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2018年3月

2018年3月 7日 (水)

「学びにUK」~報告⑤~3/7

引率の太田&川上です。
研修5日目はケンブリッジ大学での研修です。

生徒は今日もみんな元気です。

大学では、(一社)Glocal Academyの岡本さんの案内でCavendish研究所を見学しました。教科書でよく見る法則を発見した当時の装置や資料を目の当たりにして生徒たちは大興奮でした!

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その後、ケンブリッジ大学で研究している3人の日本人に大学生活や研究の概要等について話していただきました。

【写真右から】

自然科学部2年生 澁谷愛果さん

物理学博士課程4年 鳥取聡一郎さん

構造生物学研究者 越智崇さん

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お忙しい中、貴重なお話をしていただいた澁谷さん、鳥取さん、越智さん、ありがとうございました!

昼食はCavendish研究所の食堂で食べました。食堂内には黒板付きのテーブルがいくつもあり、ここでいつも研究に関するディスカッションが始まるそうです。

【甲南の学食にも…】

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午後からは複数のカレッジを見学しました。それぞれの歴史と風格に圧倒されましたが、特に1441年に建てられたキングズ・カレッジとあのアイザック・ニュートンが学んだトリニティ・カレッジが印象的でした。

【風格あるキングズ・カレッジの門楼】

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明日も引き続きケンブリッジ大学での研修です!

2018年3月 6日 (火)

「学びにUK」~報告④その2~3/6

午後の研修報告です。

オックスフォード大学大学院生(博士課程)のお二人が自分の研究についてプレゼンテーションをしてくれました。まさに、課題研究発表の”お手本”でした。

(引率者にも)かなり高度な内容でしたが、生徒たちは興味関心をもって食い入るように聞いていました。

【Agata さんの発表「新興産業が起こる環境体系について」】

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【Nadia さんの発表 「英国とイランの関係について」】

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【集中して聞いています!】

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お二人のプレゼンテーションの後はそれぞれ質疑応答がなされました。参加した他の大学院生6人からも矢継ぎ早に鋭い質問や指摘があり、白熱した議論が展開されました。

「正解なき課題」について世界の英知が様々な視点から議論する、まさに「オックスフォード大学のリアルな研究の場」を体験し、生徒たちは「なぜ自分たちが課題解決型の研究に取り組んできたのか」の意味をより深く理解したようでした。実際に引率者二人も鳥肌が立つほどの感動を覚えました。

そんな中、議論に割って入って質問する甲南生もいました。学んだことを即行動に移しながら日に日に成長する生徒たちを見て感慨深いものがありました。

【議論に食らいつく甲南生】

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続いては、3グループに分かれてのディスカッション。テーマは自分たちで決定して、議論した内容を各グループでプレゼンテーションしました。

即興のディスカッションでしたが、どのグループでも生徒たちは大学院生と積極的に意見交換し、見事なプレゼンテーションを披露してくれました。

【グループ1】

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【グループ2】

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【グループ3】

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本当に内容の濃い充実した2日間でした。

生徒たちは知識を積み重ねることの大切さ、自分の無知、物事を多面的に見る大切さ等々多くのことを学び、生涯忘れることのない貴重な経験をさせていただきました。

研修にご協力いただいた苅谷先生、大学院生の方々、本当にありがとうございました!

【別れを惜しみつつ…】

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「学びにUK」~報告④その1~3/6

引率の川上&太田です。甲南生は相変わらず元気です!

