「学び台湾5期生」(12/13)2日目
研修2日目。台湾は、晴天に恵まれています。
今日は午前中、台湾師範大学に行きます。
その前に、腹ごしらえ。しっかり食べて、今日も1日頑張ります。
ホテルを出発して、9時に国立台湾師範大学に到着しました。
国立台湾師範大学の建物の前で
まずは大学のキャンパスをガイドさんの案内で歩いてみました。大学の雰囲気はどの国に行っても同じですね。
日本統治時代からの建物だそうです
9時半になって郭教授のいる建物に向かいました。10階にある会議室へと招かれ、郭教授と集まってくれた30人ほどの学生の温かい歓迎を受けました。
はじめに郭教授が台湾を例にエコツーリズムについて英語で講義をしてくれました。
次に本校生徒が皆さんに鹿児島や台湾と日本とのつながり、そして甲南高校についての説明のプレゼンをしました。生徒たち、少し緊張しているようです。
郭教授から記念品をいただきました。
そして、4グループの課題研究発表です。昨日遅くまで準備をしていた成果を発表です。時にはユーモアを交えながら皆一生懸命発表しました。
私たちの発表の後は師範大学の3つのグループの皆さんが研究発表をしてくれました。台湾の自然や観光に関する興味深い発表でした。学生たちの人を惹きつけるプレゼンや流暢な英語に生徒たちは圧倒されているようでした。
その後、残ってくれた郭教授、学生さんと一緒に昼食を食べました。ここで生徒たちは自分たちから積極的に話かけて、とても和やかな雰囲気の中で話が弾み、すぐ時間が過ぎて行きました。生徒たちのコミュニケーション能力に私も満足を覚えました。
みんなで記念写真
話が尽きません。
午後から、高崎商科大学の萩原豪先生の計らいで行政院環境保護署(日本の環境省にあたる機関)を訪れ、台湾におけるプラスチック製品に対する取り組みについての説明を受けました。
王科長、許視察らが出迎えてくれました。はじめに許視察が生徒のために台湾にレジ袋有料化の経緯と現在のプラスチック再利用の現状等について、スライドを使いながら丁寧に説明してくださいました。その後、生徒からの質問にお二人が答えてくれました。質問は1時間以上続きました。びっくりです。通訳の方も驚くほど生徒たちは質問をしてくれました。最後に4人の生徒が感想を述べました。「貴重な体験で、教わったことを周りに伝えたい」「環境問題について高校生でもできることを知って嬉しかった」「台湾の取り組みを見習いたい」と言うことを話しました。王科長からも「実は私も数十年前に日本を訪れて学んだ。私たちはつながっている。これからも頑張って」と励ましの言葉をいただきました。
13階の会議室での説明です
右が王科長、隣が主に説明くださった許視察です
環境保護署の前で
今日の1日で、コミュニケーションの大切さを実感しました。知らない者同士が偶然出会い交流し、新しいものを作っていく。帰りのバスの中で生徒たちと気持ちを共有しました。まさにSGHの取り組みの醍醐味を感じる1日でした。
明日は、現地の高校生、大学生とフィールドワークを台北市で行います。次の報告をお楽しみに!