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2017年10月30日 (月)

白熱!研究発表~W-KIポスター発表会~

W-KI(総合的な学習の時間)において、1学年は「人口問題に起因する鹿児島の諸問題~食・観光・ビジネス・環境の視点から~」をテーマに、各クラス「食」・「観光」・「ビジネス」・「環境」についてそれぞれ2班ずつ、計8つのグループに分かれ、5月から課題研究に取り組んできました。

その集大成となる課題研究ポスター発表会を10月27日、鹿児島大学から7名の先生を講師としてお招きし開催しました。

写真下:体育館に64グループすべてのポスターが掲示されました。

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各グループ、農業や水産業、焼酎や郷土料理、労働環境、空き家や離島など様々な観点から充実した研究をポスターにまとめ、6分間ずつ発表を行いました。その後は9分間の質疑応答を設定しましたが、時間が不足するほど活発な意見交換や質問が行われ、大変すばらしい発表会となりました。

写真下:ポスターには、グラフを用いたり色を使ったりと見やすい工夫が。

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写真下:特に魅力的な内容のポスターには人だかり。

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写真下:鹿児島大学の先生方から丁寧なご指導をいただきました。

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講師としていらっしゃった鹿児島大学の先生方からは、

・ 大変意欲のあるポスターであるが、図や文字の効果を使い分けた「見せる」ことを意識したポスターを作製した方がよい。

・ 解決したい課題をしっかり意識できたか。解決すべき課題を明確に。

・ 調べた結果報告になっているものもある。調査結果をもとに問題の解決策を提案する研究を。

・ 説明者ははっきりとわかりやすく丁寧に話をしていてよかった。

・ 質問者も自分の考えを持ち、それを提示しながら質問していて感心した。

など、多くの助言や評価をいただきました。

写真下:2人の先生から総評をいただきました。

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1年生は11月からは個人の研究になります。助言やグループ研究の反省を生かし、さらに良い課題研究になることを期待します。

お忙しい中、本校にお越しくださった鹿児島大学の先生方、ご指導ありがとうございました。

2017年8月 4日 (金)

オックスフォード大学院生等のスタディツアー(最終日)

スタディツアーの最終日(8月2日)は、プレゼンテーションの見本として、大学院生等7人が自分の研究について英語でプレゼンテーションしてくれました。日本に関する研究がほとんどで生徒はメモをとりながら真剣な表情で聞き入っていました。

それぞれのプレゼンテーションの後は活発な質疑応答が行われました。甲南生も鋭い質問をして、大学院生等から「それは素晴らしい指摘だ」といったコメントもいただきました。

生徒からは「至福の時間でした。英語をもっと勉強しようと強く思いました。」「貴重なアドバイスをもらって勉強になりました。課題研究にしっかり取り組んでいきます!」といった感想が聞かれました。

この3日間は生徒たちにとって得がたい貴重な経験となりました。オックスフォード大学院生、東京大学の学生、一般社団法人Glocal Academy の岡本尚也さん、本当にありがとうございました。

日本に関する興味深い研究のプレゼンテーション

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メモをとりながら・・・

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疑問点は理解できるまで質問!P1020156

オックスフォード大学院生等のスタディツアー(2日目)

2日目(8月1日)は以下のようなスケジュールで研修が行われました。

【午前】 大学院生等によるプレゼンテーション(自国紹介)+質疑応答

【午後】 「学びにUK」3期生候補者(2年生)による課題研究概要発表(各グループで実施)+質疑応答

大学院生等の自国紹介に、生徒からは「どの国の紹介もとても興味深く、7カ国を旅行したような気持ちになった。楽しかった!」という感想が聞かれました。

一方、午後の課題研究概要発表では、必死に英語で研究の目的や内容、計画等を伝えていました。

大学院生等からはアドバイスだけでなく、「甲南生の課題研究に対する熱意に驚いた!」「同じ研究テーマが一つもないことが素晴らしい!」などの激励の言葉をもらいました。

生徒たちは「緊張したけど、自分のやりたいことを伝えられてよかった。貴重な助言をもらえて大変参考になった。」と充実した様子でした。

ジェスチャーも使って必死に説明

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生徒も大学院生も真剣そのもの

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2017年8月 3日 (木)

オックスフォード大学院生等のスタディツアー始まる!

