甲南新書第十五集
甲南新書第十五集が出来ました。今回は平成27年に実施した3回の甲南塾の講演内容を収録しています。3年生には卒業式前日の明日,1・2年生には卒業式後少し時間をおいて配布する予定です。


甲南高等学校
剛 明 直(ごうめいちょく) 気高く 優しく 健やかに
甲南新書第十五集が出来ました。今回は平成27年に実施した3回の甲南塾の講演内容を収録しています。3年生には卒業式前日の明日,1・2年生には卒業式後少し時間をおいて配布する予定です。

本日,14:20から平成28年第1回甲南塾を行いました。
講師に南日本新聞読者センター長の甲南29期の岩松マミさんをお迎えしました。岩松先生には11月に1年生のW-KIの時間に新聞記事の書き方講座で講師をしていただいたことがきっかけで,ぜひにと甲南塾の講師をお願いしました。
[講演の要旨]
・のほほん,ぼんやり過ごした高校・大学時代だったが,そうするとどこかで必ずつけが回ってくるということを言っておきたい。当時は4大卒の女子は就職が大変だった。最初に受けた会社では何が求められているか考えずに落ちた。南日本新聞がたまたま女性記者を求めていて勢いで受かった。
・記者になって最初はチャラチャラしているなら辞めろと言われた。自分のテーマを見つけてがんばるしかないと思った。記者の仕事はどれだけ相手の話に耳を傾けられるかだと悟った。記事を書くことには責任が伴う。しかしダメなことはダメという勇気を持って書かなければならない。
・記者の良いところはいろいろな人に会えることだ。人のために役立ちたいと思うことが自分の力になることはノーベル賞を受賞された赤﨑先生から学んだ。宇宙飛行士の若田さんからは,いきなりホームランは打てない,日々の小さな目標と積み重ねが大切と教えてもらった。
・高校野球の県予選では3回戦までは負けたチームを見出しにする。みんながエースで輝いているわけでもない。それを支えている生徒にも注目したい。
・これから職業の半分はロボットが代替するという。人間にしかできないことは何だろう。考える力が必要だ。情報を選択できること,多様な価値観と向き合えること,ブラックなのかDVなのかを見分けられること,時代を読み,遠くを見通す視点が必要だ。
岩松先生には,新聞人としていろいろな角度から話をしていただきました。質問コーナーでは,記事の書き方や身の回りにあることをどう記事にしていくかという質問も出ましたが,「好奇心が大事」と言われたことが印象に残りました。岩松先生,お忙しい中,本日はありがとうございました。



平成28年第1回甲南塾を下記のとおり実施します。
生徒便で保護者あてのご案内をすでに配布しました。
同窓会や一般の方も聴講できます。ぜひおいでください。(当日,体育館で受付をしてください。)
<平成28年第1回甲南塾>
日時 1月27日(水) 14:20~15:40 受付 14:00~
講師 岩 松 マ ミ 氏 (甲南29期)
南日本新聞社入社後,支局勤務を経て,編集委員兼論説委員会委員,文化部長等を歴任。現在,読者局読者センター長(毎週金曜日のMBC「ニューズナウ」のコーナーでおなじみ。) 記者時代から食の安全性,女性労働,自殺対策,保育問題,就活問題などに取り組んでおられます。W-KIの講師として1年生を指導していただきました。
演題 メディアで働く 新聞社の現場から
場所 本校体育館(3Fアリーナ)
※ 駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
上履きを持参してください。
保護者向けの案内文 160127konanjyuku1.pdfをダウンロード
本日,14:00から平成27年第3回甲南塾を行いました。
講師に獣医師で動物病院院長,甲南28期の本田洋さんをお迎えしました。本田先生には毎年1年生の進路セミナーで本校生を引き受けていただいており,また,いろいろな活動をしておられることから,ぜひにと講師をお願いしました。
[講演の要旨]
・なぜ獣医師になったのかとよく言われるが,動物が好きとかのほかに,鹿児島で出来る仕事をしたいということがあった。
・世の中には,理系だけで成り立つ職業も,文系だけで成り立つ職業もない。獣医師の仕事をしていても,論文を書いたり,人に伝えるということ,また,法律に基づいて仕事をするなどは文系的な部分が大切だ。
・食肉検査も獣医師の仕事だということも知ってほしい。
・ライオンズクラブでの仕事にも,子どもたちが安全で安心できる環境を作るなどのために取り組んでいる。
・教養を身につけることを,論語では「詩に興り,礼に立ち,楽に成る」と言っている。
・ハワイに持ち込まれたウグイスの鳴き方が80年経って単純になっている。これは競争がなく,努力をしなくなった結果だ。生物は「楽」な方に簡単に流れる。穏やかな環境は,生物の能力を劣化させる。才能は努力がなければ光らない。受験は決して戦争などではない。勝つことは目的ではなく,戦うことは自分を成長させるために絶対に必要なことだ。
本田先生には,獣医師の話だけでなく,いろいろな分野の話をしていただきました。最後のハワイに持ち込まれたウグイスの話は,特に生徒にとって大切な教訓だったと思います。本田先生,お忙しい中,本日はありがとうございました。



