鹿児島空港到着~イギリス研修終了~
3月12日(火)午後9時過ぎ、11日間のイギリス研修を終えた生徒15人が鹿児島空港に到着しました。
写真上: 解散式での校長先生の挨拶
写真上: 馬場団長・宮下副団長の挨拶
「自分の未来を思い描き、そこに向かって目の前のことをコツコツ取り組むことが大切」
この言葉は、生徒達がCambridge大学やOxford大学、UCL、ANAなどの研修で共通して受け取ったメッセージです。
これからも、日々を堅実に過ごし、大きく成長し続けることを期待します。
甲南高等学校
剛 明 直(ごうめいちょく) 気高く 優しく 健やかに
3月12日(火)午後9時過ぎ、11日間のイギリス研修を終えた生徒15人が鹿児島空港に到着しました。
写真上: 解散式での校長先生の挨拶
写真上: 馬場団長・宮下副団長の挨拶
「自分の未来を思い描き、そこに向かって目の前のことをコツコツ取り組むことが大切」
この言葉は、生徒達がCambridge大学やOxford大学、UCL、ANAなどの研修で共通して受け取ったメッセージです。
これからも、日々を堅実に過ごし、大きく成長し続けることを期待します。
16時前に羽田空港に到着しました。
12時間のフライトでしたが生徒は元気にしております。
19:00発の飛行機で鹿児島へ帰ります。
到着は定刻では21:05となっております。
ついに学びにUKは最終日を迎えました。
午前中にバッキンガム宮殿を見学し、衛兵交代式を見ることができました。
その後、バスの車中からロンドン塔などを見学し、ナショナルギャラリーへ。
ナショナルギャラリーではゴッホのひまわりなどを鑑賞しました。
名残惜しいという生徒が多い中、ヒースロー空港へ。搭乗手続きをしたところで、ロンドンを3日間にわたり案内してくださったタイバースさんとお別れし、現在は、飛行機への搭乗を待っているところです。
生徒15名は体調を崩すことなく、元気に11日間を過ごすことができました。
12日21時過ぎに鹿児島に帰ります。
身も心もひとまわり大きく成長した生徒の帰国を楽しみにお待ちください。
8日目を迎えた3月9日は朝からロンドン市街に出て,散策と演劇鑑賞を行いました。
まず最初に訪れたのはこちらです。
写真を見てわかる方もいらっしゃると思いますが,ハリーポッターの舞台にもなっているキングスクロス駅と隣接するセント・パンクラス駅です。
キングスクロス駅にはハリーたちがホグワーツへ旅立つ9 3/4ホームもあります。
このホームの入り口には長蛇の列ができていました。
「ハリーポッターシリーズを読んで育ちました」と話す生徒も多く,この駅の訪問を楽しみにしていたようです。
このあと,ウエストミンスター駅へ移動し,ウエストミンスター寺院へ向かいました。
駅を降りてすぐに目に飛び込んでくるのはロンドンの代名詞ともなっているビッグベンのはずですが…
残念ながら改修工事中で,見ることができませんでした。
世界遺産でもあるウエストミンスター寺院は11世紀に建設され,増改築が繰り返されながら,今日に至っていることや,イギリス王室の多くの王や女王の戴冠式が行われてきたことを学ぶとともにウイリアム王子のロイヤルウエディングを思い出すことができました。
その後,トラファルガー広場からピカデリーサーカスへ移動し,クイーンズシアターにて30年近く上演されており,映画化もされたビクトル・ユーゴーの名作「レミゼラブル」を鑑賞しました。
写真下:トラファルガー広場
写真下:ピカデリーサーカス
写真下:クイーンズシアター
写真下:劇場内の様子(開演前)
レ・ミゼラブルは,事前に読書や映画を鑑賞してきた生徒も多く,ジャン・バルジャンやコゼット,中にはエポニーヌ,ガブローシュに感情移入する生徒もおり,19世紀のフランスの社会情勢やジャン・バルジャンの苦難に満ちた更生に思いをはせながら,大きな感動を得ることができました。
鑑賞後,生徒からは「もっと英語を聞き取れるようになり,ネイティブの人と同じように,同じところで笑い,同じところで泣き,思いを共有したい」という話が聞かれました。
研修も残すところあと2日。
明日はホストファミリーと1日過ごす計画で,明後日,ナショナルギャラリーを見学したのち,帰国します。
早いもので7日目を迎えた3月8日は,ガイドのタイバーズさんに案内され,初めて全員でイギリスの地下鉄などに乗り,ロンドン中心部へ向かいました。
写真下:乗り換えの確認をするタイバースさんと生徒
写真下:到着したラッセルスクエア駅
ロンドン中心部に到着後,まず向かったのは大英博物館。
ご存知の通り,世界史の教科書にも登場する数々の文化財が所蔵されていることもあって,この日を大変楽しみにしていた生徒も多かったようです。
写真下:大英博物館前で
館内ではタイバースさんのわかりやすい説明で,大英博物館の歴史や数々の文化財について多くのことを教えていただきました。
