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甲南高等学校

剛 明 直(ごうめいちょく) 気高く 優しく 健やかに 

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2016年3月

2016年3月 8日 (火)

「学びにUK」5日目

5日目もいい天気です! ドアを一歩出ると,思わずここは本当に鹿児島!?と思う寒さですが,よく考えたらイギリスだということに気づきます。

Img_1526今日も綺麗な青空で始まりました。

Oxford大学研修2日目です。今日は月曜日なので,"Bad traffic jam!"と渋滞が酷いことを聞いていましたが,東京のいわゆる「環八」に当たる高速道路(ロンドンの周りをぐるっと回っている環状線です)のM25が本当にすごく混んでいました。ドライバーさんから「下道を行くけど,70分早く着くからいいよね」と言われ,思いがけず下道の田舎道をゴトゴトと進むことになり(実際は舗装された道なので,ゴトゴト言いませんが),イギリスの田舎風景が堪能できて,本当にラッキーでした。車中からだったので,写真は撮れませんでしたが,イギリスの農村風景はどこまでもなだらかな丘が続く中に牧草地が広がり,たまに羊もいて(大抵寝ています),心が洗われます。

Oxfordには奇跡的に10:00にちゃんと着きました。ドライバーさんの努力のお陰です。ちなみにドライバーはナビとしてGoogle Mapを使っていて,世界は本当にglobal化していることに気づきます。Londonを歩いていてコベントガーデンでMujiも見つけましたが(無印良品です),いつかそのうち,日本でもよく見るコンビニなどが進出して,プリペイドカードも使えるようになるのではないかなどと考えます。周りの人もiPhoneを使っている人は多く(呼び出し音が同じなのですぐわかります),「どこでも同じ化」は進んでいくのだと肌で感じます。

Img_1531Christ Churchの前で写真撮影。

Oxford大学では,まずChrist Churchに行きました。ここはハリーポッターの撮影で使われたカレッジです。下見で訪問した時には,例の有名な食堂は部外者には解放していなかったのですが,今日はすべてを解放しており,信じられないラッキーさに驚きました。ちなみに,ハリーとロンとハーマイオニーの3人が主人公ですが,実はハーマイオニーさんはこのOxford大学に2012年に在籍されていましたし,古くは津田塾大学を創設された津田梅子さんもOxford大学で学ばれていました。

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Img_1540Christ ChurchのHall. ここで朝食を食べてみたいです。

Christ Churchの後はSt. Mary'sのChurch Towerに登りました。階段がすごく急だったのですが,ここもそんなに登る機会はない上に(Oxford大学院生は勉強に忙しく,登れないみたいです),しかも快晴だなんて本当にありえないと思います。ちなみにOxford大学の学生さんも一緒に上がってくれたので,入場料などが無料か,安くなっています。

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Img_1548St. Mary'sからOxfordの街並みを見ました。

その後,昨日も使用したSt Antony's Collegeの中へ。Nissan Institute研究所の建物も見せていただいた後,昨日の教室へ。5日目は逆にOxfordの学生のみなさんが甲南生に何を研究しているか,なぜOxfordにきたいと思ったのか,などを話してくれました。全部で5,6名の話(といってもすごく全て深いのですが)を聞くことができました。AIUを出てOxfordに来られている学生の話や,日本の徳川政府に興味を持ち,その当時の文献を読むために古典と漢文を独学で学んでいるアメリカ人の方のお話,そして昨日紹介したセウォクさんの研究を聞き,「難しくよくわからない部分もあった」という声もありましたが,「まだまだ自分は分からないことが多い。勉強しなければダメだ」と思うことが本当に大切です(実際に「すごく勉強したい気持ちになった」と生徒は帰りのバスの中で話していました)。その意味で,この研修も非常に良かったのではないかと思います。

Img_1555Nissan Instituteの中で。

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研修の様子。みんな熱心に聞いています。

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学ぶには,モチベーションと間違いを恐れない心などが必要。

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みんなで記念撮影。

帰りはカレッジの入り口の前で,この2日間で流行していたOxfordポーズで記念撮影をしました。5日目も非常に良い研修になったのではないかと思います。

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Oxfordポーズで記念撮影。

 

2016年3月 7日 (月)

「学びにUK」4日目

4日目はいよいよOxford研修です。Oxfordのマスターコースやドクターコースの学生に向かって生徒は発表します。

朝起きるとまたもや信じられないくらいいい天気でした。繰り返し書きますが,イギリスではとても珍しいことです。放射冷却のためか,結構寒く,バスの2階からみるとバス停の天井が凍っていました。

