今年度最後の土曜授業 3/18
今日は土曜授業の日で朝から生徒たちは登校しています。今年度最後の土曜授業です。
写真下:校舎改修に伴い別の場所に仮設されていた自転車置き場が元の場所に復元されました。
家庭科講義室を覗いてみると、1年生が授業中。現在、住居について「一人ずまいを考える」というテーマで学習していました。
甲南高等学校
剛 明 直(ごうめいちょく) 気高く 優しく 健やかに
今日は土曜授業の日で朝から生徒たちは登校しています。今年度最後の土曜授業です。
写真下:校舎改修に伴い別の場所に仮設されていた自転車置き場が元の場所に復元されました。
家庭科講義室を覗いてみると、1年生が授業中。現在、住居について「一人ずまいを考える」というテーマで学習していました。
1年生の有志がW-KIの一環として、「第2回 学生がつくる鹿児島県の着地型旅行プランコンペ」に参加しました。昨年度、第1回では学校賞を受賞しました。
今年は昨年度と違って書類による一次審査を経て、一次審査を通過したグループが最終審査(プレゼン)に進みます。最終審査には5グループが選抜されており、本校からは2グループが最終審査に進みました。
男子2名のツアータイトル「せごどん追っかけ物語」のプレゼン。
続いて女子2名のツアータイトル「さつま学校 修学旅行 ~明治の世界へタイムスリップ~」のプレゼン。
各グループ10分のプレゼンを終えて最終審査を待ちます。
そして結果発表。
「さつま学校 修学旅行」が最優秀賞を受賞しました!!
なお、最優秀賞の副賞として彼女たちが考えたツアープランが実際に商品化されるそうです。実際に商品化されたらツアーに招待されるとのこと。どんな「旅行商品」になるのでしょうか、楽しみです。
また「せごどん追っかけ物語」が南日本放送MBC賞を受賞しました!!
おめでとうございます!!
授賞式の後、講評をいただきました。
・このツアーでしか味わえないものが旅行の魅力となる
・地元に魅力を感じ、誇りを持つ
・代表的なところだけではなく地元の魅力ある部分をアピールする
・ツアーに参加したお客さんの満足度をいかに高めるか
など、加えて各グループに個別にツアープランの良かった点、次は改善した方がいい点などの詳しいお話もいただきました。
最後に記念撮影。
第3回以降も開催される予定ということですので、興味のある人はぜひチャレンジしてみてください。受賞した2グループの4名、おめでとうございました!!
連日、様子をお伝えしてきた創立110周年記念事業海外研修「学びにUK」第2期生。昨日3月12日(日)の夜9時前、メンバーと引率職員の17人が羽田空港経由で無事鹿児島に帰ってきました!
早い時間から保護者や職員が到着ロビーにて出迎え準備。飛行機到着の案内が出てからもなかなか姿が見えずヤキモキ。
そうしているうちに、メンバーたちの姿が見えました!
到着ゲートから笑顔で出てくるメンバーたち。その様子を見るかぎりみんな元気そうです。
早速、解団式を行いました。団長の谷口さんと副団長の平川くんが代表で帰国の報告。続いて原之園校長が「ようこそ、鹿児島に!お帰りなさい!英国での感動を大切に。これから思い出とともに、感動を一つ一つ噛みしめてくださいね。」とねぎらいの言葉を贈りました。
引率の秋元先生の元へ集まる生徒たち。一緒に過ごした時間はいつまでも思い出として記憶に残ることでしょう。引率の2人の先生もお疲れ様でした!
解団式後、メンバーたちはそれぞれ家族の元へ。
メンバーたちにとってはあっという間の11日間だったかもしれませんが、家族にとっては長い11日間だったかもしれませんね。保護者の皆様、ご理解ご協力ありがとうございました!
