« 2019年2月 | メイン | 2019年4月 »

2019年3月

2019年3月19日 (火)

学びにUKを終えて ~生徒による研修報告~

イギリス研修を終えた2年生15人が、校長室にて研修報告を行いました。

3月2日~3月12日までの11日間の研修で得たこと・感じたことを報告しました。

Rimg0158

UK4期生15人は、伝統ある大学の雰囲気や、文化・価値観等の違い、行く前からの印象との相違など、この研修を振り返って、実感したことを思い思いに校長へ報告しました。

充実感たっぷりの研修を終えた15人の表情には、この貴重な経験を今後の人生の糧として、より一層努力していく決意と自信がみなぎっていました!!

Rimg0162

多大なる御支援をいただいた同窓会の皆様、本当にありがとうございました。

2019年3月18日 (月)

学年朝礼 3/18

3月18日(月)朝、1・2年生は今年度最後の学年朝礼を行いました。


【1年生】

今日の講話は、1年8組副担任の大城先生(地歴公民科)と髙風先生(芸術科音楽)が担当しました。

はじめに大城先生。

「私は剣道部の顧問をしています。その剣道部の部訓は『守破離(しゅはり)』です。この言葉の意味、知っている人はいますか。

「守」は先人(流派)の教えを守る、つまり基本。「破」は、その教えをあえて破る、自分にあったものに変えていくこと。そして、「離」は流派を離れ自分のものを生み出すことです。

私は、「守」が最も大切だと思います。基本がしっかりできていないのに自己流を突き通すのは意味がない。このことを皆さん自身に置き換えてみましょう。今後、2年生3年生と成長して自分の志望を叶えるためには1年生での取組がとても大事。1年生が終わろうとしている今、しっかり振り返りをしてください。」 

写真下:「守破離」と書かれた竹刀入れを紹介する大城先生。

Img_1720

続いて、髙風先生。朝の挨拶がわり(?)に一曲歌われました。

「『準備力』という著名なスポーツジャーナリストが言った言葉あります。この言葉から、何か事に当たってしっかりと準備することの大切さを考えさせられます。

皆さんは、考査や部活動の試合に向けて準備や練習を行うと思います。その際、その準備が徹底してやれているかが重要です。ただの義務感で行っても結果は出ません。声楽家でも楽器奏者でもスポーツ選手でも、レベルの高いプロであればあるほど準備を大切にします。

生徒の皆さんも、これからの学校生活の様々な場面で準備力を高めて将来の目標を達成してください。最後に私の好きな言葉を贈ります。

『あせらず あわてず あきらめず くさらず 前向きに 少しずつ少しずつ それが大きい』

写真下:美声を披露する髙風先生。

Img_1724


【2年生】

今回は英語科の藤田先生が講話を担当。

「タイムマシーンができて自分の人生をやり直せるならば、どの時代に戻りたいですか」との問いに、先生自身は大学生か高校生に戻りたいと話します。

大学時代は今まで最も自由な時間をもっていたのにもかかわらず、それに気づかず何もできなかった。高校時代は、勉強の仕方を知らなかった。今戻れるのならば、もっといろいろな経験をしたいし、何よりもいろいろなことを勉強したい。

多くの大人が高校時代に戻りたいと言います。その時代に生徒の皆さんはいます。本当に貴重な時間を過ごしていることをわかってほしいし、大切に過ごしてほしいと思います。頑張ってください。」

Image2

講話の後、3月25日から和歌山県にて開催される第38回全国高等学校空手道選抜大会に個人形で出場する2年生の吉元雄琉君の壮行会を行いました。吉元君は2年連続の出場となります。

Image32

大会で実際に行う形を2年生へ披露した後、

「昨年以上に自分の力を出し、達成感が得られるよう頑張ってきます!」

と決意を語ってくれました。

Image12

最後は応援団のもと2年生全員で吉元君の健闘を願ってエールを送りました。

Image2_2

2019年3月15日 (金)

