大切な自分を守るために 〜薬物乱用防止教室〜
11月15日(火)、1年生全員を対象に「薬物乱用防止教室」を実施しました。
今年も講師として、本校学校薬剤師で卒業生でもある佐野剛史先生をお招きしました。
はじめに、希望者の多い薬剤師および医療系進学希望者向けの情報をお話しくださいました。
医療の職業に就くために必要な資格のこと、薬剤師として働き始めてからも常に勉強しなくてはならないことなど実務をされている佐野先生の言葉には説得力がありました。
写真下:「高校のうちに『学び方』を学んでおいた方がいい。特にインプット・アウトプットが大事」と佐野先生
また、佐野先生が務めている「学校薬剤師」の役割について、丁寧に解説してくださいました。
プールの水質や教室内の空気、照度など、生徒たちが安心安全に学校生活をおくることができるように、学校薬剤師が定期的にチェックしているそうです。
続いて、「薬物の危険性」について、詳しくお話くださいました。
「大麻」や「危険ドラッグ」は、SNSによる売買や使用者の低年齢化進んでいるとのことです。薬物の摂取によって引き起こされる問題や周囲に与える影響について、生徒は佐野先生と一緒に考え、ペアで意見交換を行ったりしました。
高校生はじめ若い世代では、「エナジードリンク」や「痛み止めの薬」の多量摂取による依存や健康障害、中毒も問題になっているので、注意が必要とのことです。
いざ自分に危険薬物が近づいてきた時に対処するため、数人の生徒と佐野先生とで「スキルトレーニング」を実施。「先輩」や「恋人」といった親しい人が薬物を勧めてきた時に、どのように対処すべきかを学びました。
写真:緊張しながらもうまく対処!
今回の講座を通して生徒たちは、
「ダメなものはダメ」
「はっきりNOと言える心」
「危険な薬物には絶対に関わらない」
という毅然とした態度を学ぶことができました。
いつも生徒たちを温かく見守ってくださっている佐野剛史先生、ありがとうございました。