メンバーたちの顔を見ると、たった11日間の間に成長と言いますか、どこか自信に溢れた表情をしていました。
今回の研修をぜひともこれからの学び、そして人生にいかしてください。本当にお疲れ様でした!まずはゆっくり疲れをとってくださいね。
みなさん、おはようございます。引率の堀切です。
現地時間17:30ロンドンヒースロー空港です。
無事にパスポートコントロール、セキュリティーを通りまして、19:00のNH212便に乗れそうです。鹿児島空港には日曜日の20:55の予定です。
今日は、名残惜しさいっぱいホストファミリーと別れから始まりました。「あの子を離したいくないわ」「とても賢い子だったわ」「礼儀正しくて。また帰って来てほしいわ」とたくさんの温かい言葉をいただきました。集合場所に着く前から泣いていた生徒もいたようです。一生の思い出にしてください。
午前中はナショナルギャラリーです。入り口で本日のガイドのシェパードさんにお会いして、13世紀の絵から始まって時代ごとに有名な絵を鑑賞しました。最後は19世紀の印象派の絵まで時代背景や絵に秘めた物語をガイドさんに話をしてもらいました。おかげで絵に対する見方が変わりました。本当に素敵なところです、ナショナルギャラリー。何日も通いたいところです。
午後の予定を変えました。昨日タイバースさんから11日にSt. Margaret Churchで東日本大震災の追悼のミサをしていることを聞きました。この教会はウェストミンスター寺院のすぐ隣なのでナショナルギャラリーからそんなに離れていません。行って来ました。多くの方々が訪れて、異国の災害で亡くなられたり現在も大変な思いをされている方達に対してお祈りをされています。ありがとうございます。自然とこの言葉が出て来ました。生徒たちはどう感じたでしょうか。
近くでパックランチを食べて、ロイヤルフェスティバルホールがあるサウスバンクへ。
ここには有名なロンドンのランドマーク、ロンドンアイがあるところです。今日はとてもいい天気で。多くの観光客とロンドンっ子が歩いていました。こんな日常のロンドンを見せたかったので、堀切は満足です。芝生で楽しそうに記念写真撮影している生徒が可愛らしい。みんな仲が良くいい生徒です。今まで秋元先生と私は生徒に困らられたことはありません(小さなのはたくさんありますが)。
そろそろ搭乗口に移動します。ではみなさま、今度は日本でしょうか。
みなさん、こんにちは。堀切です。
昨日までと違ってゆっくりとした朝です。9:00にスタディーセンター集合です。タイバースさんも来てくれて一路ピカデリーサーカスに。
ピカデリーサーカスは観光地ではありますが、建物など少し高級感を感じました。雨も降っていたので、バッキンガム宮殿へ衛兵交代を見に行きます。
タイバースさんのモニュメントや有名な建物の説明を受けながらゆっくりと歩いて行きました。
ちょこっとは見ることができました!
残念ながら雨のため公式な衛兵交代式は中止。しかし雰囲気は充分味わいました。生徒の皆さん、ここもまた次回自分で来た時にまわってくださいね。宮殿に隣接しているセントジェームズ公園で昼食。
ウェストミンスター寺院で1昨年まで本校でALTとして献身的に働いてくれてたケイティーに会うことができました。とても嬉しい!
ビッグベン、トラファルガー広場へと向かい、みんなでダブルデッカー(二階建てバス)に乗ってロンドン東側のタワーブリッジに向かいます。偶然にも昔のダブルデッカーに乗ることができて雰囲気を一層感じながら車窓からホルボーン、シティーの町並みを楽しみました。
ロンドン塔に到着。ここで1時間程度フリータイム。イギリス名物フィッシュ&チップスを食べている生徒もちらほら。やっと念願が叶いましたね。
もう少ししたら帰国するのが不思議な気持ちです。
みなさん~秋元です。
バッキンガム宮殿が一番印象に残っています。厳かな雰囲気でした。馬に乗っている制服を着た衛兵が素敵でした。日本では見られない光景です。衛兵の緊張感が伝わり、伝統と歴史のある街であることを改めて感じました。
「今日ちょっと寝坊してしまいました。」
「全てが良くて、でもマチルダと大英博物館にはとても感動しました。」
「Mill Hillでのアーネスト・サトウのプレゼン、ぜひ来年もしてほしい!」
「Mill Hillでのキャンパス巡りが印象に強く残っています。」
「マチルダをもう一度みたいです!耳が慣れた今ならもっと楽しめるのに!」
「Mill Hillの女子生徒がとても優しかったです!」
「オックスフォードとケンブリッジが心に強く残っています。」
「Mill Hillでの授業がとってもよかったです!」
「オックスフォードで発表し、苅谷先生とお話しできたのが嬉しかったです!」
「夏のスタディーツアーで甲南に来てくれたオスカーにオクスフォードでまた会えて、イギリスに来たのを実感しました。」
