3-0 校長室から
ごあいさつ 校長 宮田 俊一
校 訓 「剛 明 直」「気高く 優しく 健やかに」
教 育 方 針 「地球規模でものを考え行動するリーダーの育成」
今年度のテーマ 「潜在能力を引き出し,自走する生徒へ」
甲南高等学校は、中学造士館(明治17年設立)、旧制第二鹿児島中学校(明治39年創立)と旧制第二高等女学校(明治43年創立)を前身とし、今年度創立117年を迎える歴史と伝統のある学校です。ノーベル物理学賞を受賞された赤﨑勇先生をはじめ、これまで多くの卒業生が、県内はもとより国内外の様々な地域、分野で活躍しています。
本校が建つ地域は、幕末の頃、「三方限(さんぽうぎり):上之園・上荒田・高麗の三町の総称」と呼ばれ、明治維新の変革に殉じた人々をはじめ、幕末維新に活躍した多くの志士を輩出したところです。「甲南」という名は、「甲突川の南にあたり、かつ西郷南洲(隆盛)・大久保甲東(利通)を輩出している由緒ある地域」に由来しています。近隣には、明治維新や鹿児島の歴史に触れることができる石碑等や都市開発の進む賑やかな商業施設が多数あり、まさに本校は歴史と最先端を肌で感じられる恵まれた環境にあります。
生徒は、旧制二中・二高女時代から受け継がれてきた校訓「剛 明 直」「気高く 優しく 健やかに」と、本校の教育方針である「地球規模でものを考え行動するリーダーの育成」のもと、甲南高校生としての誇りをもって、学業や部活動、生徒会活動等に日々励んでいます。部活動の加入率も90%を超え、県内外の各種大会で活躍しながら、難関大学・学部への合格をはじめとする各自の進路実現を果たすなど、文武両道を体現しています。
本校は、令和2年度に文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、SS探究(総合的な探究の時間)における課題研究により「科学的なアプローチによる研究を通してより良い未来創造に挑戦し続ける科学技術系グローバルリーダーの育成」の具現化を図っているところです。
また、今年度は「潜在能力を引き出し、自走する生徒へ」をテーマに、生徒が様々な教育活動に主体的に取り組むことで、自身の持つ潜在能力を引き出し、それを強みとし、卒業後の可能性を広げるよう更なる高みを目指そうとする態度を育む教育を展開したいと考えています。
すべての生徒が充実した高校生活を送りながら、目指す甲南生の姿に近づけるよう、PTAや同窓会等のご支援・ご協力のもと、教職員一同全力で取り組んでまいります。
令和5年4月