研修も4日目になりました。今日も昨日に引き続きオックスフォード大学での研修です。

昨日の研修は本当に生徒たちの心に火をつけたようです。

ある生徒が研修日誌にこんなことを書いていました。一部を紹介します(他の生徒たちもみんな同じようなことを書いていました)。

「忘れられない大事で素敵な1日になった。苅谷先生との質疑では考えがまとまらず、その時は質問できませんでしたが、あとで個別に伺い示唆を与えてくださいました。進路に対する助言もいただきました」

「今は『史上最大級に』勉強したい!帰国したら納得のいくまで勉強に励もう!」

こんな経験を高校時代にできる生徒たちは本当に恵まれています。引率という立場を忘れて嫉妬してしまいました(苦笑)。

さて、本日の研修の報告です。午前中はオックスフォード大学の施設を見学しました。今日も忙しい中4人の大学院生が参加してくれました。

【大学院生たちとの打合せ】

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単なる施設見学とは異なり、大学院生が施設に関する歴史的・文化的意義を詳しく説明してくれました。

また、西洋と宗教の関係等についても説明を受け、生徒たちは時折「なるほど~」「知らなかった。後で調べてみよう」と興味津々でした。

【説明する方も聞く方も真剣です】

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【聖メアリー教会の最上階にも上りました!】

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【英国の歴史・文化を学んで大満足!】

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午後からは、オックスフォード大学院生の研究発表を聞いてのディスカッションです。その様子はまた詳しく報告いたします!

2018年3月 5日 (月)

全校朝礼 3/5

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3月5日(月)朝、全校朝礼を行いました。今回が平成29年度最後の全校朝礼。また、先日3年生が卒業したため1・2年生だけのちょっとさみしい朝礼となりました。

はじめに表彰式を行いました。表彰された生徒は次の通りです。


【卓球部】
第45回全国高等学校選抜卓球大会県予選(1/20)

・男子シングルス 第3位 常盤  周平(2年)

・男子ダブルス    第3位 常盤  周平(2年)・山口  朋輝(2年)

【空手道部】
第35回鹿児島市空手道選手権大会(2/11)

・形個人戦高校生男子の部 準優勝 元  雄琉(1年)

・組手個人戦高校生男子の部 第3位 元  雄琉(1年)

・組手個人戦高校・一般女子の部 第3位 今村  紗雪(2年)

・形個人戦高校・一般女子の部 準優勝 今村  紗雪(2年)

               第3位 新村  胡実(2年)


【演劇部】
第26回鹿児島県高等学校冬季県大会(2/11)

・優秀賞「カシミヤ100%」代表 石田  一登(2年)

・創作脚本賞「カシミヤ100%」清水  みゆう(2年)


甲南高校に対して2件の感謝状をいただきました。

・公益社団法人 三州倶楽部創立百周年記念高校生作文コンテストについて

・公益財団法人AFS日本協会より国際教育交流について

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皆さん、おめでとうございます!


続いて、原之園校長から以下のような話(要旨)がありました。

“オモシロイ”とは…。

「オックススフォード&ケンブリッジ大学世界一『考えさせられる』入試問題」(河出文庫)は“オモシロイ

「あなたは自分は利口だと思いますか?」「なぜ海には塩があるのですか?」「あなたは脳のどこがいちばん好きですか?」等の難問は頭を悩ますが、実に“オモシロイ”!

オモシロイ”と言えば、卒業式で2019年が舞台となっている近未来SF「ブレードランナー」(1982米国映画)の話をした。原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。昨年、続編「ブレードランナー2049」が公開されて話題となった。


卒業式では「ネタバレ」をしないように努めた。というよりは、何回も観ているが未だによくわからない不思議な“オモシロイ”作品だ。タイトルは「非合法な医薬品を届ける運び屋」の意味、内容とは直接には関係しない。タイトルからして謎だが、…。


ちなみに、原作者ディックの興味関心は「現実とは何か?」「真正の人間を形作るものは何か?」だと講演で発言しているが、突き詰めればそこに行き着くのか。

さらに“オモシロイ”と言えば、教員は職業柄、人前で話をしなければならないことが多い。だが、話をすることも人前に立つことも苦手だった。いや、いまでも苦手だ。何度話しても上手く話せない。聞き手の心に届かない。

