薬物乱用防止合同LHR 11/19
11月19日(火)、1年生を対象に「薬物乱用防止教室」を実施しました。
講師に、本校学校薬剤師で卒業生でもある佐野剛史先生をお招きしました。
はじめに学校薬剤師の役割について、また本校でも希望者の多い薬剤師および医療系進学希望者向けの情報をお話しくださいました。
写真下:スライドを使ってわかりやすく説明くださいました。
続いて、薬の過剰摂取や違法薬物の危険性についてお話くださいました。
薬は正しく使えば私たちを助けてくれますが、間違った使い方、過剰摂取を行うと心身を蝕みます。
近年、佐野先生が特に憂慮しているのが、数多くの製品が販売されている「エナジードリンク」のこと。
「元気が出るからといって飲み過ぎてはいけない。特に成長期の中高生は注意。成分としてカフェインが多い。神経系統や消化器系統に支障をきたす場合がある。また、痛み止めの使いすぎも良くない。これらは、今は影響が出なくても遠い未来に悪影響を及ぼす可能性がある」
と話されました。
「ゲートウェイドラッグ(Gateway drug)」という言葉があります。 人体に影響の少ないとされるソフトドラッグの使用が、将来的に危険なハードドラッグや犯罪への入口になるという考え方です。アルコールやカフェインがまさにこれに当てはまります。
そして、鹿児島の違法薬物の実態についてグラフを使ってご説明くださいました。違法薬物=都会のことではなく、私たちの身近なところに危険は潜んでいます。
佐野先生は生徒たちに問いかけます。
「もし違法薬物を使うことを勧められたら?仲のいい友人、先輩から勧められたら?」
「薬物をやめられない友人がいたらどうする?」
そんな時は、しっかり断ることが大事。困ったことがあったら周りに相談 です!
写真下:生徒と佐野先生の寸劇で薬物の怖さを伝えます。
違法薬物は、私たちの日常にある日突然やってきます。よく有名タレントの違法薬物事件が取り沙汰されていますが、違法薬物の問題は決して他人事ではありません。違法薬物に関わることは絶対に許されないという姿勢で、今後も学校を挙げて啓発に取り組みます。
佐野剛史先生、ありがとうございました。