進路指導部Webだより その9「国公立大学前期の問題から考える」
進路指導部Webだより,第9弾です。
さて,今日は入試問題についてです。入試問題は前も伝えたとおり,様々なホームページで公開されています(登録が必要なものもあります)。前期も終わり,興味深くいろんな問題をみています。
パスナビ(過去問):
https://passnavi.evidus.com/plus/exam/
東進:
http://www.toshin-kakomon.com/
マナビジョン(過去問を公開している大学一覧):
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/2020/mondai/hp-kouhyo/koku.html
例えば,東京大学の今年の自由英作文の問題は,「言葉」をテーマとして,60~80語程度で書く問題でしたが,サピア=ウォーフの仮説など様々なことが想起される問題でした。
京都大学は高校生がメール等で大学などに問い合わせをするとき,どのように書くかという問題,大阪大学は最近の社会現象について是非を問う問題(3年生は,8月実力考査でも
全く同じテーマで英作文を書きましたね)が出題されました。
九大は,現在話題になっている高校の進路の問題,鹿児島大は2つのテーマから1つ選んで書く問題でしたが,昨年度話題になったグレタさんのことを彷彿とさせる出題でした。
自由英作文を書くには,昨今話題になっている事柄について関心をもち,自分の意見をあらかじめ持っているかどうかも,大きく影響してきますね。小論文もそうですが,新聞の社説を読んだり,新書などを読み,現代社会について関心を持っているか,書くべき情報を得ているかという点も解答の出来に大きく関係してきます。
また,英語長文を解く際にも,その話題について予備知識があるかどうかで解くスピードや正解率が変わってくるというのは,多くの人が経験しているとおりです。最終的には,やはり多くのことに関心を持っている人が強いということになりそうです。
やはり新聞を読み,いろいろなことに興味を持って,自分の意見を持つようにする。それに尽きるのではないでしょうか。ぜひ,自分でも志望校の今年の入試問題を見てみましょう。
(進路指導部)