プランターで綿花
家庭科室の前で綿花を見つけました。家庭科の森園先生が夏前に種を植えてプランターで育てておられたものです。自然の繊維の代表である「綿」はこんなふうにしてできることを生徒に見せたくて植えてみたとのことです。(もう一つの代表である「絹」はカイコのまゆの繊維です。)写真下のように緑色の実が成長し枯れてはじけると中から綿の繊維が出てきます。
この綿の固まりを手でとって集めていきますが,数が多いこと,背丈が1m程度で低いこと,枯れた枝や実の殻がトゲのように固いこと等で,たいへんな作業となり,世界史では,だから奴隷が労働力として必要だったとされています。
綿やカイコのまゆから繊維を引き出し,より合わせて糸にすることを「紡ぐ」と言います。この綿の固まりからどうやって綿の糸や布ができるのかとか,それがどうして産業革命に(話が飛びましたが)つながるのかとか,とても興味はつきないですね。