第2回甲南塾
10月30日(火)、体育館にて今年度2回目の甲南塾が行われました。
写真下:講演前の体育館
今回の講師は、甲南41期の林大輔さん。現在、霧島市で開業され、糖尿病専門医として地域医療に貢献されています。
今回は、「地域医療への情熱」という演題でご講演いただきました。
写真下:スライドを使って分かりやすく話をされる林さん
まず、糖尿病の歴史やインスリンの発見の歴史など、先生が専門とされている糖尿病について様々な角度から語っていただきました。
その後、医学部についての話が続きました。解剖学など各学問の内容、そして臨床医以外の仕事についての話など、医学部を目指す生徒にとってはどれも興味深い話となったことでしょう。
その中で、「医療の目的とはQuality of Life(生活の質)を高めることだと、私は考えている」と、力強く語られる林さんの言葉に、林さんの地域医療への熱い想いを感じた生徒も多かったはず。
写真下:生徒へ語りかける林さん
後半は、林さんのこれまでの経歴や、学習方法についてのアドバイス、そして現在と10代の頃との違いについての話がありました。
今は昔と違い、様々なツールを活用することができるが、今も大切な不易なものとして①基本の大切さ、②アウトプットの大切の2つを挙げられました。簡単なものを深く考えることを大切にしてほしいということ、そして、アウトプットできて初めて学習が完了するとういこと、2つのアドバイスをいただきました。
そして、最後に2つのメッセージが生徒へ送られました。
①人生はアクションがあってリアクションがある。やってみて分かることがある。まず一歩踏み出してみること。
②人との出会いは偶然。偶然がかけがえのない友になりうる。友を大切に。
質疑応答でもたくさんの手が挙がり、それぞれの質問に対して誠実にかつ丁寧に答えていただきました。
写真下:質問をする生徒
写真下:講演後、校長室にて
医学部を目指す生徒だけでなく、これから希望溢れる未来がまっている本校の生徒にとって、非常に心に響く講演でした。
林大輔さん、本当にありがとうございました。益々のご活躍、心よりお祈り申し上げます。