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Img_1451凍っているバス停の天井。

7:45にStudy CentreであるBaptist Churchに集まり,貸切バスで出発。日曜日なので空いていて,だいたい80分ぐらいでつきました。

Img_1516Enfieldの街並み。スタバやサブウェイもあります。

Oxfordに着いたら,Oxfordの学生と簡単に自己紹介をして,まずはカレッジ見学へ。Oxford大学はたくさんのcollegeが集まって1つの大学になっています。さらにcollegeにはそれぞれ学部があります。端的に言えば,たくさんの大学の集合体みたいな感じです(Collegeは全部で40程度あります)。

まずはその中で有名なBodleian Library(ボードリアン図書館)へ。ここはイギリスに6つあるイギリス及びアイルランドのすべての出版物が収められる図書館の1つです。その中でも象徴的なラドクリフカメラとよばれる建物の前でみんなで写真を撮りました。そしてそのボードリアンの銅像を見たり,各部屋を見たりしました。

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ラドクリフカメラの前で記念写真。

また,それから,その中のT・S・エリオットや皇太子徳仁親王が学んだ名門カレッジであるMerton Collegeなど幾つかのカレッジを訪問しました。各カレッジにはチャペルがありますが,その中にはかなり大きなパイプオルガンもあります。初めてのチャペルやパイプオルガンに感動した生徒も多かったと思います。

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午後はさらにOxfordの学生が集まってくれて,それぞれの研究を発表しました。

Img_1521Oxford大学で発表しました。

その中で数学を用いて社会的ネットワークについて博士号コースで勉強されているセウォクさんから手紙をもらいましたので,訳して載せて4日目のレポートは終わりたいと思います。

今日は,生徒さんたちが間違いなく今まであったほとんどの日本人よりもかなり高いレベルの英語をすらすらと話すことだけでなく,見せていただいたその課題研究のレベルにも本当に驚かされました。身の回りのコミュニティに概して関連するプレゼンを聞き,生徒さんたちはとても明晰で,とりわけ,課題を考えたり,その課題解決に向けて自然に考える能力を持っていると感じました。このことは潜在的に,将来の課題を解決する源となると思います。この努力をされた生徒さんたちのうしろには,ずっと生徒を支えてこられた先生方や,影響を与えてくれた周りの人々などがいることと思います。その生徒さんたちの素晴らしさはもちろん同時にその周りのみなさんの素晴らしさでもあると思います。彼らが達成してくれる未来を見ることをとても楽しみにしています。

 

全校朝礼 3/7

今日は3年生のいない年1回の全校朝礼です。冒頭,いつものように表彰式を行いました。表彰されたのは次の皆さんです。

・吹奏楽部 第41回九州アンサンブルコンテスト銀賞 管打楽器八重奏
・演劇部 第24回県高等学校演劇祭(冬季大会)優秀賞
・ESS 第2回県中高生英語プレゼンテーションコンテスト
     高校生の部 第1位 伊島美咲(1年)豊島鈴(1年)
・空手道部  第33回氏空手道選手権大会
     組手個人戦高校一般女子の部 第3位 坂元渚(2年)

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その後,校長先生から講話がありました。
・インフルエンザが流行している。気温の上がり下がりが激しい。しっかり体調管理をしてほしい。
・「学力の経済学」という本を読んだ。経済学の視点から実証的に学力を伸ばすにはどうすれば良いかということが書いてあり面白かった。「あなたは頭がよい」という褒め方はだめで,「あなたはよくがんばった」と褒める方がやる気が出るということも書いてあった。大人になって成功する秘訣として「自制心=我慢する力」と「やり抜く力」とが大切だとも書いてあった。
・校訓の「剛明直」も未来の成功の鍵だ。特に直は「素直であれ」という意味であり,いろいろな助言を受けたとき,素直に受け入れて実行してみることができるかが問われる。
・今週は3年生の前期試験が発表される。毎年,失敗した先輩たちが後悔の言葉を口にする。それを繰り返さないためには,どこかで発想を変えてスイッチを入れることができるかだ。
・明日からの自宅学習期間から春休みにかけての過ごし方がとても大切だ。青春の無駄遣いにならないように自覚して取り組んでほしい。

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甲南高校新聞 237号

甲南高校新聞237号が完成しました。卒業式前日に生徒に配布しました。
記事の内容は次のとおりです。
1面 わっぜ甲南新たなるステージへ  卒業おめでとうの言葉
   67期生の3年間の主な出来事  論説「協力とは」 分水嶺
2面 贈る言葉~卒業する君たちへ~3年担任・副担任 67期生出願状況
3面 私たちの一票が世の中を変えていく~18歳選挙権について考える~
4面 部活動潜入記演劇部 鳶目兎目231 我が校の誇る名物生徒
   甲南歴史散歩~中原猶介~ 突撃先生のお昼ご飯 編集後記