7月31日から8月2日までの3日間、英国のオックスフォード大学院生6人と東京大学の学生1人によるスタディツアーがありました。(この時期に毎年実施しています)

この取組は、オックスフォード大学院生等との交流をとおして、甲南生の課題研究の質的向上と英語コミュニケーション能力の向上を目的に、一般社団法人Glocal Academy(理事長 岡本尚也さん)と連携して行っているものです。

「学びにUK」3期生候補者(2年生)と「学び台湾」3期生(1年生)が参加しました。

1日目は、大学院生等のホストファミリーを引き受けていただいた保護者も交えて歓迎会がありました。参加者はすぐに打ち解けて和やかな雰囲気の中で親交を深めていました。

岡本さん(右端)による大学院生等の紹介

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英語で楽しくコミュニケーション

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意気投合、自然と笑みがこぼれます

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2017年4月25日 (火)

「学び台湾」保護者説明会を実施しました。

4月24日(月)17時から、二甲記念館を会場に、創立110周年記念事業生徒海外派遣「学び台湾」3期生募集について説明会を実施しました。

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今年の9月に台湾で研修を行う3期生募集の説明会に、200人を超す生徒・保護者の参加がありました。

写真下:昨年度を上回る説明会参加者数でした。

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はじめに、原之園校長が「この海外研修事業は、準備から本番、そして終わった後もやることが多く大変だが、それだけ皆さんが大きく成長できるチャンス。落ちるリンゴを待っているのではなく、自ら取りに行ってほしい。そして“未見の我”と出会ったほしい」と挨拶。

続いて、学び台湾担当で引率者でもある英語科の勇先生から、課題研究、SGH、そして学び台湾のことについて説明がなされました。

写真下:スライドを使って説明する勇先生。

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その後、前回2期生として台湾で研修を行った15人を代表して樋口くん・前迫さんの2人が、引率を担当した落先生とインタビュー形式で話をしてくれました。

樋口くんは「毎日の勉強や部活動と合わせて学び台湾の準備をしなくてはならなかったので正直大変だったが、大変さ以上の貴重な経験をすることができた。ぜひとも多くの人が出願してほしい」と話してくれました。

また、前迫さんは「現地で行うプレゼンテーションに向けて、何度も何度も練習を行った。それによってプレゼンテーション能力が自分でしっかり実感できるほど向上した。英語についても同じく大変向上した」と話しました。

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最後の質疑応答では、選抜試験の内容についてや、英語力はどれくらい必要か、などの具体的な質問が出ました。

写真下:2期生が研修後の各種報告会用に作成したポスターの一部。

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写真下:説明会終了後、熱心に見る生徒・保護者が多くいました。

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今後の流れですが、台湾研修へ参加を希望する生徒はゴールデンウィークをはさんで5月12日までに「参加志望理由書」を提出します。その後、「チャレンジ1(論述)」「チャレンジ2(討議)」等のチャレンジセレクションを経て、3期生15人が決定する予定です。


ひとりでも多くの生徒の出願を期待します。

2017年3月14日 (火)

第2回 学生がつくる鹿児島県の着地型旅行プランコンペ

1年生の有志がW-KIの一環として、「第2回 学生がつくる鹿児島県の着地型旅行プランコンペ」に参加しました。昨年度、第1回では学校賞を受賞しました。

今年は昨年度と違って書類による一次審査を経て、一次審査を通過したグループが最終審査(プレゼン)に進みます。最終審査には5グループが選抜されており、本校からは2グループが最終審査に進みました。

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男子2名のツアータイトル「せごどん追っかけ物語」のプレゼン。

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続いて女子2名のツアータイトル「さつま学校 修学旅行 ~明治の世界へタイムスリップ~」のプレゼン。

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各グループ10分のプレゼンを終えて最終審査を待ちます。

そして結果発表。

「さつま学校 修学旅行」が最優秀賞を受賞しました!!

