「学びにUK」8日目(3/9)現地報告
ハロー、みなさん8日目が終わります。堀切です。
現地時間16:30、生徒たちが帰って行きました。
今、秋元先生とCHEスタッフのオリバーと3人でカフェにいます。今日が終わって3人とも一安心です。これで大きなプレゼン発表は終わりです。生徒をあまり褒めないのですが、今日は帰りのバスの中で褒めました。よく今まで頑張りました。
頑張った者でないと得ることが許されないものがあると思います。この15人は少なくともそれを得る資格があります。
早朝7:00に集合してMill Hill School(MHS)に向かいました。エンフィールドから西に車で40分ほどのところにある私立学校です。オリバーも一緒です。
教頭先生や担当の先生方に迎えられました。クッリクルームという部屋に通されて、まずはお茶をいただきました。はい、すでに優雅に気分にひたっています。
昨年同様チャペルに案内されました。そこで朝の学年朝礼のようなもの(すごく格式がある会なのですが、うまく説明できません)が催されていたのですが、私たちも同席させていただきました。生徒や先生方の前で紹介され、谷口智海さんの伴奏で甲南高等学校の校歌を歌いました。チャペルにいるみなさんから多くの拍手をいただき、なんとも特別な気持ちになりました。生徒もはにかんだ顔をしています。
その後、本校生徒一人づつにMHSの生徒がついてくれて体験授業です。基本、彼らの受けている授業に参加したのですが、ある生徒は「この授業はスペイン語の授業なのだが、試験前のエッセイの授業で、ずーっと座ったままだから面白くない。知り合いの先生にお願いして、別の面白そうな授業を受けられるようにするからね」と言って自分で調整をしていただきました。ご配慮に生徒達は感動していました。
「ある生徒」とは、彼のことです!
そこで、物理の授業を受けに行ったのですが、新たな発見が!物理の棟にある方の像があるのを発見。
クリック博士の像です!!
MHSはノーベル賞受賞者や幕末のイギリス外交官アーネスト・サトウが卒業した学校であったことは知っていたのですが、なんと、二重螺旋のクリック博士もここの卒業生でした。生徒と一緒にびっくり仰天です。だから、最初に通された部屋がCrick Room(クリックルーム)なのだと初めて気づきました。
体験授業の後、Crick Roomに戻り校長先生にお目にかかりました。お互いに記念品の交換をし、そこで友岡梓さんに空手の形を披露してもらいました。空手の形を見たのが初めての方が多くとても喜んでもらいました。「来年も是非来てください。この交流を通して互いに社会に貢献していきましょう」と校長先生に言っていただいたのがうれしかったです。
この後、2グループに分かれてこちらからのプレゼンテーションです。MHSの要望で、個人の研究発表ではなく①日本の地震や災害対策について、鹿児島の自然災害に関する現状について、と②アーネスト・サトウと日本との関係について発表しました。短い期間でしたが、この日の発表に向けて生徒は協力して準備してきました。おかげでMHSの皆さんが喜んでくれるプレゼンができました!
午後からはMount. Mill Hill International(MMHI)です。徒歩10分ほどのところにあるインターナショナルスクールです。30カ国以上の国から生徒が集まっているそうです。校長先生自ら迎えていただきました。MMHIの生徒と一緒にランチをいただきました。MMHIの生徒も私たちと同じく英語が第2言語である人がほとんどなのに流暢な英語を話します。この環境にちょっと嫉妬です。
ここでも、地震と災害対策、鹿児島について発表させてもらいました。その後、生徒は英語の授業にも参加させていただきました。堀切個人としても、英語教師として貴重な体験でした。帰ってから甲南の授業に活かしていきます。最後まで充実した1日でした。
ハーイ!秋元です。オリバーがいてくれることに感謝です。おかげさまで生徒たちは充実した時間を過ごすことができています。MMHIの校長先生は最初から最後まで私たちに付き合ってくれました。ありがたい限りです。今日も生徒たちは臨機応変に動いていました。
オリバーです。みなさん、一緒にこのプログラムがやれて楽しかった。みなさんの学校は私が関わる中でトップ校のうちの一つです。みなさんのプレゼンに対してMHSの生徒はたくさん質問してくれた。日本に興味を持ってくれた。イギリスの生徒にとって茶道部や書道部の活動がよくわからないというのは面白い発見でしたね。ありがとう。これからも頑張ってください!
明日はロンドン市内視察です。生のロンドンを生徒に味わってもらいましょう。
では。