されています

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さあ、昼食を終えて、蘭陽女子高校に着きました。

3階の校長室で曾校長先生から歓迎の挨拶をいただきました。

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西橋校長が蘭陽女子高校からの記念品をいただきました

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15人の生徒それぞれにも記念品をいただきました

その後、英語の授業を一緒に受けました。オーストラリア出身の先生によるオールイングリッシュの授業です。生徒は蘭陽女子高生とグループで、共通のトピック(音楽、高校生の生活)について話をしました。こちらの生徒は明るく積極的で、その雰囲気のおかげもあって積極的に英語で話をしていました。

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教室を歩き回ってたくさんの生徒と話をします

次に、場所を移してお互いの課題研究発表です。準備の甲斐もあって、先日の台湾師範大学でのプレゼンよりわかりやすく、堂々とした発表をしました。

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地域の教育力についてのプレゼンテーション発表

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近隣の中学校の生徒も来ていて、総勢60人近くの生徒が発表を聞いてくれています。

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レジ袋削減についてのプレゼンテーション発表

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台湾と日本のレジ袋の違いを知ってもらいました

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プレゼンテーションをした甲南高校生、蘭陽女子高生には両校長から証明書が渡されました

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蘭陽女子高校の生徒たちと記念写真

蘭陽女子高校の生徒の発表は、language gifted students と校長先生がおっしゃるとおり、本当に素晴らしく、特に流暢な英語と魅力的でわかりやすいスライドのデザインは生徒たちの良いお手本になったと思います。台湾師範大学の学生さんもそうでしたが、台湾の生徒はプレゼンが上手です。流石です。

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宜蘭市の観光バスについてのプレゼンテーションです

発表の後はキャンパス見学です。女子校の生徒とペアになって蘭陽女子高校の施設を見て回りました。最初の英語の授業や休憩時間などを使って互いに話をしていたので、和気あいあいと楽しそうにしていました。

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蘭陽女子高校のリニューアルしたばかりの立派なグランドが晴天の空に映えます

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仲良くなったペアの生徒と記念品の交換

お別れの時も参加してくれた皆さんが最後まで私たちを見送ってくれました。帰りのバスの中、生徒からは、発表が自分なりにできたこと、蘭陽女子高校の生徒と英語や身振り手振りを使って交流ができたことなどの感想が聞けました。また、もっと勉強したいという声も聞けました。

気がついたら全員がバスの中で寝ていました。

最後に生徒の感想を載せます

「蘭陽女子高校に入った瞬間から熱烈に歓迎していただき、とても幸せな気持ちになりました。今までグループで頑張ってきた課題研究をみんなに伝えることができて達成感を感じました。しかし、蘭陽女子高校の方々は、英語力が私たちよりも遥かに高く、打ち負かされました。もっと勉強していかないと国際化が進む中で生きていけないと感じ、自分の英語力やコミュニケーション力を高めていこうと思います。」

私たちはなぜ学ばないといけないのか。その理由を強く感じることができた1日だったと思います。

2019年12月16日 (月)

「学び台湾5期生」(12/15)4日目

みなさんこんにちは!

気がついたらもうこの研修も半分が終わろうとしています。1日が終わるのはとても早いです。

Img_7480忠烈祠の広場で

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ここでも衛兵の交代が。今日は陸軍の担当だそうです。

台北の忠烈祠で衛兵交代を見た後、世界四大博物館の一つとされる故宮博物院を訪れました。この博物館では三千年以上昔の文物が収蔵されています。1時間ほどガイドさんの説明を聞きながら観覧。その後、各自で展示品を見てまわりました。

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ガイドの黄さんがわかりやすく説明してくれました。

昼食後、台北市から1時間ほど東へ。新北市の山岳地帯にある観光地、十份を訪れました。すごい観光客の数です。線路沿いに古い建物が立ち並び、その線路でランタン(天燈)を飛ばします。天燈上げは、もともと秋の郷土行事だったそうです。願い事を書いてランタンを飛ばします。

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願いをランタンに

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さあ飛ばします

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青空にランタンが映えます。とてもいい天気でした
  
次に訪れたのは九份。有名なアニメ映画と似ていることでも有名な場所です。19世紀後半から金鉱山として開発された山の側面は、今では台湾を代表する観光地の一つです。2日目に台湾師範大学で郭教授や学生さんから学んだエコツーリズムの現状を知る貴重な体験となりました。

