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甲南高等学校

剛 明 直(ごうめいちょく) 気高く 優しく 健やかに 

2022年7月29日 (金)

ダン先生,ありがとう!~ALTの先生とお別れ~

7月29日(金),3年間甲南高校でALTとして勤務していただいたダニエル・ホワイト先生が帰国されることになり,放課後有志の生徒・職員でお別れの場を設けました。

有志にもかかわらず,多くの生徒が集まり,ダン先生とのお別れを惜しみました。

都市工学を学ばれたダン先生は,授業だけでなく,SSHの研究活動に関する指導や論文への助言,部活動への積極な参加など多方面で活躍されました。

ちょっと恥ずかしがり屋で筋トレやF1が趣味のダン先生。日本語も3年で随分と上達されました。日本語でも積極的に会話する気さくなダン先生は,生徒に愛され,休み時間もお別れのメッセージを伝えに多くの生徒が来ていました。

コロナ禍の中,3年ぶりに帰国をされるということで,故郷へ帰る喜びもひとしおのことと思います。

写真下:集まった生徒は写真に入りきれず,一部の生徒と記念撮影

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写真下:職員による日本の伝統「万歳三唱」。生徒たちの大きな「万歳!」の声が響きました。

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写真下:生徒・職員に見送られていよいよ校門を出るダン先生

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最後は「鹿児島は,私の第二の故郷です。みなさんと学べて本当に幸運でした。甲南高校大好き,さいこー」と日本語でスピーチをされ,旅立たれました。

8月1日の飛行機でイギリスへ帰国されます。

3年間本当にありがとうございました!

KSWの取り組み~Konan Science Week~

1年生の夏季課外に欠かせないのは、SS探究Ⅰの内容を深める「Konan Science Week」。

 -通称、KSWです。

1学期に学んできたデータ収集やキーワード検索の仕方を身につけるべく、夏季課外の間毎日2コマを使って研究に役立つ様々な活動を行います。

前半の課外中に取り組んだことは↓

 ・論理的・批判的思考力養成講座

 ・統計講座

 ・統計グラフコンクールポスターのテーマ決め  etc...

普段の授業よりも深く、研究に必要な知識・技能を学ぶことができました。


前半の夏季課外の最終日となる本日は、鹿児島大学の研究室訪問。

Img_20220729_132956写真上:志水教授の研究室は、農学部所有の農園を見ながら集合

2~3人で研究室に直接うかがって、研究の内容や方法、学生生活について教えていただきました。

Img_20220729_145252写真:宮田准教授の研究室では、実際の器具(クリーンベンチ)で作業体験!

Img_20220729_133433写真:坂巻准教授の研究室で、害虫学について話を聞く生徒

大学で行われている研究の高度な内容に、生徒たちは一生懸命目や耳を使って理解しようとしていました。


「研究で失敗してもくじけないメンタルを、どうやって身につけたらいいか」。

質問コーナーで出てきたとある1年生の疑問に、宮田准教授は研究者としての姿勢をお話してくれました。

「研究の8割は失敗する。ではなぜ失敗したのか、単に事実を見つめて分析して、次の成功に繋げていく気持ちが大事です。」

夏季課外後半では、いよいよミニ課題研究に取り組みます。

今回の研究室訪問で、研究する上での思考力や方法についてたくさん学びがありました。

1年生諸君、失敗しても次の成功に繋げる気持ちを持って頑張ろう!

青少年のための科学の祭典2022

本校自然科学部7名と教員3名が、令和4年度7月23日(土)、24日(日)鹿児島市立科学館において「青少年のための科学の祭典2022」に参加しました。本年度は、午前の部、午後の部と各部で300名の参加者制限を設け、事前予約制で開催されました。

本校自然科学部は「ペーパージャイロを飛ばそう」を出展しました。ペーパージャイロとはアメリカで作られたXジャイロを紙で作ったものであり、小さな子供が作りやすく、また飛ばして遊びやすいものです。たくさん飛ばすにはコツがあり、自然科学部員は試行錯誤しながら、小学生中学生に説明していました。

「小さな子供に対して教える大変さや難しさを学ぶことができた。親子で一緒に、熱中して参加してもらったことが、嬉しかった。」と福永部長。

「伝える相手に実物などを見せてわかりやすく伝えることによって説明が簡単になる。

教えるなかで、説明を変えることでスムーズに制作をしてもらい、工夫のしがいがあった。」

と関山副部長・佐土原副部長

写真下:当日の様子

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今回の経験を通して学んだことを今後の活動に生かし、更なる活躍をしていってほしいです。がんばれ自然科学部!!!