だからこそ、心に届くよう話すように悪戦苦闘することは実に“オモシロイ”のではと最近思う。

よくよく考えてみると、本当は簡単で容易なことより、複雑で困難なことに粘り強く“挑み続ける”ことが本当は“オモシロイ”のではないでしょうか。

結果も大事ですが、そのみちすじも味わい深いのだ!学年最後の集会になりましたが、皆さんも次学年で本当に“オモシロイ”ものに出会い、“挑み続ける”ことを期待します

写真下:本の紹介をする原之園校長。

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「学びにUK」~報告③その2~3/5

午後のセッションが始まりました。大学院生が10人も参加してくれました。国籍も英国・日本・ロシア・ポルトガル・韓国など国際色豊かです。これだけの国の人と英語を介してコミュニケーションすることができる…英語は「国際共通語」であることを再認識しました。

まず甲南生が学校紹介をしました。

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続いて3つのグループに分かれて、各グループに大学院生が3人ずつ入って自己紹介をしました。

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そして、課題研究のプレゼンテーション。生徒たちのこの自信に満ちた発表の様子を見てください! 本当によく頑張りました!

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生徒の熱意溢れる発表を大学院生たちも真剣な表情で聞き入っていました。各生徒の発表後は10分程度の質疑応答がなされました。この質疑応答をとおして生徒たちは自分の課題研究をさらに進めていくための視点を得たようでした。

【大学院生も真剣です!】

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【議論を深めた質疑応答】

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最後にオックスフォード大学大学院教授で教育社会学の世界的権威でいらっしゃる苅谷剛彦先生に英語でご講話をいただきました。

先生からは「オックスフォードの街を実際に訪れ、オックスフォードの風に触れ、オックスフォード大学の学生と直に交流することは本当に意義深いことです。この機会に恵まれた君たちが(他者への還元も含めて)この機会を今後どのように生かしていくのかを考えることが大切です。」という主旨のお話をいただきました。

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苅谷先生のご講話の後、生徒たちは積極的に先生に質問をしていました。そのすべてに対して先生は答えは示されず、物事の視点を示しながら「深く考えることの大切さや面白さ」を話してくださいました。

生徒は「言葉ではうまく表現できないくらい感動した。もっと深く学びたいと思った。」と感想をもらしていました。生徒にとっては「魂が揺さぶられた時間」だったに違いありません。お忙しい中、また休日にもかかわらず甲南生のために時間を作っていただいた苅谷先生、本当にありがとうございました。

明日もオックスフォード大学での研修です。またご報告します!

「学びにUK」~報告③その1~3/5

研修3日目はいよいよオックスフォード大学での研修です。午前8時過ぎに Enfield をバスで出発しました。車中でも生徒たちは午後に行う課題研究のプレゼンテーションを一生懸命に練習していました。

午前10時過ぎにオックスフォードに到着し、お世話いただく(一社)Glocal Academy の岡本さんと合流しました。

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続いて3つのグループに分かれてオックスフォード大学院生の案内で大学の施設等を見学しました。至る所に歴史を感じる建造物があり、生徒たちからは感嘆の声が聞かれました。

【通称「溜息橋」 その由来は…】

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【雪の残る中庭で】

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【ハリーポッターの撮影場所で】

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【オックスフォード大学の代表的な建物「カメラ」の前で】

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構内を案内してくれた大学院生と一緒に昼食を食べ、午後の研修に備えました。バスの中では緊張していた生徒たちにも笑顔が見られ、リラックスした様子です。

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さあ、午後からはいよいよ生徒たちが約1年間取り組んできた課題研究の発表です!中には前日にホストファミリーにお願いしてホームステイ先でしっかりリハーサルを行い、英語の発音等を確認してもらった生徒もいました。

「落ちるリンゴを待つ」のではなく、ますます積極性を身に付けていく3期生です。がんばれ!

午後の研修の様子はのちほど詳しく報告します。

2018年3月 4日 (日)

「学びにUK」~報告②その2~3/4

午前中の研修が終わるとランチタイムです。それぞれのホストファミリーが作ってくれたランチを持ち寄り楽しく談笑です。英国ランチのお味は?