「オックスフォードでのディスカッションが一番印象が強いです。SeWookさんの話された内容に強く心に残っています。」
「オックスフォードでのディスカッションが刺激的でした!」
「Mill Hillがとてもエキサイティングでした!」
「Mill Hillでの交流を楽しみにしていました。とてもいい経験でした。」
「ファミリーと過ごす時間がとても貴重な時間でした。」
明日がイギリス最終日…
ではでは
ハロー、みなさん8日目が終わります。堀切です。
現地時間16:30、生徒たちが帰って行きました。
今、秋元先生とCHEスタッフのオリバーと3人でカフェにいます。今日が終わって3人とも一安心です。これで大きなプレゼン発表は終わりです。生徒をあまり褒めないのですが、今日は帰りのバスの中で褒めました。よく今まで頑張りました。
頑張った者でないと得ることが許されないものがあると思います。この15人は少なくともそれを得る資格があります。
早朝7:00に集合してMill Hill School(MHS)に向かいました。エンフィールドから西に車で40分ほどのところにある私立学校です。オリバーも一緒です。
教頭先生や担当の先生方に迎えられました。クッリクルームという部屋に通されて、まずはお茶をいただきました。はい、すでに優雅に気分にひたっています。
昨年同様チャペルに案内されました。そこで朝の学年朝礼のようなもの(すごく格式がある会なのですが、うまく説明できません)が催されていたのですが、私たちも同席させていただきました。生徒や先生方の前で紹介され、谷口智海さんの伴奏で甲南高等学校の校歌を歌いました。チャペルにいるみなさんから多くの拍手をいただき、なんとも特別な気持ちになりました。生徒もはにかんだ顔をしています。
その後、本校生徒一人づつにMHSの生徒がついてくれて体験授業です。基本、彼らの受けている授業に参加したのですが、ある生徒は「この授業はスペイン語の授業なのだが、試験前のエッセイの授業で、ずーっと座ったままだから面白くない。知り合いの先生にお願いして、別の面白そうな授業を受けられるようにするからね」と言って自分で調整をしていただきました。ご配慮に生徒達は感動していました。
「ある生徒」とは、彼のことです!
そこで、物理の授業を受けに行ったのですが、新たな発見が!物理の棟にある方の像があるのを発見。
クリック博士の像です!!
MHSはノーベル賞受賞者や幕末のイギリス外交官アーネスト・サトウが卒業した学校であったことは知っていたのですが、なんと、二重螺旋のクリック博士もここの卒業生でした。生徒と一緒にびっくり仰天です。だから、最初に通された部屋がCrick Room(クリックルーム)なのだと初めて気づきました。
体験授業の後、Crick Roomに戻り校長先生にお目にかかりました。お互いに記念品の交換をし、そこで友岡梓さんに空手の形を披露してもらいました。空手の形を見たのが初めての方が多くとても喜んでもらいました。「来年も是非来てください。この交流を通して互いに社会に貢献していきましょう」と校長先生に言っていただいたのがうれしかったです。
この後、2グループに分かれてこちらからのプレゼンテーションです。MHSの要望で、個人の研究発表ではなく①日本の地震や災害対策について、鹿児島の自然災害に関する現状について、と②アーネスト・サトウと日本との関係について発表しました。短い期間でしたが、この日の発表に向けて生徒は協力して準備してきました。おかげでMHSの皆さんが喜んでくれるプレゼンができました!
午後からはMount. Mill Hill International(MMHI)です。徒歩10分ほどのところにあるインターナショナルスクールです。30カ国以上の国から生徒が集まっているそうです。校長先生自ら迎えていただきました。MMHIの生徒と一緒にランチをいただきました。MMHIの生徒も私たちと同じく英語が第2言語である人がほとんどなのに流暢な英語を話します。この環境にちょっと嫉妬です。
ここでも、地震と災害対策、鹿児島について発表させてもらいました。その後、生徒は英語の授業にも参加させていただきました。堀切個人としても、英語教師として貴重な体験でした。帰ってから甲南の授業に活かしていきます。最後まで充実した1日でした。
ハーイ!秋元です。オリバーがいてくれることに感謝です。おかげさまで生徒たちは充実した時間を過ごすことができています。MMHIの校長先生は最初から最後まで私たちに付き合ってくれました。ありがたい限りです。今日も生徒たちは臨機応変に動いていました。
オリバーです。みなさん、一緒にこのプログラムがやれて楽しかった。みなさんの学校は私が関わる中でトップ校のうちの一つです。みなさんのプレゼンに対してMHSの生徒はたくさん質問してくれた。日本に興味を持ってくれた。イギリスの生徒にとって茶道部や書道部の活動がよくわからないというのは面白い発見でしたね。ありがとう。これからも頑張ってください!