鹿児島空港到着~イギリス研修終了~

3月12日(火)午後9時過ぎ、11日間のイギリス研修を終えた生徒15人が鹿児島空港に到着しました。

P1060930

写真上: 解散式での校長先生の挨拶

P1060945

写真上: 馬場団長・宮下副団長の挨拶

「自分の未来を思い描き、そこに向かって目の前のことをコツコツ取り組むことが大切」

この言葉は、生徒達がCambridge大学やOxford大学、UCL、ANAなどの研修で共通して受け取ったメッセージです。

P1060951

これからも、日々を堅実に過ごし、大きく成長し続けることを期待します。

2019年3月14日 (木)

320人に「喜び」の花開く ~H31年度公立高校入試合格発表~

本日11時、平成31年度高校入学者選抜合格者を正面玄関前に掲示しました。

写真下:自分の番号を確認する受検生たち。

1

発表を待ちわびていた受検生や保護者が早速、自分の番号を確かめたり記念撮影をする様子が多く見られました。

※高校入試の結果について電話での問い合わせはできません。

2019年3月12日 (火)

羽田空港に到着しました!〜学びにUK〜

16時前に羽田空港に到着しました。

12時間のフライトでしたが生徒は元気にしております。

19:00発の飛行機で鹿児島へ帰ります。

到着は定刻では21:05となっております。

695f9440d93847a69f22917177934edd

本日が最終日。間もなく帰国の途につきます。〜学びにUK〜

ついに学びにUKは最終日を迎えました。

午前中にバッキンガム宮殿を見学し、衛兵交代式を見ることができました。

4fbf881def984da6966f0a8498f9e64f

Ea1092d8f1d94c4892d7b10ce348c987

その後、バスの車中からロンドン塔などを見学し、ナショナルギャラリーへ。

ナショナルギャラリーではゴッホのひまわりなどを鑑賞しました。

C75bbfa37d8a4da9a80dc08bdca34b20

名残惜しいという生徒が多い中、ヒースロー空港へ。搭乗手続きをしたところで、ロンドンを3日間にわたり案内してくださったタイバースさんとお別れし、現在は、飛行機への搭乗を待っているところです。

Bae91a1c9c8548949b1862062b99d117

3e432a0becdd437d9951636d9c161fbc

生徒15名は体調を崩すことなく、元気に11日間を過ごすことができました。

12日21時過ぎに鹿児島に帰ります。

身も心もひとまわり大きく成長した生徒の帰国を楽しみにお待ちください。

2019年3月11日 (月)

今日は8回目の3.11

11

東日本大震災が起こったあの日から8年が経ちました。

今日は、国旗、県旗、校旗を半旗として弔意を表しました。地震発生の午後2時46分には校内放送を流し、職員、受験指導で登校している3年生ともに黙祷しました。

8年経った今も多くの方が避難生活を送られています。一日でも早く、安心して暮らせる日が来ることを願ってやみません。

2019年3月10日 (日)

ロンドン市街にて研修を行いました~学びにUK~

8日目を迎えた3月9日は朝からロンドン市街に出て,散策と演劇鑑賞を行いました。

まず最初に訪れたのはこちらです。

Img_2906

Img_2912

写真を見てわかる方もいらっしゃると思いますが,ハリーポッターの舞台にもなっているキングスクロス駅と隣接するセント・パンクラス駅です。
キングスクロス駅にはハリーたちがホグワーツへ旅立つ9 3/4ホームもあります。

Img_2893

このホームの入り口には長蛇の列ができていました。

「ハリーポッターシリーズを読んで育ちました」と話す生徒も多く,この駅の訪問を楽しみにしていたようです。

このあと,ウエストミンスター駅へ移動し,ウエストミンスター寺院へ向かいました。

駅を降りてすぐに目に飛び込んでくるのはロンドンの代名詞ともなっているビッグベンのはずですが…

Img_2935

残念ながら改修工事中で,見ることができませんでした。

世界遺産でもあるウエストミンスター寺院は11世紀に建設され,増改築が繰り返されながら,今日に至っていることや,イギリス王室の多くの王や女王の戴冠式が行われてきたことを学ぶとともにウイリアム王子のロイヤルウエディングを思い出すことができました。