甲南高校新聞237号  15sinbun_no237.pdfをダウンロード

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2016年3月 6日 (日)

卒業式の写真集が出来ました。

お待たせしました。卒業式の写真集ができました。写真110枚をスライドショーにしてあります。今年も前列席に座った皆さんが何回も写っている反面,写っていない人もたくさんいて申し訳ない気持ちです。式の雰囲気をご覧ください。

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卒業式写真集(写真は同じもの。音楽はいつものTAM Music Factoryから「いつの日か」)

短い(早速)バージョン(26.9MB 3'51")160301sotugyousiki1.mp4をダウンロード

中間(中速)バージョン(30.2MB 5'47")160301sotugyousiki2.mp4をダウンロード

長い(低速)バージョン(32.9MB 7'43")160301sotugyousiki3.mp4をダウンロード

「学びにUK」3日目

3日目は,いよいよロンドンの街並み見学とマチルダ鑑賞です(電波の入りが悪く,更新が遅れました。すみません)。

3日目はサブテーマ観光についていろいろと研修します。 まずは,Enfield Town Stationに集合。とても気温が低い(朝,0度でした)上にみぞれも少々降っていて寒い朝でしたが早めに集まりました。そして,ガイドのタイヴァースさんとお会いしました。

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Enfield Town Station. 詩人のJohn Keatsの学び舎後に作られました。

ロンドンはTube/Undergroundと呼ばれる地下鉄が有名ですが,まずはOverground(地上を走る電車)でLondonのLiverpool Street Stationへ。あっという間につきました。

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電車の中で。

Liverpool Street Stationを出て,すぐにKing's Cross駅に。ハリーポッターでとても有名です。ハリーポッタでは,プラットフォーム9 3/4が有名ですが,実際には,プラットフォーム4と5の間で撮影したとの話がありました。観光客もとても多く,賑わっているのがわかります。日本も観光立国を目指していますが,学ぶことが多そうだと感じます。

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ハリーポッターの撮影が行われた場所。

そのあとでピカデリーサーカスへ。そこで集合写真を撮りました。そして,街並みをみながらコベントガーデンへ。コベントガーデンは花などの市場があった場所ですが,今はいろんな店が並ぶ名所になっています。ここも大変混んでいました。王立オペラ劇場の美しい建物もあったのですが,残念ながら工事中のため,裏口でも写真を何枚か撮りました。

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ピカデリーサーカスで。

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王立オペラ劇場の前で

そのあと,いよいよミュージカルのマチルダを見に劇場に移動しました。全員でライトレッドの服を着ているので,すぐに団体だと分かってくれます。税関でもそうでしたが,みんなで同じ服を着ていると,列に並ばなくても優先的に入れてくれるところが多く,やはり同じ服を着るのは大事だと感じました。

で,マチルダですが,14:30-17:00の予定だったところ,少し伸びて17:15に終わりました(お父さん役の人が,今ファン投票を行っているのでみんな投票してくださいね,などと言っていたため長くなりました)。しかし,やはり本場のミュージカルは迫力がすごかったです。最後にマチルダが仁王立ちするのが有名ですが,同じポーズをして立ちあがっている生徒も結構いました(上映中は写真撮影が禁止だったので,始まる前に舞台の写真を撮りました)。「仕掛けもすごかった!」と生徒は話していました。

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マチルダの劇場。開始前。

ちょっと終わるのが遅かったので,急いで地下鉄のPiccadilly線で移動して,18:00のLiverpool Street Station発の電車でEnfieldに帰りました。18:35にEnfieldの街に着きました。

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Liverpool Street Stationのプラットフォーム

あっという間の3日目でした。

鹿児島マラソン2016

今,鹿児島マラソン2016が行われています。本校からは数学の牧先生と養護の永田先生が走ると聞き応援に行ってきました。心配された雨も何とかもっているようです。騎射場付近で応援していると,さすがにものすごい数のランナーで永田先生は発見できないまま,牧先生は先生の方からこちらを見つけてもらい写真に納めることができました。お二人の先生最後までがんばってください!