明日はロンドン市内視察です。生のロンドンを生徒に味わってもらいましょう。
では。
甲南高校新聞239号が完成しました。卒業式前日に生徒に配布しました。
遅くなってしまいましたが、昨年11月の創立110周年記念式典の際に発行された238号も合わせて掲載します。
記事の内容は次のとおりです。
【238号】
1面 ・「甲南物語」は終わらない(原之園校長)
・君が、あなたが、主役です。(石田新憲同窓会会長)
・論説「繋ぐということ」(2年 前田拓利)
・こんな先輩がいらっしゃいます(卒業生の紹介)
2面 ・KI、W-KIの紹介(マスターピース、先輩に学ぶ進路セミナー)
・いろいろ学んだ修学旅行
・注目選手へインタビュー 〜全国大会を終えて〜
・平成28年度(4〜8月)大会成績一覧
3面 ・甲南高校のあゆみ
・甲鶴戦の歴史
・甲南高校一周の旅
4面 ・鳶目兎耳232
・我が校の誇る名物生徒
・西田聖志郎さん(俳優、甲南25期)の紹介
・Think globally act Locally!いざ世界に羽ばたかん
・部活動潜入記 第32回 「水泳部」
・編集後記
甲南高校新聞238号 16shinbun_no238.pdfをダウンロード
【239号】
1面 卒業生に贈る言葉(原之園校長、竹之内PTA会長、PTA3学年委員長・柳元さん、3学年主任・小平先生、生徒会長・吉見くん)
・論説「勉強することの意味」(2年 橋口優一郎)
・68期生3年間の主なできごと
・分水嶺
2面 ・贈る言葉~卒業する君たちへ~ 3年担任、副担任
・68期生出願状況
3面 ・トランプ新アメリカ大統領誕生 世界が注目した選挙とこれからの世界
4面 ・ついに完成!世界へつながる甲南の小径
・部活動潜入記 第33回 「文学部」
・鳶目兎耳233
・我が校の誇る名物生徒
・甲南生の文房具のススメ!
・編集後記
甲南高校新聞239号 17shinbun_no239.pdfをダウンロード
こんばんは、みなさん。堀切です。
今日も昨日と同じくマザーが作ってくださった夕食をいただいてから書いています。
7:50にスタディーセンターに集合して電車と地下鉄を使い、UCL(University College of London)で午前中にセッション、そしてお昼から大英博物館です。
UCL正面ゲートから
あ、鹿児島も紹介されている!
これで薩摩15ならぬ"Satsuma 30"です
石碑は意外と大きい
UCLは薩摩15長州5の記念碑や夏目漱石、伊藤博文の留学先であり、世界のトップ20に入る大学として有名な大学です。
左手の法則のフレミングさんもここUCLにいたのですね!感激!
