図書館にお雛様が飾ってあります。
図書館にお雛様が飾ってあります。図書館司書の中島さんが毎年この季節になるとご自宅から持ってきて飾っていただいているとのことです。内裏雛(男雛・女雛)の2体だけですが,とても華やかなひな祭りの雰囲気を醸し出しています。生徒の皆さんも見に行ってみてください。
男雛を「お内裏様」,女雛を「お雛様」と呼ぶのは,童謡「うれしいひなまつり」の歌詞から広まった誤用だそうです。本来なら「お姫様」というところでしょうか。
また,男雛・女雛の左右の位置は,かつての日本では「左」が上の位であったことから,元々は(人形の方からみて)お内裏様が左側,お雛様は右側でした。『京雛』はこの並びです。ところが,明治の文明開化で日本も西洋式に習い,大正天皇が即位式で右に立ったことから,以降はそれが皇室の伝統となって現在に至っているのだそうです。『関東雛』や「結婚披露宴の雛壇」はこの並びです。図書館にあるお雛様は関東雛の並びですね。