朝の蝉時雨
夏です。今年は蝉がなかなか鳴かないなって思っていましたが,夏が来ました。朝の日差しとともに蝉が鳴き始め,学校中蝉の大合唱が聞こえます。夏らしくていいですね。
朝8時前,玄関付近で蝉の声を録音しました。動画でお聞きください。
甲南高等学校
剛 明 直(ごうめいちょく) 気高く 優しく 健やかに
夏です。今年は蝉がなかなか鳴かないなって思っていましたが,夏が来ました。朝の日差しとともに蝉が鳴き始め,学校中蝉の大合唱が聞こえます。夏らしくていいですね。
朝8時前,玄関付近で蝉の声を録音しました。動画でお聞きください。
鹿児島地方は昨日梅雨に入り,今日も時々強い雨が降っています。グランドも田んぼのようになっています。
イチョウの実であるギンナンと言えば本校の秋の風物詩で,昨年秋に何回か当ブログで紹介しましたが,「別館の外階段を上がると,もうたくさん実がついているのがわかるよ」と教えてもらい,さっそく(灰が降る中,昨日)写真をとってきました。この季節にすでにギンナンの実がこんなに大きくなっていることを知りませんでした。この実が紅葉とともにだんだん熟して黄色くなっていくんですね。
口永良部島の噴火のニュースが伝えられていますが,桜島も今朝から今までに5,6回は噴火・爆発しているようです。写真左のようにあまり大きな噴火ではないようですが,風向きが東で鹿児島市本校付近は朝から灰色の街と化しています。写真右のように先生方の車も真っ白です。窓が開けられないため,午後から教室ではかなり暑くなり,今年度初めて臨時的にエアコンを動かしています。
南門のすぐ脇に「マテバシイ」という木があります(昨年9月2日の記事にも出ています)。今ちょうど花期にあたっているようで,ブラシのような形状の長さ5~9センチで黄褐色の花が咲いています。植物図鑑等によると,別名「薩摩椎(サツマジイ)」ともいうそうです。秋には実(いわゆるドングリ)をつけます。ドングリ類の多くはタンニンが多いため渋く,そのままでは食べられないそうですが,このマテバシイの実はタンニンを含まず,そのままでも食用になるそうです。日本名「マテバシイ」の由来は,葉が「マテ貝」に似ているためといわれています。学名は「pasania edulis Makino」。「edulis」は「食べられる」という意味だそうです。秋が楽しみです。
鹿児島では午前中はけっこう土砂降りのタイミングもありましたが,昼過ぎには雨も止み,放課後には青空も出てきました。センダンの花が辺り一面に散っています。珍しい5月の台風でした。どこにも被害がでなければいいのですが。
4/9の記事にクスノキの花の写真を載せましたが,本校にはクスノキの大木が数本あります。この時期,そのクスノキの下を通るとぱらぱらと何か落ちてきます。散ったクスノキの花のようです。地面いっぱいに落ちてノコギリで木を切った時の木くずのように見えます。花粉は見えませんが目にも何か入ったような感じになります。そろそろこのクスノキの花の時期も終わりに近づいてきました。やっと庭そうじが楽になりそうです。
秋にヒヨドリに実を食べ尽くされたセンダンの話を記事にしましたが,そのセンダンの木に花がいっぱい咲いています。
木の下に立つと,ほのかに甘いいい香りがしますでの「センダンは双葉より芳し」という言葉を思い出したのですが,調べてみるとこの言葉が示すセンダンは香木として知られる白檀のことで,日本で一般に見られるセンダンの木とは違う木だそうです。
ちなみに「栴檀は双葉より芳し」の意味は,栴檀(白檀)は発芽したころから芳香を放つことから,優れた人物は幼いときから他と違って優れていることを示すことわざだそうです。大器晩成の逆の意味の言葉ですね。
本校にはトウオガタマの木が2本あります。1本は二中時代からあるらしい老木,もう1本は若い木です。オガタマは漢字では「招霊」と書き,神木とされて神社の神域などに植栽されている例がみられるようです。本校にある木は日本原産のオガタマとは別種で,トウは「唐」と書き中国原産だそうです。
写真は北校舎グランド側にある若いトウオガタマの花の様子です。花にはバナナのような独特の甘い香りがあるのが特徴とのことです。(私はそこまで感じなかったけど・・。)
体育館の西側のフェンス沿いに1本のビワの木があります。だいぶ実が黄色く色づいてきました。見た目はおいしそうですが,食べられるかなあ。