UCLでは昨年と同じように、ジャーナリストの木村正人さん、デザインエンジニアの吉本英樹さん、そしてUCL物理学講師の紅林秀和さんからの講演と、質疑応答を行いました。
紅林さんと吉本さんにはケンブリッジやロンドンの大学で学ぶことになった経緯や現在の仕事について話をしてもらいながら、真にグローバルな人材になるためにはどうすればいいのかについて熱く語っていただきました。お二人の言葉は、自ら経験してきた自信にみなぎっており、圧倒されながらも全ての言葉が心に響くものでした。具体的にはここでは言い尽くせません。メモは取っていましたが、このブログ上でうまく伝える自信が今はありません。ぜひ帰ったら15人の生徒に直接聞いてみてください。
木村さんには、ジャーナリストの視点から、イギリスでのBrexitから始まって現在のヨーロッパ情勢を例にして、急激に情勢が変化するこのグローバルな世界で今後必要とされるスキルについて話をしていただきました。ジャーナリストだけに、データ分析と実際の事件の現場での話や映像を使って私たちにわかりやすく説明してくださいました。
最後に岡本博士から「あなたたちは絶対的に情報量は少ないでしょ。知識がないとわからないんだよ。だから、勉強しなさい」と叱咤激励が飛びました。全くでございます。返す言葉がございません。
場所を変えて昼食を正面ゲート前の講堂前で食べましたが、講師のお三方も一緒にいてくださって生徒たちの質問に最後まで付き合ってくださいました。このイギリス研修で会うみなさんは、私たちのことを親身になって考えてくださっていて、生徒の将来を考えて様々なアドバイスをしてくれます。先日の苅谷先生のお言葉ではないですが、みなさんがPAY BACKしてくださったものを甲南生15人がしっかりと受け取っています。
13:00に徒歩で大英博物館に向かいます。
朝から一緒に行動してくださっているMs. Tiversさんが説明をしてくれながら館内を回りました。政府公認のブルーバッジを持つTiversさんの説明はとてもわかりやすく生徒の心を惹きつけてやみません。流石(さすが)です!秋元先生も私も学生のようにワクワクしながら話を聞いていました。本当に素敵な方です。世界史が今までよりもっと面白く感じられるようになったと生徒たちも大満足です。
16:00には大英博物館を出発です。ステイ先に帰りましょう。
大英博物館からの帰路で「先生、あと5日間は必要ですよ。これでは足りません」と生徒からお叱りの声が。そうですね。ぜひ次回、今度は自分の得たお金で(バイトか、それとも奨学金か)来てくださいね。
話の中で、Tiversさんが、この大英博物館の所蔵物をもとの国に返すべきかどうかという議論があることを教えてくれました。「みなさん一人一人で考えてみてくださいね」と言われました。
今日もcontroversial(議論を呼ぶ)なトピックで生徒はとてもとても考えることばかりだったと思います。UCLだけでなく大英博物館でも!頭脳をいっぱい使ってますね。いいことです。
今日が岡本博士によるプログラム最終日でした。岡本さんありがとうございました。今度帰国して日本で会うかと思うと何か不思議な感じがします(笑)。
明日はMill Hill School Mill Hill Internationalでの交流会、授業体験、プレゼン発表です。年齢の変わらない現地の高校生と交流できると生徒もワクワクしています。全く元気だ。
明日もお楽しみに!
こんばんは、皆さん。現地時間20:30です。
イタリア出身のマザーの作ってくれたカツレツを食べて満足している堀切です。
本日は8:30にスタディーセンターに皆時間通りに集合。しかし、専用バスがこない。昨日の帰りもでしたが、最近この地区は交通渋滞がひどくなっているそうです。結局9:10にエンフィールドを出発してケンブリッジに向かいました。
岡本博士が学んでいた研究室を見せてもらいました。
10:30にはキャベンディッシュ研究所(Cavendish Laboratory)に到着。早速午前のセッションに入りました。今日のメインは2つです。博士課程の方のプレゼンを聞くこと。そして現在ケンブリッジで学んでいる日本人の学生と進路を中心に意見交換をすることです。
最初にケニヤ出身のMr. Tobiasのプレゼンを聞きました。小学校の頃からの学歴を示しながら、彼が現在ケンブリッジで学んでいる経緯と研究内容について話してくれました。ケニヤでの象と人間との共存についての話しは生徒には難しく、彼の話すスピードにどうにか食いついていました。以前であったら質問をすることも難しかったでしょう。よく頑張りました。
岡本博士のケンブリッジ時代からの友人でもあるMr. Tobiasは非常に心温かく紳士で、生徒たちが理解できるように言い方を変えて何度も説明を繰り返してくれました。環境保護と現地の人間の生活との釣り合いの取り方についての話は非常に興味深かったです。
