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2019年12月18日 (水)

「学び台湾5期生」6日目(12/17)

今日6日目は、いよいよ蘭陽女子高級中学での課題研究プレゼンと交流です。

昨夜も宜蘭県にあるホテルについてすぐに今日のプレゼンの準備をしていましたが、今朝も7時に朝食を食べたあと、最後の仕上げをしていました。

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セリフの読み合わせ

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迎えのバスを待つ時間も自分のパートを確認中です。

蘭陽女子高校に向かう前に午前中は鹿児島にゆかりのある2つの場所を訪ねました。

ひとつは、西郷菊次郎の業績を標した西郷徳政碑です。彼が治水した川縁のたもとに碑はありました。「宜蘭の現在の経済発展があるのは、治水工事を始め、インフラや公共施設を整備した西郷菊次郎のおかげなのです」という同行しているガイドの黄さんの言葉は感慨深いものでした。

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西郷徳政碑

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西郷菊次郎が整備した土手を歩きます

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この川が菊次郎の治水事業の前はよく氾濫していたそうです

そして、宜蘭設治記念館です。ここでは宜蘭ができた清王朝時代からの200数年の歴史を知ることができます。歴代長官官邸を改装したこの博物館でも宜蘭県初代長官であった西郷菊次郎の資料を見ることができました。

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西郷菊次郎の写真とともに当時の新聞記事などが展示されています

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さあ、昼食を終えて、蘭陽女子高校に着きました。

3階の校長室で曾校長先生から歓迎の挨拶をいただきました。

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西橋校長が蘭陽女子高校からの記念品をいただきました

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15人の生徒それぞれにも記念品をいただきました

その後、英語の授業を一緒に受けました。オーストラリア出身の先生によるオールイングリッシュの授業です。生徒は蘭陽女子高生とグループで、共通のトピック(音楽、高校生の生活)について話をしました。こちらの生徒は明るく積極的で、その雰囲気のおかげもあって積極的に英語で話をしていました。

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教室を歩き回ってたくさんの生徒と話をします

次に、場所を移してお互いの課題研究発表です。準備の甲斐もあって、先日の台湾師範大学でのプレゼンよりわかりやすく、堂々とした発表をしました。

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地域の教育力についてのプレゼンテーション発表

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近隣の中学校の生徒も来ていて、総勢60人近くの生徒が発表を聞いてくれています。

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レジ袋削減についてのプレゼンテーション発表

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台湾と日本のレジ袋の違いを知ってもらいました

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プレゼンテーションをした甲南高校生、蘭陽女子高生には両校長から証明書が渡されました

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蘭陽女子高校の生徒たちと記念写真

蘭陽女子高校の生徒の発表は、language gifted students と校長先生がおっしゃるとおり、本当に素晴らしく、特に流暢な英語と魅力的でわかりやすいスライドのデザインは生徒たちの良いお手本になったと思います。台湾師範大学の学生さんもそうでしたが、台湾の生徒はプレゼンが上手です。流石です。

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宜蘭市の観光バスについてのプレゼンテーションです

発表の後はキャンパス見学です。女子校の生徒とペアになって蘭陽女子高校の施設を見て回りました。最初の英語の授業や休憩時間などを使って互いに話をしていたので、和気あいあいと楽しそうにしていました。

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蘭陽女子高校のリニューアルしたばかりの立派なグランドが晴天の空に映えます

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仲良くなったペアの生徒と記念品の交換

お別れの時も参加してくれた皆さんが最後まで私たちを見送ってくれました。帰りのバスの中、生徒からは、発表が自分なりにできたこと、蘭陽女子高校の生徒と英語や身振り手振りを使って交流ができたことなどの感想が聞けました。また、もっと勉強したいという声も聞けました。

気がついたら全員がバスの中で寝ていました。

最後に生徒の感想を載せます

「蘭陽女子高校に入った瞬間から熱烈に歓迎していただき、とても幸せな気持ちになりました。今までグループで頑張ってきた課題研究をみんなに伝えることができて達成感を感じました。しかし、蘭陽女子高校の方々は、英語力が私たちよりも遥かに高く、打ち負かされました。もっと勉強していかないと国際化が進む中で生きていけないと感じ、自分の英語力やコミュニケーション力を高めていこうと思います。」

私たちはなぜ学ばないといけないのか。その理由を強く感じることができた1日だったと思います。

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