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ところで…感心する光景があちこちで見られました。休み時間に先生に積極的に質問をする生徒が何人もいました。中には自分の課題研究のことについての質問をした生徒もいたようです。異国の地で甲南生の成長を目の当たりにしてうれしい限りです!

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午後の研修はホームステイ地の Enfield をDavid 先生の案内で散策しました。

甲南生は日本とは…南国鹿児島とは!全く異なる街並みに興味津々でした。

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途中で郵便局に立ち寄り、午前中に書いたポストカードを投函しました。生徒たちは英国に来て今感じていること等を書いていたようです。帰国する頃には日本に届いているはずです。

【今の思いをしたためて…】

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【切手を買って投函】

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屋内外での充実した研修を終えて、最後にお世話になったDavid 先生と記念写真です。先生は今年来日されるそうで、「是非、鹿児島で再会したいですね。」とおっしゃっていました。先生、どうもありがとうございました。

See you again in Japan!

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明日はいよいよ生徒たちが待ち望んでいたOxford での研修です。またたっぷりとご報告します!

「学びにUK」~報告②その1~3/4

研修2日目のロンドンも寒い1日となりました。

でも…やっぱり!甲南生はご覧の通り朝から元気いっぱいです。

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午前中の1コマ目はDavid先生による英国の文化等についての授業でした。先生の"English only, please."で授業中は全員英語のみ使用です(もちろん引率者 川上&太田も)。

みんな真剣な表情で先生の話に聞き入っていました。これまで知らなかったことを沢山学び知的好奇心が大いに刺激されたようです。

【David先生のオリエンテーション】

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【真剣に取り組む生徒たち】

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続いて、Mill Hill 高校との交流会で行うプレゼンテーションについてグループで確認し、その後一人ずつDavid 先生の前で簡単なリハーサルを行いました。

先生は「自信をもって英語を話していて素晴らしい。当日はアイコンタクトをとることが大切だ」とアドバイス。

【グループでの確認】

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【緊張しながらのリハーサル】

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緊張していた生徒たちは先生からのお褒めの言葉に自信を深めていました。

午後の研修の様子はまた後ほどレポートします!

2018年3月 3日 (土)

白熱!~クラスマッチ~

3月2日(金)にクラスマッチが行われました!

実施種目はサッカー、ドッジボール、バドミントン、カルタ、バレーボールの5種目です。

曇り空で少し肌寒い1日でしたが、どの競技も寒さを吹き飛ばすほどの白熱した試合ぶりでした!

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グラウンドでは黄色い声援が飛び交いました。

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女子のドッジボール。女同士の熾烈な戦いが繰り広げられています・・・

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体育館も熱気に包まれていました。みんな楽しそう!

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クラスの絆が一段と深まった1日になりました。

運営してくれた生徒会執行部をはじめ、KBC、部活動生のみなさん、本当にありがとうございました!

生徒のみなさん、今夜はゆっくり休んで明日の土曜授業に備えましょう!

なお、クラスマッチの結果は後日お知らせします。お楽しみに!

「学びにUK」~報告①~

引率の川上&太田です。

これから、英国より随時ご報告します!

よろしくお願いします!

沢山の方々に見送っていただき本当にありがとうございました。羽田経由で予定通りヒースロー空港に着きました。ロンドンはここ20数年で一番寒いそうで、空港も一面銀世界でした。とにかく寒いです!

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しかし、生徒はみんな元気です!やる気に満ち溢れています!

そう「いつだって➕どこだって」甲南日和です!

【3期生を表す「3」でハイポーズ!】

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入国手続きもしっかり英語でクリアして、研修拠点のインフィールドへバスで移動。そこでホストファミリーの出迎えを受けました。みんな少し緊張していましたが、笑顔であいさつを交わしそれぞれのステイ先に移動しました。

【温かく迎えてくれたホストファミリーとパチリ】

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明日は午前9時から研修が始まります。その様子はまた明日ご報告します!

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