先輩からの金言 〜甲南塾〜
11月9日、令和4年度第2回甲南塾を実施しました。
今回は、第57期の濵健志朗(はまけんしろう)先輩をお招きしました。
濵さんは現在、京都府の京丹後市副市長としてご活躍中です。
今回、「点」という演題でお話しいただきました。
濵さんは、高校時代から現在までの人生を6つの物語に分けて、ユーモアを交えつつお話しくださいました。
写真下:最後の大会での「サヨナラエラー」の夢を今でもみるそうで・・・。
今回の講演中、濵さんから生徒に向けていくつか質問や問題が出され、それに対してスマートフォンで答える場面がありました。
生徒がスマートフォン上で回答すると、集計結果がすぐにスクリーンに映し出されました。デジタル、ICTの技術を町づくりに活用されている濵さんならでは。
写真下:「講演が途中でつまらなくなると思うので・・・」と謙遜されつつ。
濵さんは、人生その時々を円の大きさに例え、「狭い世界だけで生きていた高校時代の自分」「何も行動をおこさなかった大学時代の自分」「責任の大きさを実感できていなかった文科省職員時代前半の自分」をふりかえられました。
それまでを反省し、文科省時代後半は新しい分野にチャレンジ。
その後、「遠くに何かを求めたい、探したい、つくりたい」気持ちが大きくなった濵さんは、一念発起してアメリカの大学院に進学。そこで、多様な価値観を知り、失敗をしてもそれを許容して次にいかせるようになったとのこと。
現在、京丹後市の副市長として、市民の声に耳を傾け、職員と力を合わせてまちづくりに汗を流していらっしゃいます。
写真下:「ヒト、モノ、環境の境界線を無くし、新しいモノ、価値あるモノをつくり出すことを日々考えている。」と濵さん。
写真下:最後の質疑応答では時間が足りなくなるくらい手が挙がりました。
写真下:お礼の言葉と花束を贈る有馬生徒会長と隈崎副会長。
今回の講演、お話はもちろん素晴らしかったのですが、スライドが明快で非常にわかりやすかったです。課題研究でスライドを作成する機会の多い生徒たちにとって、とても参考になったことでしょう。
写真下:講演後、校長室にて池田校長と。
写真下:濵さんに書いていただいた色紙。校長室前の廊下に展示してあります。
濵健志朗さん、ありがとうございました!
ますますのご活躍を心よりお祈りしています。