写真下:自然科学部

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オープンキャンパスがありました!

7月28日(木)にオープンキャンパスがあり、900名を超える中学生が参加してくれました。

まず最初に、Zoomによる全体会が行われ、校長あいさつ、部活動や応援団によるパフォーマンスやプレゼンテーション、および生徒会による甲南高校の紹介がありました。

(写真下:生徒会長あいさつ)

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(写真下:応援団のパフォーマンス)

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その後、各教室で体験授業が行われ、中学生は希望する授業を実際に受けました。

(写真下:地理の授業)

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(写真下:生物の授業)1111_3

(写真下:英語の授業)

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最後に、中学生は部活動を見学し、在校生と直接触れ合う機会がありました。いろいろな部活動を自由に見学し、さらに校内の様子も知ることができたのではないでしょうか。

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甲南高校での1日はどうだったでしょうか。中学生のみなさん、お待ちしております!

2022年7月27日 (水)

応援団練習

7月中は夏季課外です。

放課後は、部活や自習、三者面談等それぞれが目標に向かって頑張っています。

9月の体育祭に向けた応援団練習も始まりました。

写真下:応援団練習の様子

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暑い中ですが、熱中症対策・新型コロナウイルス対策をしっかりとして、頑張りましょう。

体育祭本番が楽しみです。

2022年7月25日 (月)

7月28日(木)のオープンキャンパスについて

7月28日(木)のオープンキャンパスは、予定通り実施します。

SS探究Ⅱ 最終報告会 

20日(水)午前中、3年生のSS探究Ⅱの最終報告会がありました。

今回は、熱中症対策・新型コロナウイルス対策により、zoomによる配信で行いました。

写真下 発表の様子

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写真下:各教室の様子

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化学分野、生物分野、地学分野、社会科学分野の代表がそれぞれ発表を行いました。

発表の後の質疑応答では、たくさんの質問がありました。

生徒からは「すごく勉強になった」「新しい発見があった」等の声がありました。

1・2年生は、今回の発表を参考に、自分の研究をよりよいものにしていきましょう。

2022年7月23日 (土)

鹿児島の夏を彩ります

鹿児島、夏の風物詩「六月灯」。各地行われています。

今年も本校美術部、書道部の生徒が燈ろうの絵や書を制作、奉納しました。


7月15・16日に行われた照国神社の六月灯には、美術部1年生が描いた燈ろう絵を奉納しました。

写真下:お参りがてら、飾られている様子を見にいきました。

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写真下:美術部1年生が、3人1チームで描きました。

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写真下:横幅は250cmほどあります。

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天文館では、商店街企画で様々な学校の燈ろうが飾られています。

甲南美術部・書道部からは、34人の作品が飾られています。

場所はマルヤガーデンズ周辺です。

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照国神社は終わりましたが、天文館は8月末日まで飾られるようですので、近くをお通りの際はぜひともご覧ください。
(台風等天候の影響で、展示期間を変更する可能性があるようです。詳細は天文館の通り会にお問合せください)

2022年7月22日 (金)

夏季課外授業が始まっています!

昨日7月21日(木)より,前期の夏季課外授業が始まっています。

生徒たちは暑い中ですが,一生懸命授業を受けています。

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「夏季授業は,演習の授業が多く楽しい」

「いつもと違う時間割で新鮮だ」

「この夏で,苦手を克服するきっかけをつかみたい」

などの前向きな発言も聞かれました。

前期課外は,7月29日(金)まで。(28日はオープンキャンパスのため自宅学習)

後期課外は,8月17日(水)~25日(木)まで。

8月26日(金)が始業式および課題・実力考査です。

夏の暑さと戦いながら,夏季課外授業を通して,力を付ける夏にしてくれることと思います。

2022年7月21日 (木)