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狭い坂道を上がっていくと……

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とても眺めのいい場所に着きました。

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雰囲気のある古い建物が綺麗でした。


生徒の感想を一つ紹介します。

今日訪れた場所は、台湾の歴史や文化を深く感じられる場所ばかりでした。日本とは違う世界が広がっていてとても感動しました。改めて他の国の歴史を知ることはとても大切だと実感しました。また、それ以上に日本の歴史についてもっと興味を持ち、自分の国の歴史を大切にしようと思うきっかけになりました。

明日は総統府(大統領官邸)、立法院(国会)を訪れます。

2019年12月14日 (土)

「学び台湾5期生」(12/13)2日目

研修2日目。台湾は、晴天に恵まれています。

今日は午前中、台湾師範大学に行きます。

その前に、腹ごしらえ。しっかり食べて、今日も1日頑張ります。

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ホテルを出発して、9時に国立台湾師範大学に到着しました。

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国立台湾師範大学の建物の前で

まずは大学のキャンパスをガイドさんの案内で歩いてみました。大学の雰囲気はどの国に行っても同じですね。

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日本統治時代からの建物だそうです

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9時半になって郭教授のいる建物に向かいました。10階にある会議室へと招かれ、郭教授と集まってくれた30人ほどの学生の温かい歓迎を受けました。

はじめに郭教授が台湾を例にエコツーリズムについて英語で講義をしてくれました。

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次に本校生徒が皆さんに鹿児島や台湾と日本とのつながり、そして甲南高校についての説明のプレゼンをしました。生徒たち、少し緊張しているようです。

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郭教授から記念品をいただきました。

そして、4グループの課題研究発表です。昨日遅くまで準備をしていた成果を発表です。時にはユーモアを交えながら皆一生懸命発表しました。

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私たちの発表の後は師範大学の3つのグループの皆さんが研究発表をしてくれました。台湾の自然や観光に関する興味深い発表でした。学生たちの人を惹きつけるプレゼンや流暢な英語に生徒たちは圧倒されているようでした。

その後、残ってくれた郭教授、学生さんと一緒に昼食を食べました。ここで生徒たちは自分たちから積極的に話かけて、とても和やかな雰囲気の中で話が弾み、すぐ時間が過ぎて行きました。生徒たちのコミュニケーション能力に私も満足を覚えました。

Dsc_0680みんなで記念写真

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話が尽きません。

午後から、高崎商科大学の萩原豪先生の計らいで行政院環境保護署(日本の環境省にあたる機関)を訪れ、台湾におけるプラスチック製品に対する取り組みについての説明を受けました。

王科長、許視察らが出迎えてくれました。はじめに許視察が生徒のために台湾にレジ袋有料化の経緯と現在のプラスチック再利用の現状等について、スライドを使いながら丁寧に説明してくださいました。その後、生徒からの質問にお二人が答えてくれました。質問は1時間以上続きました。びっくりです。通訳の方も驚くほど生徒たちは質問をしてくれました。最後に4人の生徒が感想を述べました。「貴重な体験で、教わったことを周りに伝えたい」「環境問題について高校生でもできることを知って嬉しかった」「台湾の取り組みを見習いたい」と言うことを話しました。王科長からも「実は私も数十年前に日本を訪れて学んだ。私たちはつながっている。これからも頑張って」と励ましの言葉をいただきました。

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13階の会議室での説明です

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右が王科長、隣が主に説明くださった許視察です

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環境保護署の前で

今日の1日で、コミュニケーションの大切さを実感しました。知らない者同士が偶然出会い交流し、新しいものを作っていく。帰りのバスの中で生徒たちと気持ちを共有しました。まさにSGHの取り組みの醍醐味を感じる1日でした。

明日は、現地の高校生、大学生とフィールドワークを台北市で行います。次の報告をお楽しみに!

2019年11月16日 (土)

第13回全日本高校模擬国連大会に向け出発

11月16日から東京で開催される第13回全日本高校模擬国連大会に甲南生が出場します。

高校生が、世界各国の大使になりきり実際の国連を模した会議で決議の採択を目指す本大会に、書類選考に合格した全国86チームが出場。鹿児島県からは唯一の参加となります。

田代葵さん(2年生・吉田南中出身)と三栗万林さん(2年生・清水中出身)の2人が大舞台に臨みます。

写真下:東京に向かう機内でも準備に余念のない田代さん(右)と三栗さん。

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健闘を祈ります!

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