その後、4人の日本人学生が生徒の前に立ち、質問に答えてくれました。皆さんケンブリッジに来るまでの経緯はそれぞれで聞いていて刺激的でした。共通することはアプライする(申し込む)ことと、チャレンジすることでした。
全体での質疑応答の後4人を生徒がそれぞれ囲んで交流会をしました。皆さんの研究内容は、哲学、金融経済、生殖細胞、医学と様々です!最初は、ケンブリッジで学んでいる方たちということで緊張していた生徒たちも馴染んできて、和やかな雰囲気の中で積極的に話をしていました。だんだんこの海外研修で真にすべきことをわかってきたようです。
学食で昼食を食べる間も話しは続いていました。たくさんの生徒からの質問責めに親切に対応してくれた4人の皆さんに感謝です。
午後は、ゆっくりとカレッジ巡りです。ケンブリッジは歩行者天国のエリアが広いからでしょうか、オックスフォードと比べて緑も多くより落ち着いている印象を受けました。カレッジの規模も大きいような気がします。
最初に訪れたKing's Collegeのチャペルは有名ですが、中も外もアメージングです!!これは、すごい。生徒達が30分も中にいて飽きませんでした。最後のTrinity Collegeまで3時間程度かけて歩きました。平川くんが「先生、これは写真を撮ってもダメですね。実際に来て見ないとこの感動は伝えられないですね」と言っていましたが、本当その通りだと思いました。
それにしても生徒は元気です。秋元先生が、「元気ですよね〜」といつもの笑顔で言うくらいです。生徒は毎日とても充実した時間を過ごしています。そして、常に深く考えています。セッション時やオックスフォード・ケンブリッジの街を歩いている時の生徒の目がキラキラして眩しいです、表現としてはベタですが・・・。
明日はUCLと大英博物館です。ガイドのタイバースさんにお会いするのも楽しみです。
おはようございます。堀切です。
朝のステイ先から乗ったバスの車窓からの景色です。スタディーセンターに向かっています。
昨日と違って晴天の朝です!何かいいことが起きそうな気がします。
今朝バスを待ちながら思ったのですが、こちらでは人が集まっているところで日本のようにスマートフォンを見ている人をあまり見ません。全くいないわけではありませんが、じっと待っているか新聞を読んだり知り合いと話をしたりしています。こちらは日本以上にWi-Fiが整備されていませんが、そこまでニーズがないのかもしれません。日本人はスマートフォンにどっぷりとはまっていますが、こちらの人たちはそれほどではないのでしょうね。先進国同士でも考え方が違うことを改めて感じました。
昨日の追記を。
苅谷先生には、途中から生徒の発表の輪に入っていただき助言もしていただきましたが、苅谷先生は初めは日本語でされるつもりだったそうです。しかし、生徒たちの英語力を見て、その後の全体での意見交換も最後まで英語で話をしていただきました。
「お説教になってしまったけど・・・」と後でおっしゃっていましたが、最後に生徒全員にメッセージをいただきました。
「選ばれたことに自信と責任を持ってください。何故ならば、それだけ君たちは恵まれたチャンスを与えられ、それを得るための努力もしてきたのだから。そして次に今まで支えてくれた周りに感謝してください。このプログラムで得たものを周りに伝えて活かしていかなければならない。それはみなさんの特権であり、責任でもあるのだから」
今日の生徒のジャーナルからの抜粋をいくつか。
・最後の苅谷先生お話の中で英語のpay it back to others!がとても心に残った。
・院生のみなさんから今まで指摘されたことのなかったプレゼンの中の矛盾が2箇所も見つかり驚いた。とても面白い方だったので月曜日も会えると聞きとても嬉しい。
・オックスフォードの美しい庭とcollegeがもう感動的でした。日本にいるときはもっと厳粛な恐ろしいイメージを持っていました。でも、そこの空気は思った以上に澄んでいて、花もたくさん咲いていて、朝の大雨のおかげで草が雫をたたえてきらきら輝いていました。案内をしてくれたロバートたちは皆私の英語を一生懸命聞いてくださってたくさん話して教えてくださいました。本当にかっこいい人たちだと思いました。
女の人は中国の人でした。私は中国が好きなので、たくさん話せてうれしかったです。また会いたいです。オックスフォードの学生になりたいです。
苅谷先生が、私たちに恵まれているとても幸運な学生だからこそ、それをpay back to anyoneしなければならない、それもまた幸運なことだからと何度もおっしゃいました。今日はメンバーの一人と帰りながら幸せをかみしめました。そして今日は彼女と一緒に私の家で夕食を食べたので一緒にママの作ったポテトや野菜のソテーや羊の肉をいただいてもう最高に幸せを感じました。これも周りの人が一生懸命働いて汗をかいた分の幸せなんだなと思うとパワーが出てきます。なんでもできる気がしてきます。この思いを常に持ち続けてもっともっと幸せを感じて他の人に分けられるようになりたいです。
本日朝一の一枚
濵砂梓恩ファミリー