「朗読」の魅力を肌で感じました。 〜甲南塾〜
1月17日(木)に平成31年第1回甲南塾を実施しました。
お招きした講師(先輩)は、甲南43期、朗読家・フリーランス司会者としてご活躍の浜本麗歌さん。朗読や読みきかせの活動を行う「ことの葉日和」代表で、(社)日本朗読協会認定講師も務められています。
今回「心がふりむく朗読を目指して・・・」という演題でご講話いただきました。
写真下:言葉ひとつひとつの発声がとても美しい浜本さん。
浜本さんのライフワークである朗読との出会いは小学生の時。ご両親の影響で朗読の魅力を知り取り組んでこられました。
甲南高校生時代は、1年から3年までNHK杯全国高等学校放送コンテスト朗読部門鹿児島大会で3年連続最優秀賞。全国大会決勝という大舞台をご経験。その時のことが今も人生の大きな支えになっているとのことでした。
同じ「本を読む」行為である「音読」と「朗読」は、どちらも流暢に明瞭な声で正確に読むことですが、朗読はそこに「聴き手」の存在が不可欠で、聴き手が話の情景や登場人物の心情をイメージできてこそ。
例えば、「そのとき わたしは『お母さん』と言った」という1フレーズでも、目の前にいるお母さんに言うのか遠くにいるのか、声を発したのは男性なのか女性なのか、どのような思いで言ったのかなど、聴き手がイメージできるように読むことが必要です。
大学卒業後の浜本さんは、社会人になり仕事に追われる日々で、一時、朗読から離れていましたが、本当に自分がしたいことは何か見つめ直し再び朗読の世界に。第2回朗読だいすきコンクールで全国1位という快挙をスタートに、朗読家として活動を始められ現在に至っています。
写真下:実演する浜本さん。
最後に、短編小説の朗読を披露してくださいました。
写真下:会場がお話の世界に包み込まれました。
写真下:生徒会長の上山くんが花束を贈りました。
甲南生に朗読の魅力を伝えてくださった浜本麗歌先輩、ありがとうございました!
これからも朗読の素晴らしさを広めてください。応援しています。