校内の紅葉
前記事の生徒の登校風景に写っていますが,校門の正面にある校訓碑(鎌田元知事の書,平成元年設置)のそばのモミジが紅葉しています。イチョウの黄色といいコントラストです。
甲南高等学校
剛 明 直(ごうめいちょく) 気高く 優しく 健やかに
前記事の生徒の登校風景に写っていますが,校門の正面にある校訓碑(鎌田元知事の書,平成元年設置)のそばのモミジが紅葉しています。イチョウの黄色といいコントラストです。
ヤツデのつぼみは今日は写真左のような状態で,やっと花のように見えてきました。写真右は玄関の裏側にある池のそばに咲いているツワブキの花です。ふきのとうができるフキとは違うようです。余談ですがフキという言葉の由来は冬に黄色の花を咲かせるところから冬黄(ふゆき)がつまってフキになったそうです。以前サザンカとビワの花を記事にしましたが,こうやって眺めると冬に咲く花もたくさんあるんですね。
またまたイチョウの話ですいません。校内にはたくさんのイチョウの葉っぱが落ちています。その葉っぱをよく見てみると,いろんな形があるようで,記事にしてみることにしました。写真をご覧ください。葉を6種類に分類してみました。
①180°に開いた扇形
②そこまで開いていない扇形
③丸く開いていない三角型
④①②の扇型に一つ切れ込みがある型
⑤④がハートに見える型
⑥切れ込みがたくさんある型
数としては①②の2つが一番多いと思います。③も写真ではあまりわかりませんが扇の丸く開いた部分が直線になっているものがあるようです。④のような一つ切れ込みがあるものもけっこう見られます。ただ切れ込みの深さがいろいろあるようです。⑤のようなハート型に見える葉っぱは楽しいですね。⑥のように切れ込みがたくさんある葉は西門の工事区域のイチョウのそばにたくさん落ちていました。木によるのかもしれませんね。
11月2日付けの記事でヤツデの花を紹介しましたが,校門の左手奥,照明灯が立っている奥に校内で一番大きなヤツデの木があります。今日見てみると,右の写真のようになっていました。10月28日に撮った写真が左の写真です。その時は何だろうと思っていましたが,やっぱりつぼみだったんですね。1か月かかってやっとつぼみが膨らんだようです。
このところぐずついた天気が続いています。あまり寒くはないのですが,イチョウの黄色が増し葉がたくさん落ちています。イチョウの落ち葉の掃除がたいへんな季節になりました。これも甲南の風物詩ですね。
北校舎の南側を眺めるとモミジやツタが赤くなり,また,地面にはドングリがたくさん落ちていました。こんなところにもドングリができる木があったんですね。(9月2日に記事にした南門のところにあるマテバシイとは種類が違うアラカシという木のようです。)
今朝はこの秋寒い朝でした。本校のイチョウにも黄色く色づいたものもあれば,まだ緑の葉っぱのままのものもあります。
なぜイチョウは黄色になるか? 調べてみると,葉っぱの緑はクロロフィルという色素で,落葉樹ではこの色素が寒くなると分解してなくなるため,もともとこれも葉に含まれていた黄色の色素カロチノイドが見えてくるようになるそうです。条件によって異なるようですが,日当たりがいいところほどクロロフィルの分解が進んで黄色が目立ってくるようです。(最初の投稿から文章を少し修正しました。)
さらに葉に糖分があれば,さらに赤色のアントシアニンが作られ紅葉になりますが,イチョウでは糖分が幹に吸収されアントシアニンが作られないため,黄色の色素のカロチノイドだけが残り黄色の葉っぱになるそうです。
11月2日付けでヤツデの花を紹介しましたが,今日はこんな花を見つけました。体育館の西側垣根に学校に1本だけビワの木があります。そのビワの木に花が咲いていました。こんな季節に咲いた花からやがてビワの実ができるんですね。その隣にはサザンカも咲いています。
しばらく天気がぐずついていましたが,今日は秋晴れ。校内にたくさんあるイチョウの中で正門を入って左側のイチョウ4本だけが黄色くなり青空に映えてとてもきれいです。
10月15日の記事でクスノキにたくさんの実ができていることを紹介しましたが,だんだん実が黒くなり今は下写真の様子です。本校にはたくさんのクスノキがあるため,実が落ちてあちこちに黒い小さな実がころがっています。つぶれると小さなぶどうの皮のように見えます。
これは何の花でしょう?正解はヤツデの花です。校内では正門付近の庭園のあちこちにヤツデの木があります。そのうち小さなヤツデに花が咲いていました。(写真は31日に撮影したものです)
ヤツデは日本原産の常緑低木で,ヤツデの名前は葉が7~9つに大きく切れ込むところに由来し漢字で書くと「八つ手」ですが,実際には8つに切れ込むことはないそうです。別名で「天狗の葉団扇」「鬼の手扇」と言うそうですがそんなイメージですね。