特にロゼッタストーンを見るのを楽しみにしていた生徒が多く,レプリカの前での説明を目を輝かせながら聞くとともに,手で触るなどしてから本物を見学しました。
写真下:レプリカの前で説明を受ける生徒と,実物の写真
その後も,半日という短い時間ではありましたが,エジプトやローマの古代の文明や展示品について,いろいろな逸話を混じえながら教えていただきました。
多くの生徒が大英博物館を半日しか見れないのは残念と語っていました。
大英博物館見学の後は、本校23期 川島信之さんからロンドン大学( UCL )のアンダーソン教授を紹介していただき、UCLを訪問する機会をいただきました。
このUCLは,幕末に薩摩藩から派遣された薩摩スチューデントと長州藩から派遣された、いわゆる長州ファイブの方々が学ばれた大学でもあり,もちろんイギリス屈指の大学でもあります。
アンダーソン教授の案内で生徒たちはその薩摩スチューデントと長州ファイブの功績をたたえるモニュメントとアンダーソン教授の研究室を見学させていただきました。アンダーソン教授の研究室には薩摩スチューデントらのイギリスでの生活をサポートされた、有機化学の研究者アレキサンダー・ウイリアム・ウイリアムソン教授の肖像画が掲げられており、ウイリアムソン教授の功績を学ぶことができました。ウイリアムソン教授の存在が近代日本の礎になったと言ってもいいという強い印象を受けた生徒もおりました。
写真下:薩摩スチューデント・長州ファイブの功績をたたえるモニュメントの前で
この後,場所を移し,UCLの紅林秀和教授とロンドン衛生熱帯医学大学院博士課程で学ばれている遠藤彰先生から研究の内容やこれまでの経歴,大学受験やその後の生活の話など数多くの興味深い話をしていただきました。
紅林先生は,
「偶然の出会いが人生を変えるきっかけとなる」
「過去の物にそんなに価値があるわけではなく,社会が必要とする新しいことを学んで使えるスキルこそ大切」
「自分の可能性を信じて,目の前にあるものを大切に」
と生徒へメッセージをくださいました。
写真下:生徒一人ひとりの目を見て話をしてくださる紅林先生
遠藤先生は,徳島の公立高校から現役で東大理3に合格され,現在はロンドンで感染症について研究をしておられますが,ご自身の高校3年生のころの受験勉強の取り組み方についてアドバイスをしてくださいました。
「自分の立ち位置を正確に把握する」
「目標に向け,ペース配分を考える」
「物量で勝負」
を心得てほしいと話され,どのような問題に取り組むべきかを紹介されました。また,辛くても長時間の学習時間に慣れることが大切であるとも話されました。
写真下:「自身の現状を把握することが大切」と話される遠藤先生
UCLでのお話は,前日のANAでの話にもあったように「今からどうあるべきか,しっかり意識して,できることを全力でとりくむこと」を改めて大切だと感じた生徒が多く,モチベーションをさらに高めるものとなりました。
お忙しい時間を割いて生徒たちへメッセージを送ってくださった紅林先生,遠藤先生,大変ありがとうございました。
7日目の研修も,人類の歴史や文明の進歩,その時代時代に生きた人々の生き方から自分自身やこれからの人の在り方を考える大変貴重なものとなりました。
学びにUK6日目の午後は本校27期,柴田浩二さん(ANAホールディング株式会社上席執行役員グループ経営戦略室長)のご協力で、ANA欧州室を訪問する機会をいただきました。
ANA欧州室では欧州室長の中村 晃さんを始め、6名の職員の方々に仕事の内容や海外で仕事をする中で感じることなどの話を伺うことができました。
中村さんは
「いろいろな人と出会ってほしい。」
「世界に目を向けて活躍をしてほしい。」
「そのためにもコミュニケーションを大切にしてほしい。」
と話してくださいました。
写真下:世界中のいろいろな人と出会ってほしいと話される中村さん
写真下:話に集中する生徒たち
また、営業職をされている方からは
「海外の方にまず日本に来たいと思ってもらうこと、We are Japanという意識で仕事をしている。」
「そのためにも日本人が思う日本の良さを押しつけるのではなく、海外の方の感性を大切に。」
と話がありました。
海外実務研修生としてロンドンに赴任された方からは
「海外の人々のニーズを知ること,お互いを理解することが大切。」
「先入観を捨てて一人ひとりとしっかりとコミュニケーションをとること,話をしないと伝わらない。」
と話していただきました。
CAの方からは
「花形の職業と思われがちですが,体力勝負の仕事で,安全を第一に,目配り,気配りをするため,気が抜けない仕事です。」
とCAの勤務体制を含め貴重な話をしていただきました。
その後の質疑応答では,生徒から積極的な質問が続き,国際線ならではの楽しみ方や営業の方の努力,コミュニケーション能力を高めるコツなどを教えていただきました。
最も印象に残ったのは,多くの方が