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2016年3月 5日 (土)

「学びにUK」2日目

「学びにUK」グループの2日目が終了しました。ロンドンにしては珍しく朝,青空が広がっていました。良い幸先ではないかと思いました。

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朝起きたら,イギリスではあまり期待できない青空が広がっていました。

今日はStudy CentreになっているEnfield Baptist Churchでオリエンテーションおよびプレゼン準備等を行いました。

午前中は今回のイギリス研修のお世話をしていただくCHEのスタッフのオリバーさんによるオリエンテーションです。イギリスのお金の種類や,学校のシステム(イギリスにはLevel Aなどのセンター試験に似たテストがあります),今回の研修で訪問する予定の場所などについて学びました。また,人口問題でよく出てくる語彙についての研修もありました。生徒は"What is the difference between the word 'migration' and 'immigration'?"などの質問を行うなど活発に参加していました。

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オリバーさんの講義に積極的に参加しました。

昼食時間は,みんなでホストファミリーに作ってもらった弁当を広げて,日本と弁当の違いについて話したりしました。サンドイッチを普段食べないので,頼んだら多すぎて食べきれない,どうしよう・・・となっていたり,自分の嫌いなものをちゃんと言えずに入っていたり,いろいろです。こちらはフルーツをたくさん食べる風習がありますが,引率の先生の弁当には柿が入っていました(もちろん皮は剥いていないし,ナイフもないですが,どうしょうもないので,そのままおいしく食べました。何事も経験です)。「このリンゴ,すももみたいです!」と言った人もいましたが,それはすももだったという事件もありました・・・。

午後はまずはプレゼン練習です。みんなでプレゼンを発表し合って,改善点について述べたりしました。もうすぐプレゼンがあるので,だいぶ熱が入っています。そのあと,実地訓練ということで,みんなでスーパーマッケットに行って,買い物をしました。外国でスーパーに行くと,だいぶ様子が違うので楽しいです。生徒はお土産も買っていたようです。

2日目の研修は午後4時に終わりました。いつもなら学校は7:30に始まり,18:30に終わります。イギリスでは時間の流れが違うので,戸惑いも見られました。「今日,ホストファミリーと過ごす時間が長いね」と話している生徒もいました。

そのあと,みな無事に帰りました。ホストファミリーとのコミュにケーションがうまくいかなかったのか,ちょっとしたトラブルもありましたが,6時にはみな家に帰り着きましたので,実質的に活動日1日目としてはうまくいった方ではないかと思います。

あと生徒たちは毎日記録を書いているのですが,出発前に書いていたページによく出ていた「不安」「緊張」といった言葉も「おいしい」「食べきれない」などに変化していたので,大丈夫ではないかと思います。ご飯もイギリス料理はどうかな...というのもあったのですが,「おいしかったです!」というコメントもあり,まずは一安心です。洗濯も私がやるから出してねとホストファミリーに言われていたようで,この点も安心です。

明日は,キングスクロス駅に行ったり,ピカデリーサーカスから,コベントガーデン,そしてマチルダのミュージカル鑑賞と忙しい日です。昼食も自分で買って食べます。駅にお揃いのパーカーを着て9時に集合ですが,みんなちゃんと間に合うかな?

(二日目はあまり動きがなかったので,写真をあまり撮りませんでした。昼食などまた後日アップします)

インフルエンザ対策

昨日の欠席者は50人を越えて今年度で一番多くなっています。全員がインフルエンザということではないようですが,流行の兆しが見えます。
生徒の皆さんは,この土日,無理をしないようしっかり休養して体調管理をしてください。なお,8日(火)からは自宅学習期間に入ります。

2016年3月 4日 (金)

「学びにUK」2期生募集保護者説明会

本日,17:30から「学びにUK」2期生募集のための保護者説明会を開催しました。
保護者同伴で80組以上の出席に加え,生徒だけで出席した者もけっこういましたので,1期生の説明会より出席者は多くなったようです。
冒頭,校長先生から次のようなあいさつがありました。
・スーパーグローバルハイスクールとしてW-KIの時間の時間を中心に課題研究やディベートに取り組み,調べ,まとめ,発表する力はだいぶついてきた。
・これらの活動は,グローバル社会を生き抜くためにも,あと2年後に迫った大学受験においても必ず役立つ。
・「学びにUK」グループは課題研究を英語で行うことになる。英語の力は確実につくが,どんな課題研究をするのかが問われる。
・もちろん大変だが,1+1を3にも4にもする取組であり,挑戦する価値がある。
・同窓会の創立110周年記念事業として実施される。同窓会の支援を受けられる本校の環境は全国に誇れるものだ。10年後の後輩のためにしっかり取り組んでほしい。
そのあと,担当の堀切先生から,スライドを使って,あらためて事業の説明があり,最後に,志望理由書の内容や今後のスケジュールについて確認がありました。

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