Dsc_1266なお、最優秀賞の副賞として彼女たちが考えたツアープランが実際に商品化されるそうです。実際に商品化されたらツアーに招待されるとのこと。どんな「旅行商品」になるのでしょうか、楽しみです。

また「せごどん追っかけ物語」が南日本放送MBC賞を受賞しました!!

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おめでとうございます!! 

授賞式の後、講評をいただきました。

・このツアーでしか味わえないものが旅行の魅力となる

・地元に魅力を感じ、誇りを持つ

・代表的なところだけではなく地元の魅力ある部分をアピールする

・ツアーに参加したお客さんの満足度をいかに高めるか

など、加えて各グループに個別にツアープランの良かった点、次は改善した方がいい点などの詳しいお話もいただきました。

最後に記念撮影。

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第3回以降も開催される予定ということですので、興味のある人はぜひチャレンジしてみてください。受賞した2グループの4名、おめでとうございました!!

2017年2月25日 (土)

ようこそ!甲南高校へ。 〜三反園訓知事、来校〜

2月9日(木)、甲南高校の二甲記念館を会場に、「第1回知事と語ろう未来(あす)の鹿児島」が開催されました。

知事と高校生が意見交換を行うことで、キャリア教育を図るとともに、ふるさと鹿児島を大切にする人材を育てることを趣旨として今年度から始まったものです。

第1回の開催校に甲南高校が選ばれました。鹿児島県の三反園訓知事と本校生徒たちが熱い議論を交わしました。

写真下:来校された三反園知事。

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1・2年生を中心に約200人の生徒が参加しました。会では、生徒代表による海外研修の成果発表や課題研究の研究発表を行いました。

昨年9月に台湾での研修を行った1年生15人は、鹿児島の食や観光地を台湾の人たちにPRするための動画を制作、知事に観ていただきました。その後、団長を務めた久米さんが「ぜひトップセールスしてほしいです。そのために動画に出演していただきたい」と提案。知事からは「前向きに検討します!」というお言葉を頂けました。

写真下:台湾研修の成果を発表する生徒。

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続いて、3月にイギリス研修に行く2年生15人を代表して谷口智海さんが「より良いトイレで災害時も健康に」と題して、災害時におけるトイレ備蓄の重要性について英語で発表を行いました。

3年生の今村瑠那さんは、「仕事と育児の両立 ~地域で支える企業内保育所~」と題して女性が長期的に安心して働くことができるための保育所の設置について研究発表を行いました。

写真下:発表する谷口さん(左)と今村さん。

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その後、知事と生徒が意見交換を行いました。ある生徒からは、災害時の高齢者の避難対策についての要望も出ました。

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最後に、知事は甲南生に向かって

「夢を持ってほしい。そして希望を失ってほしくない。たしかに生きていく上で困難はつきまとう。そういう時こそ希望を失わずに生きてほしい。」

「勇気を持って一歩踏み出そう。踏み出さないと何も始まらない。」

「日々、想像を働かさなければならない。想像力を働かせて働かせて、それを実現するために勇気を持ってほしい。そのためにはまずは夢が必要だ。」

写真下:「若い人たちにはまず夢を持ってほしい!」と熱く語る三反園知事。

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写真下:会の進行はKBC(放送部)が務めました。

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来校の記念に、生徒たちが普段から着用し誇りとしている「甲南帽」をお贈りしました。

写真下:これで知事も甲南生!?