Img_2971

Img_2991

その後,トラファルガー広場からピカデリーサーカスへ移動し,クイーンズシアターにて30年近く上演されており,映画化もされたビクトル・ユーゴーの名作「レミゼラブル」を鑑賞しました。

写真下:トラファルガー広場

Img_3018

写真下:ピカデリーサーカス

Img_3055

写真下:クイーンズシアター

Img_3080

写真下:劇場内の様子(開演前)

Img_3074

レ・ミゼラブルは,事前に読書や映画を鑑賞してきた生徒も多く,ジャン・バルジャンやコゼット,中にはエポニーヌ,ガブローシュに感情移入する生徒もおり,19世紀のフランスの社会情勢やジャン・バルジャンの苦難に満ちた更生に思いをはせながら,大きな感動を得ることができました。

鑑賞後,生徒からは「もっと英語を聞き取れるようになり,ネイティブの人と同じように,同じところで笑い,同じところで泣き,思いを共有したい」という話が聞かれました。

研修も残すところあと2日。

明日はホストファミリーと1日過ごす計画で,明後日,ナショナルギャラリーを見学したのち,帰国します。

2019年3月 9日 (土)

7日目も大変有意義な研修ができました。~学びにUK~

早いもので7日目を迎えた3月8日は,ガイドのタイバーズさんに案内され,初めて全員でイギリスの地下鉄などに乗り,ロンドン中心部へ向かいました。

写真下:乗り換えの確認をするタイバースさんと生徒

Img_2582

写真下:到着したラッセルスクエア駅

Img_2594

ロンドン中心部に到着後,まず向かったのは大英博物館。

ご存知の通り,世界史の教科書にも登場する数々の文化財が所蔵されていることもあって,この日を大変楽しみにしていた生徒も多かったようです。

写真下:大英博物館前で

Img_2620

館内ではタイバースさんのわかりやすい説明で,大英博物館の歴史や数々の文化財について多くのことを教えていただきました。

特にロゼッタストーンを見るのを楽しみにしていた生徒が多く,レプリカの前での説明を目を輝かせながら聞くとともに,手で触るなどしてから本物を見学しました。

写真下:レプリカの前で説明を受ける生徒と,実物の写真

Img_2643

Img_2656

その後も,半日という短い時間ではありましたが,エジプトやローマの古代の文明や展示品について,いろいろな逸話を混じえながら教えていただきました。

多くの生徒が大英博物館を半日しか見れないのは残念と語っていました。

大英博物館見学の後は、本校23期 川島信之さんからロンドン大学( UCL )のアンダーソン教授を紹介していただき、UCLを訪問する機会をいただきました。

このUCLは,幕末に薩摩藩から派遣された薩摩スチューデントと長州藩から派遣された、いわゆる長州ファイブの方々が学ばれた大学でもあり,もちろんイギリス屈指の大学でもあります。

アンダーソン教授の案内で生徒たちはその薩摩スチューデントと長州ファイブの功績をたたえるモニュメントとアンダーソン教授の研究室を見学させていただきました。アンダーソン教授の研究室には薩摩スチューデントらのイギリスでの生活をサポートされた、有機化学の研究者アレキサンダー・ウイリアム・ウイリアムソン教授の肖像画が掲げられており、ウイリアムソン教授の功績を学ぶことができました。ウイリアムソン教授の存在が近代日本の礎になったと言ってもいいという強い印象を受けた生徒もおりました。

写真下:薩摩スチューデント・長州ファイブの功績をたたえるモニュメントの前で

Img_2814

Img_2809

この後,場所を移し,UCLの紅林秀和教授とロンドン衛生熱帯医学大学院博士課程で学ばれている遠藤彰先生から研究の内容やこれまでの経歴,大学受験やその後の生活の話など数多くの興味深い話をしていただきました。

