「学びにUK」4日目
4日目はいよいよOxford研修です。Oxfordのマスターコースやドクターコースの学生に向かって生徒は発表します。
朝起きるとまたもや信じられないくらいいい天気でした。繰り返し書きますが,イギリスではとても珍しいことです。放射冷却のためか,結構寒く,バスの2階からみるとバス停の天井が凍っていました。
凍っているバス停の天井。
7:45にStudy CentreであるBaptist Churchに集まり,貸切バスで出発。日曜日なので空いていて,だいたい80分ぐらいでつきました。
Enfieldの街並み。スタバやサブウェイもあります。
Oxfordに着いたら,Oxfordの学生と簡単に自己紹介をして,まずはカレッジ見学へ。Oxford大学はたくさんのcollegeが集まって1つの大学になっています。さらにcollegeにはそれぞれ学部があります。端的に言えば,たくさんの大学の集合体みたいな感じです(Collegeは全部で40程度あります)。
まずはその中で有名なBodleian Library(ボードリアン図書館)へ。ここはイギリスに6つあるイギリス及びアイルランドのすべての出版物が収められる図書館の1つです。その中でも象徴的なラドクリフカメラとよばれる建物の前でみんなで写真を撮りました。そしてそのボードリアンの銅像を見たり,各部屋を見たりしました。
ラドクリフカメラの前で記念写真。
また,それから,その中のT・S・エリオットや皇太子徳仁親王が学んだ名門カレッジであるMerton Collegeなど幾つかのカレッジを訪問しました。各カレッジにはチャペルがありますが,その中にはかなり大きなパイプオルガンもあります。初めてのチャペルやパイプオルガンに感動した生徒も多かったと思います。
午後はさらにOxfordの学生が集まってくれて,それぞれの研究を発表しました。
Oxford大学で発表しました。
その中で数学を用いて社会的ネットワークについて博士号コースで勉強されているセウォクさんから手紙をもらいましたので,訳して載せて4日目のレポートは終わりたいと思います。
「今日は,生徒さんたちが間違いなく今まであったほとんどの日本人よりもかなり高いレベルの英語をすらすらと話すことだけでなく,見せていただいたその課題研究のレベルにも本当に驚かされました。身の回りのコミュニティに概して関連するプレゼンを聞き,生徒さんたちはとても明晰で,とりわけ,課題を考えたり,その課題解決に向けて自然に考える能力を持っていると感じました。このことは潜在的に,将来の課題を解決する源となると思います。この努力をされた生徒さんたちのうしろには,ずっと生徒を支えてこられた先生方や,影響を与えてくれた周りの人々などがいることと思います。その生徒さんたちの素晴らしさはもちろん同時にその周りのみなさんの素晴らしさでもあると思います。彼らが達成してくれる未来を見ることをとても楽しみにしています。」