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写真下:報道関係からインタビューを受ける生徒たち。

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知事の前で発表した生徒は「とても緊張しましたが、素晴らしい経験となりました」と感想を述べました。

また、生徒会長の吉見くんは「鹿児島県行政のトップと語る貴重な経験ができ楽しかったです。今の高校生の発想をぜひいかしてほしいです」と話してくれました。

写真下:知事を囲んで記念撮影。

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三反園訓知事、お忙しい中本当にありがとうございました!またのお越しをお待ちしております。

2017年1月27日 (金)

W-KI 1学年の取り組み 1/20

毎週金曜日の6・7校時に行われている「総合的な学習の時間」。本校ではW-KIと銘打って取り組んでいることはこれまでもお伝えしているとおりです。

生徒たちは「人口問題」を柱に「ビジネス」「観光」「食」「環境」の中からひとつテーマを選択し、それに関連した課題研究を行っています。現在、1年生は研究したことを新聞形式でのレポートをまとめることを最終目標にこの数ヶ月取り組んでいます。

1月20日、この日1年生は南日本新聞の岩松読者センター長はじめ6人の講師をお招きして、新聞記事の書き方を勉強しました。

写真下:岩松さん(右端)は本校の卒業生です。昨年度は甲南塾の講師も務めていただきました。

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新聞記事は、大きく3つの要素「見出し」「前文(リード)」「本文」で構成されています。

写真下:「見出し」の作り方。

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記事の要旨を伝える「見出し」。約10文字という限られた字数の中で的確に伝えるには、漢字とカタカナ、ひらがなのバランスが必要とのこと。特に大きなニュースの見出しでは、白抜きゴチックにするなど目立つ工夫をするそうです。 

写真下:読者にわかりやすい記事の作り方。

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「前文(リード)」は記事の概略。前文を読むだけで記事のおおまかな内容がわかることが重要だそうです。「本文」は前文の内容が詳細に書き込まれている部分。

写真下:真剣な表情で解説に聴き入る生徒たち。

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記事を書く上で大切なことは「5W1H」が不可欠とのこと。つまり

「いつ(When)」「どこで(Where)」「だれが(Who)」

「なにを(What)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」

が無いと第三者に正確な情報が伝わりにくいのです。

写真下:さあ、うまく記事が書けるかな。

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教わったことをもとに、生徒たちは早速作成開始。

写真下:講師の方々から的確なアドバイスをいただきました。

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今後、約3週間かけてそれぞれが新聞形式のレポートをまとめ、2月中旬のW-KIの時間に発表を行います。皆さん、見る人に研究成果がしっかり伝わるレポートを完成させましょう。

岩松さんはじめ、南日本新聞読者センターの皆さん、ありがとうございました!

2016年7月20日 (水)

小論文コンクール

1、2年生は1、2限目に小論文コンクールを行いました。

この小論文コンクールは、論理的に思考し表現する力を磨くために、1・2年生を対象として総合的な学習の時間(W-KI)の取組の一つとして実施しているものです。

1限目にそれぞれ小論文を書き、2限目は、各グループ毎にお互いの小論文を読んで評価し合う活動を行いました。

マスターピース学年発表会

「マスターピース」とは、「傑作、名作、代表作、腕試しの作品」等の意味を持つ言葉で、本校では総合的な学習の時間「KI・W-KI」の集大成となる論文を意味します。

3年生は、1年次から「人口問題に起因する諸問題の解決」を目指し、4つのサブテーマ(①食 ②環境 ③ビジネス ④観光)のもと、各自が課題を設定し、その解決策を提案するレポート作成及び発表に向けて取り組んできました。その「マスターピース」の学年発表会を本日1・2限目、二甲記念館にて行いました。

発表の内容は、「子どもの食育」「火山と防災」「商店街の活性化」「砂漠農地化計画」など様々。少子高齢化や一極集中、世界における人口増加など、国内外の問題を取り上げ、それらに対する取り組みや実例を紹介したり、アンケート調査や関係者等へのインタビューなど行い研究した成果をまとめたりして、それぞれの視点から多くの解決策を提案しました。

また、「学びにUK」(英国研修)に参加した生徒の代表2人は、英語で自分の課題研究を発表しました。

どの研究発表も興味深く、発表者はもちろん、3年生にとって視野を広げる有意義な発表会となりました。

 

 

 

 

 

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