「与えられた環境の中で,しっかりとできることしっかりやること,好きなことをとことんすることが大切であること。日本人,外国人関係なく相手がどのような思いを持っているのか,しっかり把握することが大切あること」
と話されたことでした。
写真下:質問をする生徒
海外で活躍される方々の声を直に聞く機会を得られ,生徒たちは多くの刺激を受け,世界的な視野を広げる素晴らしい時間を過ごすことができました。
ANA欧州室の皆様,ご多忙の中,大変貴重な時間をありがとうございました。
写真下:ANA欧州室の皆様と学びにUK4期生サイン(両手で数字の”4”を作っています)
学びにUK6日目の朝は晴れた寒い朝を迎えました。
いつもより1時間早い午前7時に集合。
ミルヒル高校とミルヒルインターナショナルスクールを午前中に訪問しました。
ミルヒル高校では、チャペルにて校歌を披露し、喜んでいただきました。その後、2時間、授業を受けさせてもらいました。
写真下:校歌を披露する生徒たち
ラテン語の授業を受けた生徒は、「初めてでとても新鮮だった。」と言い、物理や生物の授業を受けた生徒たちは「まず自分たちでやってみて、それが正しいかどうかを先生が教えてくれるというスタイルで面白かった。」と語っていました。
写真下:ミルヒル高校での集合写真
ミルヒルインターナショナルスクールでは
・甲南高校の生活について
・日本の地震について
・日本のコンビニエンスストアについて
の3つを生徒たちがプレゼンテーションしました。
インターナショナルスクールの生徒からは弓道や部活動、宿題について質問があったり、地震の多さに驚く声が聞こえました。
写真下:プレゼンテーションする生徒
その後、1時間授業を受け、昼食の後、吹奏楽部の生徒がパーカッションのパフォーマンスをしたり、空手部の生徒が形を披露したり、書道が得意な生徒がインターナショナルスクールの生徒の名前を書いてあげたりして、喜んでいただきました。
午後はANAを訪問します。
学びにUK5日目の午後は、オックスフォード大学のマーガレットサッチャーカレッジにて、大学生に課題研究の内容について、プレゼンテーションを行いました。
写真下:サッチャー元首相の胸像があるマーガレットサッチャーカレッジ
一昨日のケンブリッジ大学での研修で、
「アイコンタクトを忘れてはいけない」
「抑揚をつけて訴えたいことがわかるように」
「声の大きさや表情、話すスピードに気をつけて」
と様々な助言を生徒たちはもらっていましたが、今日はそれらを意識して行うことができたようで、
「周囲の人たちを見る余裕も持てました!」
「目を見て話ができて、アピールしたいことがしっかり伝わりました!」
「話すスピードや声の大きさに変化をつけたら、その点を褒められました!」
と眼を輝かせながら話をし、すがすがしい達成感に満ちあふれた顔をしていました。
写真下:プレゼンテーションをする生徒たち
また、3、4人の小さなグループに分かれていたこともあってか、プレゼンテーションの合間に日本のアニメ、イギリスやいろいろな国のおいしいものなどの話に花が咲き、笑顔あふれる研修会となりました。
写真下:いろいろな話題で盛り上がる生徒たち
昨日の晴天とはうって変わって今朝は霧雨の朝を迎えました。
15名の生徒たちは今日も元気です。
5日目はオックスフォード大学で、これまで頑張ってきた課題研究について学生さんから助言を頂きます。
現地時間の6日10時にオックスフォードに到着。午前中はハリーポッターでおなじみのクライストチャーチやオックフォードの街を見学、散策しました。
写真下:オックスフォード大学生と合流
写真下:クライストチャーチ前にて
写真下:説明を受ける生徒たち
写真下:ハリーポッターでおなじみの食堂にて
写真下:説明を受ける生徒たち
午後は、ケンブリッジ大学でもらったアドバイスをもとにブラッシュアップしたプレゼンテーションをオックスフォード大学生に見てもらい、さらにアドバイスをもらいます。
4日目の午後はケンブリッジ大学に通う5人の大学生から、ケンブリッジ大学を選んだ決め手や何を専攻しているか、大学生活はどのようなものかなどの話をしていただきました。
5人の内4人は日本人でしたが、小さいときに海外で生活していた方も多く、早い段階で世界に目が向いてたり、専攻する学部学科について集中して学ぶことができることが魅力だと話す方がいたりと、意識の高さが感じられる話をしていただきました。
生徒たちからは
「勉強をすることを苦にしてはいけない。」
「意識一つで自分も変われるのではないかな?」
「語学をもっと学んで、もっと世界中の多くの人と話をしてみたい。」
という声が聞かれ、大変貴重な交流会となりました。
写真下:ケンブリッジ大学生と積極的に話をする生徒たち
その後は、アイザック・ニュートンで有名なリンゴの木や様々な建物など、ケンブリッジ大学周辺を案内してもらいました。
写真下:リンゴの木の前で、リンゴをつかむポーズ。