紅林先生は,

「偶然の出会いが人生を変えるきっかけとなる」

「過去の物にそんなに価値があるわけではなく,社会が必要とする新しいことを学んで使えるスキルこそ大切」

「自分の可能性を信じて,目の前にあるものを大切に」

と生徒へメッセージをくださいました。

写真下:生徒一人ひとりの目を見て話をしてくださる紅林先生

Img_0626

遠藤先生は,徳島の公立高校から現役で東大理3に合格され,現在はロンドンで感染症について研究をしておられますが,ご自身の高校3年生のころの受験勉強の取り組み方についてアドバイスをしてくださいました。

「自分の立ち位置を正確に把握する」

「目標に向け,ペース配分を考える」

「物量で勝負」

を心得てほしいと話され,どのような問題に取り組むべきかを紹介されました。また,辛くても長時間の学習時間に慣れることが大切であるとも話されました。

写真下:「自身の現状を把握することが大切」と話される遠藤先生

Img_0649

UCLでのお話は,前日のANAでの話にもあったように「今からどうあるべきか,しっかり意識して,できることを全力でとりくむこと」を改めて大切だと感じた生徒が多く,モチベーションをさらに高めるものとなりました。

お忙しい時間を割いて生徒たちへメッセージを送ってくださった紅林先生,遠藤先生,大変ありがとうございました。

7日目の研修も,人類の歴史や文明の進歩,その時代時代に生きた人々の生き方から自分自身やこれからの人の在り方を考える大変貴重なものとなりました。

2019年3月 8日 (金)

全日空欧州室を訪問しました!〜学びにUK〜

学びにUK6日目の午後は本校27期,柴田浩二さん(ANAホールディング株式会社上席執行役員グループ経営戦略室長)のご協力で、ANA欧州室を訪問する機会をいただきました。

ANA欧州室では欧州室長の中村 晃さんを始め、6名の職員の方々に仕事の内容や海外で仕事をする中で感じることなどの話を伺うことができました。

中村さんは

「いろいろな人と出会ってほしい。」

「世界に目を向けて活躍をしてほしい。」

「そのためにもコミュニケーションを大切にしてほしい。」

と話してくださいました。

写真下:世界中のいろいろな人と出会ってほしいと話される中村さん

Img_0462

写真下:話に集中する生徒たち

Img_0463

また、営業職をされている方からは

「海外の方にまず日本に来たいと思ってもらうこと、We are Japanという意識で仕事をしている。」

「そのためにも日本人が思う日本の良さを押しつけるのではなく、海外の方の感性を大切に。」

と話がありました。

Img_0477

海外実務研修生としてロンドンに赴任された方からは

「海外の人々のニーズを知ること,お互いを理解することが大切。」

「先入観を捨てて一人ひとりとしっかりとコミュニケーションをとること,話をしないと伝わらない。」

と話していただきました。

Img_0486

CAの方からは

「花形の職業と思われがちですが,体力勝負の仕事で,安全を第一に,目配り,気配りをするため,気が抜けない仕事です。」

とCAの勤務体制を含め貴重な話をしていただきました。

Img_0509

その後の質疑応答では,生徒から積極的な質問が続き,国際線ならではの楽しみ方や営業の方の努力,コミュニケーション能力を高めるコツなどを教えていただきました。

最も印象に残ったのは,多くの方が

「与えられた環境の中で,しっかりとできることしっかりやること,好きなことをとことんすることが大切であること。日本人,外国人関係なく相手がどのような思いを持っているのか,しっかり把握することが大切あること」

と話されたことでした。

写真下:質問をする生徒

Img_0540

Img_0551

海外で活躍される方々の声を直に聞く機会を得られ,生徒たちは多くの刺激を受け,世界的な視野を広げる素晴らしい時間を過ごすことができました。

ANA欧州室の皆様,ご多忙の中,大変貴重な時間をありがとうございました。

写真下:ANA欧州室の皆様と学びにUK4期生サイン(両手で数字の”4”を作っています)

Img_2553

カテゴリ