« 吹奏楽部が「まちなか音楽ステージ」に出演しました。 | メイン | 今年度最後の学年朝礼 »

2015年3月22日 (日)

蔦の移植準備・・根回し作業を行いました。

一般に「根回し」とは,物事を行う際に事前に関係者からの了承を得ておくことを指す言葉として使われますが,もともとは樹木を移植するに先立ち準備する一連の作業のことを言うそうです。根本近くの根を切断することにより細根の発生を促し,移植に耐えられる樹木にする重要な作業で,移植前の半年から1年前におこなう必要があるようです。

先週,秋の移植に備えて,蔦の根回し作業が行われました。
写真上:根回し途中の様子(この後,周りの土は埋め戻されました。)

150320_095602w
先週の全校朝礼で,生徒に対して校長先生から北校舎の蔦についての話がありました。(詳しくは下記要旨を参照してください。)

蔦の絡まる校舎は本校のシンボル的な風景です。今年秋に始まる4期の校舎改修工事で一旦取り除かれますが,その後,必ず再生を図ります。そのための準備が始まったことになります。

<本校の蔦の取扱について・・16日の全校朝礼での生徒への説明要旨>
〇今後50年,100年と有形文化財の本館校舎を維持していくためには,いったん蔦を移植して,平成の大改修を行い,工事完成後,再び現在の蔦を植え直すことにする。
〇蔦を再生させる手順
①秋に4期工事が始まる際に,蔦を移植するためには,春になる前に根回しを行い(写真上),それに応じた枝切りをしておかなければならない。まもなくその工事を行う。
写真中:枝切りの様子(移植に備え,広がった左右の枝を切ってあります。)

150320_095610w
②結果として,今,校舎を覆っている蔦の大部分からは,今年は葉っぱは出ず枯れたままの状態となる。
③4期工事が始まるときに,いったん別なところに蔦を移植し,校舎を覆っている枯れた蔦もはがす。
④その上で28年度に4期工事が終了したあと,秋になるのを待って蔦をもう一度植え戻す。
〇甲子園球場でも蔦の再生プロジェクトが行われている。時間がかかるかもしれないが本校も蔦をしっかり再生させたい。

 万一の植え直しの失敗に備えて,現在の蔦の若い新芽からさし木を100本準備します。
写真下:さし木にする若い枝

150320_095727w
 なお,蔦の取扱については,前回の同窓会理事会でご了解をいただき,今後,同窓会誌の中で校長がご報告をする予定です。

カテゴリ