令和元年第2回甲南塾を実施しました。 5/24
5月24日(金)、本校アリーナで創立記念講演(令和元年第2回甲南塾)を実施しました。
記念講演に先立ち、創立記念式を挙行しました。
西橋校長がスライドを使って学校の歴史、特に今回は校舎の歴史について話しました。
甲南高校校舎のうち、北校舎・東校舎は国の登録有形文化財に指定されています。それらは元々甲南の前身・旧制第二中学の校舎で戦前に建てられました。
木造だった校舎は、二中第6代校長の古賀先生の尽力で、当時としては珍しかった鉄筋3階建てに改築されました。現在でも耐震工事が必要ないくらい頑丈につくられています。
写真下:歴史を感じる写真が次々と。
生徒はもちろん、職員も案外知らない校舎の歴史。西橋校長は「先人の知恵や努力の結晶である校舎で学べることを誇りにするとともに大切にしてほしい」と締めくくりました。
創立記念式に続いて、創立記念講演を実施しました。
今回お招きした先輩(講師)は、甲南第17期生の原口泉(はらぐちいずみ)先輩。原口先輩は、志學館大学人間関係学部教授で鹿児島県立図書館長も務めていらっしゃいます。鹿児島の歴史研究の第一人者としてご存知の方も多いことでしょう。
今回、「薩摩から見た世界史 ~平成から令和へ~」という演題でお話しくださいました。
写真下:原口先輩、ようこそ!
「西郷どん」はじめ、鹿児島が舞台になった数々の大河ドラマ等の時代考証を担当されてきた原口先輩。
島津義弘はじめ歴代の島津藩主、木曽川・長良川・揖斐川の治水を行った薩摩義士、小松帯刀・西郷隆盛・大久保利通ら明治維新の志士、「カルフォルニアのワイン王」長澤鼎といった先人・偉人を挙げられ、彼らが人間として何を志したか、困難にどう立ち向かったか、どう生きたか、そして現代に生きる我々はそこから何を学ぶべきかを説かれました。
写真下:先輩のお人柄あふれる優しくパワフルな語り口に、生徒は聴き入りました。
原口先輩は後輩たちに向けて、「私は甲南で歴史を学びながら3年間過ごした。皆さんは甲南で何を学ぶべきかよく考えて過ごして」と激励しました。
写真下:次期生徒会長の今別府くんから花束を受け取る原口さん。
原口泉先輩、素敵なお話をありがとうございました!
ますますのご活躍をお祈りしています!