学年朝礼 10/24
10月24日(月)朝、学年朝礼が行われました。各学年とも先生から生徒に向けて講話がありました。
1学年:上野先生(学年主任、国語科)
「体育祭や文化祭が終わり、今年度はあまり大きな行事はありません。なぜかというと、3年生が受験シーズンに入るからです。『動』から『静』へ。甲南高校は勉強をする季節です。1・2年生は学校の雰囲気作りで3年生に協力しなくてはなりません。
そんなこの時期だからこそ、今日は1年生の皆さんに話したいことがあります。甲南高校に入学して半年が過ぎました。この半年の間に、入学時の気持ちを見失った人は改めてやる気スイッチを入れましょう。授業や部活動で大変なのはわかります。行事が忙しく疲れているのもわかります。しかし、1年生の今よりやる気が出る時期はありません。今ならまだ踏みとどまれます。21時以降はスマートホンの電源を切る、その日のうちにその日の授業の復習を短時間でもする、など日常のちょっとしたことから変えましょう。2年後の自分を助けるために、今、腰を据えて、どっしり構えてがんばろう」
2学年:鶴園先生(英語科)
「教育相談をする中で、ほとんどの生徒の悩みが『単語(英単語)を覚えられないこと』でした。単語を覚えるには『習慣化』が大切です。このことは私が尊敬するタル・ベン・シャハーという人が提唱しています。
タル・ベン・シャハーによると、習慣化するためには三つのことが必要。第一には、確固たる価値観をもつこと。確固たる価値観を聞くと、難しく聞こえるかもしれませんが、『成りたい自分のビジョンを持つこと』につながるのではないでしょうか。皆さんも成りたい自分のビジョンを是非持ってほしいです。
次には決まった行動をとること。最後には決まった時間を持つこと。この二つは計画をたて、毎日の時間を意識して過ごす、ということなのでしょう。
皆さんも是非この三つを実践して『習慣化』を目指してください。」
3学年:有村先生(英語科)
「これまでの学年朝礼において、大学受験へ向けて、1日1日をしっかり振り返ることが大切だということや、学部・学科の研究をしっかりすることが話題になりました。大学では、本当にいろいろなことができます。ですから、皆さんには『決めたこと、定めた目標を変えることなく進んでほしい』と思います。
過去に担任した一人の生徒の話をしたいと思います。その生徒はもともと素晴らしい能力を持っていましたが、受験に向けて毎日のように記述形式の答案を持ってきていました。その答案で、私とその生徒との間で幾度も意見交換、議論をすることができました。その結果、生徒の力は大きく伸び、合格に結び付きました。おかげで私自身も文章の読解力や表現力が向上したと思います。ですから、皆さんも自分の考えなどをまとめたら、先生や友達に見せて、いろいろと意見交換をしてもらいたい。きっと大きな力を得るはずです。」