イカす話が聴けました! ~SS講演会~
「SS探究」にて、科学的課題研究に取り組んでいる1年生。生徒たちの興味・関心を高めるため講演会を実施しました。
今回、講師に鹿児島大学水産学部准教授の加藤早苗先生をお招きして、「イカすイカの研究 ~普通の高校生だった私が科学者になるまで~」という演題でご講演いただきました。
写真下:興味深いお話をたくさんしてくださった加藤先生。
はじめに、ご経歴をお話くださいました。生まれも育ちも北海道の加藤先生、陸上部や美術部に所属した高校時代、「なんだかおもしろそうだな」という理由で進学した北海道大学水産学部時代、その後、縁あって鹿児島にやってきた話・・・。
特に、水産学部での科学との出会いは、これから進路選択をする生徒たちにとって参考となるお話でした。
・魚ひとつとってみても、他の学部、他の学問とも関連がたくさんある。
・好きな科目で進路(文系理系)を決めた方がいい。
・高校のうちから科学を楽しんでほしい。
・大学では、専門性の高い、高価な機器を使うことができる。実験は楽しい。
・実験は、うまくいっても思わぬ結果が出ても、新しいことを知ることができる。「この結果を知っているのは今世界で自分だけ」というドキドキ感、感動が味わえる。
・大学は正解のない勉強ができる場所。
写真下:「学び」は多くの分野と関連しています。
イカの研究、特に「イカの青い血」研究の第一人者として多方面で活躍されている加藤先生。
「イカの血は青い」という事実にみんなびっくり!
写真下:酸素と結合した動脈血が青いそうです。
加藤先生は、近年、ダイオウイカの血についても研究されています。
写真下:深海の神秘!ダイオウイカ!
写真下:加藤先生のお話を熱心にメモする生徒。
質疑応答では、「イカはどんなにおいがしますか」や「ダイオウイカの味ってどんな味ですか」、「イカの泳ぐスピードはどれくらいですか」など、まさに質問はイカづくしでした。
科学の楽しさを感じることができた時間でした。
講演いただいた加藤先生、ありがとうございました!