平成27年第3回甲南塾を下記のとおり実施します。
本日生徒便で保護者あてのご案内を配布しました。
同窓会や一般の方も聴講できます。地域が育む「かごしまの教育」県民週間 にも当たっていますのでぜひおいでください。(当日,体育館で受付をしてください。)
<平成27年第3回甲南塾>
日時 11月2日(月)14:05~15:25 受付 13:40~
講師 本 田 洋 氏 (甲南28期)
獣医師 本田動物病院院長。日本動物臨床医学会評議員や日本獣医皮膚科学会理事等をつとめられ専門分野で活躍される一方,鹿児島さつまライオンズクラブや日本野鳥の会鹿児島で要職に就かれるなど,幅広い活動をしておられます。
演題 鹿児島で暮らし,そして日本を,世界を見よう
場所 本校体育館(3Fアリーナ)
※ 駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
上履きを持参してください。
保護者向けの案内文 151102konanjyuku3.pdfをダウンロード
5月25日の甲南塾の講師をしていただいた砂田先生に当日色紙を書いていただきました。
「甲南諸君! 素晴らしい旅を!!」と書かれています。
額に入れて,北校舎廊下の校長室付近にかけてあります。

創立記念式のあと,平成27年第2回甲南塾を行いました。
講師に「薩摩藩英国留学生記念館」を総合プロデュースされた甲南33期の砂田光紀さんをお迎えしました。本校が今年度から「めざせ21世紀!薩摩スチューデント事業」を実施することから,ぜひにと講師をお引き受けいただきました。
[講演の要旨]
・生麦事件から薩英戦争を経て留学生派遣に至る経緯
・森有礼が残した短冊にあった「宇宙周游一笑中」を今日の演題にした。
・留学生は旅をしなければ,日本が遅れている現実がわからなかった。このままで日本は取り残されるという思いが彼らを突き動かした。
・人生は旅そのものである。若い頃の旅の経験が今やっている仕事につながっている。
・死ぬまで旅をしてほしい。世間のうわさ,ネットの情報などに惑わされてはいけない。自分の足で歩いて自分の目で見て食べてみなければ本当はどうなのかはわからない。旅をして出会って感じてほしい。
・旅は人間を大きくしてくれる。失敗したり打ちのめされることもあるが乗り越えれば良い。
・薩摩スチューデントのその後のように,どうせ生きるなら公に資する生き方をしてほしい。自分が生きていることが社会のためになれば良い。
砂田先生から150年前に決死の覚悟で海を渡った薩摩スチューデントの生き方や,旅をとおして自分で直に感じることの大切さを教えていただき,生徒も目が開かれる思いを持ったようです。砂田先生,今日はありがとうございました。





平成27年第2回甲南塾(創立記念講演会)を下記のとおり実施します。
昨日生徒便で保護者あてのご案内を配布しました。
同窓会や一般の方の聴講もできます。当日,体育館で受付をしてください。
<平成27年第2回甲南塾(創立記念講演会)>
日時 5月25日(月)創立記念日 11:05~12:45 受付 10:50~
講師 砂 田 光 紀 氏 (甲南33期)
有限会社オフィスフィールドノート代表。全国の博物館,公共施設,店舗,街づくりの統括プロデュース,再生プランを手がける。2014年7月オープンした「薩摩藩英国留学生記念館」の総合プロデュースも担当。
演題 宇宙周遊一笑中~旅路の彼方に輝くもの~
場所 本校体育館(3Fアリーナ)
※ 駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
上履きを持参してください。
保護者向けの案内文 150525konanjyuku2.pdfをダウンロード
28日の甲南塾の講師をしていただいた北薗先生に当日色紙を書いていただきました。
「花は咲く ベルカントを求めて」と書かれています。
額に入れて,北校舎廊下の校長室付近にかけてあります。

今日は午後から甲南塾を開催しました。
講師に国際的にソプラノ歌手として活躍しておられる甲南25期の北薗るみ子さんをお迎えしました。甲南塾に芸術関係の先輩を講師にお呼びするのは久しぶりになるようです。北薗さんは校長先生と高校1年の時に同じクラスだったとのことで,今日はかつての担任の先生も見えられていたそうです。
[講演の要旨]
・大学で声楽を専攻し,一端は鹿児島に帰ってきたが,もっと上の世界を知りたくてイタリアへ留学した。そのためにイタリア語を懸命に勉強した。
・歌を歌うためには言葉の勉強は欠かせない。言葉の中にある細かなニュアンスを理解しないと歌えない。同じ色でも日本とは感じ方が違う。
・帰国後も国内やアメリカ,ヨーロッパなどいろいろな場所で歌を歌っている。国連で歌ったこともある。歌う曲を直前に言われアメリカまでの飛行機の中で覚えたこともあった。
・今日の演題を「花は咲く」とした。こつこつとがんばっていればいつかは必ず花が咲くということを伝えたかった。人生の中でいくつかのトンネルも経験した。トンネルを抜けて楽しくなるまでは苦しみが続く。苦しんでトンネルを抜けると楽しくなる。トンネルを抜けるまで10年かかるかもしれない。意志の強さがその先を左右する。岩のように意志は固く,水の様な柔軟さを持って,自分を大切に,一日一日を大切にしていけば,必ず花が咲く。
講演の後,ピアノを使って発声の仕方を実際にやっていただき,歌も2曲歌っていただきました。最後に生徒の質問にも答えていただきましたが,質問は歌の歌い方やイタリア語についてのものがありました。
その後,校長室でも声楽を志す生徒の質問に答えていただきました。
生徒は,北薗先生がプロとして世界あちこちで仕事をされている様子や,プロとしての責任感,技術,努力にも感銘を受けたようです。また,なかなか聞く機会のないプロの声楽家の歌はとても新鮮だったようです。
北薗先生,今日はありがとうございました。