一学期終業式式辞

今年も甲南高校の一学期の最終日は,慌ただしく過ぎた。午前中大掃除で爽やかな汗をかき,その後,SSHの最終報告会を行った。1年生は小論文も書いて貰い,その後,先日のクラスマッチや各種表彰,更に全国大会出場者への激励,ダン先生とのお別れなど節目の一日が慌ただしく過ぎている。先週のコロナの急拡大の状況から心配することも多かったが,まだまだ感染対策を緩めてはならないが,本校では,落ち着いた状態になりつつあることにほっとしている。思い返すと,一年前の終業式では,久しぶりに2学年が体育館に入り,一学年だけズームでの配信を試行した。今年は,午前中から全て配信で行っているが,時間の経過は,こういったものへの順応に繋がっている。リモートでの在宅勤務から,東芝やNTTは原則在宅勤務とするなど,新たな動きも出ている。しかしながら,コロナ禍で在宅を認めていたホンダは,原則週5日出社に戻している。それぞれの動きの深読みもしてもらえたらと思う。また,ICTを活用しての話は,今の3年生が1年生の時に,自宅学習期間中に試行している。今回の自宅待機対応でも一部施行が行われたが,一年生には本日タブレットの配布を行い,更に活用を深めてもらいたい。
 さて,ダン先生をお送りするが,本当に感謝している。熱心なALTというだけでなく,土木工学を専攻してきたという面,俳句の教科横断型授業で見させてもらった幅広い教養など,その多面的な才能から,影響を与えて貰って感謝している。文理融合型という表現をよく聞くが,実は新しい話ではない。赤﨑先輩のノーベル賞は有名だが,日本人のノーベル賞第一号は誰だったか。そう,物理学者湯川秀樹だが,彼は珠玉のエッセイストでもある。同様に,森鴎外が,実は陸軍医学界のトップとして活躍した話も有名であり,医学の留学でドイツに渡ったときの恋をベースに書かれたのが舞姫である。このように,例えば文武両道というが,極めることと,広く求めることは決して不可能では無いと思う。極端な言い方になるが,意欲・能力・工夫があれば,二兎も三兎も追えると思う。意欲というには大げさかもしれないがきっかけの部分で,考えてもらいたいことがある。SSHも三年目になると他の学校では経験できないようなプログラムの紹介がある。5月の全校朝礼で紹介したこの夏に実施予定の女子対象のスタンフォード大・トロント大6日間オンラインサマーキャンプ,テルモ財団からの紹介で全国11の高校に対して,国内の先進的な研究機関に赴きそこで研究をする,もちろん経費は財団が持ってくれるなど,いずれも魅力的なものであったにも関わらず,応募者が無かった。残念である。中には,そんなのがあったのと思う諸君もいるだろうが,宮脇先生にお聞きすると他にも本当に多く紹介が来ているのに手が上がらなかったということだった。一年生には,5月にオンラインで先輩の話を聞いてもらった中でも,課題研究を文武と共に三つ目の柱として取り組んだことが話されたが,それ以外にも卒業生の保護者から,探究したことと学部選びとの相関の話も聞いた。きっかけは,待っていても来ない。自ら求める姿勢を忘れないでほしい。また,学びにUKの選考においても,こういった事業に取り組んできたかを選考の参考にするべきということも考えられる。
 関連して,年度当初に話した「勉強から学問へ」「アウフヘーベン」という点についても,言及する。先日配られた「進路の手引き」にも書いたが,先程の例ではないが外の,他人のことから自分の在り方を考え,自走する姿勢というのは出来ていただろうか。方法論や,他への参考依存度はそれぞれ異なると思うが,大切なのは,自分で考えるということだ。手引きの合格体験記も今年も興味深い物が多かったが,甲南スタイルにのることの大切さを言いながら,先生の言うこと全てを鵜呑みにするのは時間の無駄いうものもあった。限界を超える意味でも,否定の意味でないクリティカルシンキングは大切である。
 アウフヘーベンも,簡単に言えば,現状を肯定・否定両面で捉えて,次の高い段階へ進むことだ。各人が,自分の一学期を両面で捉えて,次へ進んでほしい。

一学期のまとめとして,外にも言うべきことは沢山あった気がするが,いずれにせよ途中経過である。現状肯定に立つか,現状否定に立つかはそれぞれだが,先程から述べているとおり,広い視野で,より自分とって厳しい尺度で,二学期からの成長に繋がる夏の過ごし方を期待したい。

鹿児島の夏は暑い。しかし,気温を見る限り,全国ではもっと酷暑の所もある。炎天下で目的に向かって頑張っている高校生も多い。負けるな,甲南生。

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