平成29年 第1回甲南塾を開催しました。
毎回、各分野のプロフェッショナルとして活躍されている卒業生の方々を講師としてお招きしている甲南塾。
今年最初の甲南塾講師に、鹿児島大学法文学部教授の松田忠大さん(甲南41期)をお招きしました。松田さんにはこれまでもSGH関連のご指導でお世話になっています。
「海法との出会い、そして、研究者の道へ」という演題で、ご専門の海法(海での船舶の航行における法規)はじめ、高校時代や大学時代の思い出、大学教員としての仕事についてお話してくださいました。
特に、
・研究者としての道を歩み始めてから長く苦労されたこと。
・法律の中でも「海法」という分野との出会いは様々な縁があったこと。
・高校時代から好きだった英語が海法を研究をしていく中で大いに役立ったこと。
など、先輩のお話は生徒たちが将来を考える上で参考になったのではないでしょうか。
また、校訓の「剛・明・直」が心の支えとなっているという言葉も印象的でした。
写真下:難しい法律の話をわかりやすくお話しくださいました。
最後に、後輩たちに向けて
「研究者としての道は地道で辛いことが多い。結果がすぐに出るわけではない。しかし、新しい理論を生み出した時の喜びや自分の研究が社会の役に立った時など嬉しいこともある。それが研究を続ける原動力」
「決して諦めないという強い心(精神)を持つこと」
「高校時代に基礎学力と体力を身につけておくこと」
というメッセージを送ってくださいました。
松田忠大さん、ありがとうございました!