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甲南高等学校

剛 明 直(ごうめいちょく) 気高く 優しく 健やかに 

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2020年7月31日 (金)

課題研究の指導法に関する職員研修会

7月9日(木)、鹿児島大学大学院理工学研究科の大塚作一先生をお招きして、課題研究の指導法に関する職員研修が行われました。

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大塚先生からは、

・試行錯誤の連続となる課題研究には長い目で向き合うこと

・先入観や文系理系という枠を超えた思考が必要であること

・論文執筆や研究発表においては既存の方法に則ること

など、課題研究の進め方やその指導に関する資料、アドバイスを多くいただきました。

写真下:深い見識に基づくお話は、とても参考になりました。

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「憶える」ことに特化した生徒は「探す」ことを苦手としています。それを打ち破るためには、常に主体性を持って自分の目と頭で論理的に見聞きし考え「未知」を見つめる力を養わねばなりません。そのため、課題研究には当然時間を要します。

しかし、長い潜在期間を耐えることができれば、研究がぐんぐん進み始めます。いかにそれまで根気強く考え続けて待つことができるかが重要なのだと感じさせられました。

職員からは、議論での合意形成のために普段どのようなことに気をつけて指導するべきかといった質問がなされました。

生徒の課題研究を職員間で協力し指導していくための基本姿勢について理解できました。

大塚先生、ありがとうございました。

2020年7月15日 (水)

中間発表会に向けて ~1年KSW~

SSH指定校として、SS探究(総学)で科学的課題研究に取り組んでいる1年生。

7月15・16日の2日間はその一環として、KSW(甲南サイエンスウィーク)と銘打って活動を行いました。15日は午後から、研究の中間発表会に向けた準備を行いました。

それぞれのテーマごとにグループに分かれ、メンバーと協力して発表資料を作成しました。

写真下:資料作りに試行錯誤中。

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発表の段取りも含め、放課後も懸命に準備する姿が見られました。

2020年7月 1日 (水)

SSH指定書が届きました。

本日,文部科学省からSSH指定書が届きました。

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今後もSSHの取組を,当ブログ等で紹介していきます。

2020年6月24日 (水)

SSH事業のスムーズな推進に向けて ~JSTによる新規校訪問~

甲南高校は、今年度から5年間、文部科学省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けました。

本校のような新規校が事業を進めていく上で、把握しておくべき事項や事務手続き、そして、気をつけるべきことがあります。今日は、JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の主任調査員・鈴木清史(すずき きよふみ)さんと、事務参事・菅勇(すが いさむ)さんのお二人が来校され、事業を推進する上での説明と助言をしてくださいました。

写真下:本校からは西橋校長はじめ、教頭、事務長、SSH担当職員が出席。

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写真下:鈴木さん・菅さんが、スライドを使ってわかりやすくご説明くださいました。

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また、本校施設の見学もしていただきました。

写真下:西橋校長の説明を受けながら視察される鈴木さん。

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写真下:ノーベル物理学賞受賞・赤﨑博士の業績紹介コーナーもご覧いただきました。

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今年度からの5年間、文部科学省およびJSTの指導や支援を受けながら、先進的理数系教育の充実と科学技術系人材の育成に、全校体制で取り組みます。

鈴木清史さん、菅勇さん、ありがとうございました。

2020年6月22日 (月)

イカす話が聴けました! ~SS講演会~

「SS探究」にて、科学的課題研究に取り組んでいる1年生。生徒たちの興味・関心を高めるため講演会を実施しました。


今回、講師に鹿児島大学水産学部准教授の加藤早苗先生をお招きして、「イカすイカの研究 ~普通の高校生だった私が科学者になるまで~」という演題でご講演いただきました。

写真下:興味深いお話をたくさんしてくださった加藤先生。

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はじめに、ご経歴をお話くださいました。生まれも育ちも北海道の加藤先生、陸上部や美術部に所属した高校時代、「なんだかおもしろそうだな」という理由で進学した北海道大学水産学部時代、その後、縁あって鹿児島にやってきた話・・・。

特に、水産学部での科学との出会いは、これから進路選択をする生徒たちにとって参考となるお話でした。

・魚ひとつとってみても、他の学部、他の学問とも関連がたくさんある。

・好きな科目で進路(文系理系)を決めた方がいい。

・高校のうちから科学を楽しんでほしい。

・大学では、専門性の高い、高価な機器を使うことができる。実験は楽しい。

・実験は、うまくいっても思わぬ結果が出ても、新しいことを知ることができる。「この結果を知っているのは今世界で自分だけ」というドキドキ感、感動が味わえる。

・大学は正解のない勉強ができる場所。

写真下:「学び」は多くの分野と関連しています。

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イカの研究、特に「イカの青い血」研究の第一人者として多方面で活躍されている加藤先生。

「イカの血は青い」という事実にみんなびっくり!

写真下:酸素と結合した動脈血が青いそうです。

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加藤先生は、近年、ダイオウイカの血についても研究されています。

写真下:深海の神秘!ダイオウイカ!

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写真下:加藤先生のお話を熱心にメモする生徒。

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質疑応答では、「イカはどんなにおいがしますか」や「ダイオウイカの味ってどんな味ですか」、「イカの泳ぐスピードはどれくらいですか」など、まさに質問はイカづくしでした。

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科学の楽しさを感じることができた時間でした。

講演いただいた加藤先生、ありがとうございました!

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2020年5月26日 (火)

SS探究スタート!

本校における「総合的な探究の時間」は、今年度4月入学生から「SS探究(エスエスたんきゅう)」と名称を改め活動を始めました。SS探究は、毎週1時間実施します。

なお、現2・3年生は昨年度に続き「W-KI(ワッゼ甲南イノベーション)プロジェクト」という名称で課題研究に取り組みます。

SS探究は、W-KIで培ったノウハウに、理科的数学的な視点を加え課題研究を深化させていきます。

といっても、まだ1年生は「一体なにをする時間なんだろう?」と疑問だらけ。そこで、5月12日、22日の2日間、「課題研究の意義」「SS探究とは」等1年生全員に向けて、本校職員および外部講師から解説をしました。


5月12日、講師に鹿児島大学工学部教授・大塚作一先生をお招きしました。「聞く(疑問を持ち質問できる)力」と「教える(論理的に説明する)力」と題して講義いただきました。

大塚先生はスライドを使いながら、課題研究を行うことの意義や気をつけるべき点をわかりやすくお話しくださいました。

写真下:長年のご経験を元にしたお話は興味深いものばかり。

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特に大切なこととして、

・自分の好きなことに真剣に取り組む。

・自分で工夫、試行錯誤することが大切。

・言い尽くされた言葉だが「継続こそ力」。

・どんなことでもメモを取ろう。

など様々なご助言をくださいました。

写真下:ユーモアも織り交ぜながらお話しくださった大塚先生。

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5月22日は講師として、この3月に本校を卒業して、国際教養大学(秋田県)に進学した宮下彩寧さん(71期生)を招きました。

宮下さんは、在学時より高いレベルの課題研究および優れたプレゼン能力で、各発表会にて高い実績を残しました。また、生徒海外派遣イギリス研修「学びにUK」にも参加しました。

宮下さんには、はじめに高校時代の課題研究を発表してもらいました(本来は英語でのプレゼンですが、日本語で行ってもらいました)。

その後、課題研究を進める上でのポイントや高校時代の失敗談、苦労したこと、イギリス研修の様子などを話してくれました。

写真下:身近な先輩の言葉に生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

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宮下さんは、研究をする際の情報の集め方や記録することの大切さ、学習との両立などアドバイスを送ってくれました。

写真下:後輩からの質問に答える宮下さん。

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2つの講義を通して、生徒たちは課題研究に対するイメージができ、方向性のきっかけができた様子でした。

大塚作一先生、宮下彩寧さん、ありがとうございました!

2020年4月 3日 (金)

SSH(スーパー サイエンス ハイスクール)指定決定のお知らせ

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甲南高校は、今年度、文部科学省からSSH(スーパー サイエンス ハイスクール 令和2~6年度)の指定を受けました。

SGH(スーパー グローバル ハイスクール 平成27~31年度指定)での取組を継承発展させつつ、「より良い未来創造に挑戦し続ける科学技術系グローバルリーダーの育成」目指してまいります。

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