採蜜の様子をお伝えした1回目のブログをご覧になっていない方はぜひ
こちらからご覧ください。
採取した巣板を学校に持ち帰りました。
![Img_0688 Img_0688](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0688.jpeg)
巣箱から巣板を取り出します。
![Img_0690 Img_0690](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0690.jpeg)
初めての体験なので恐る恐る包丁を入れていきます。
「遠心分離機でぐるぐる回さないんですか?」という
疑問をもっていた生徒もいましたが、遠心分離機で採蜜するのは
セイヨウミツバチです。ニホンミツバチの巣はとても柔らかいので
そのまま遠心分離機にかけることはできません。
![Img_0693 Img_0693](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0693.jpeg)
慣れてきました。どんどん解体していきます。
![Img_0694 Img_0694](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0694.jpeg)
大きい巣板がとれました。端から端までびっしりと
蜂蜜が詰まっています。ちなみにこのまま食べることが
できます。「巣蜜」と言います。
ニホンミツバチの巣蜜は大変貴重で、飼育しない限り
口にできる機会はほとんどないでしょう。養蜂家の特権です。
生徒たちは巣蜜を口にして「あま〜い!」「おいし〜!」と
嬉しそうに述べながら何口もお代わりしていました。
![Img_0695 Img_0695](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0695.jpeg)
試食が一段落したところで、蜂蜜を絞ります。
手で巣板を圧縮して蜜を絞り出し、布で濾します。
![Img_0696 Img_0696](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0696.jpeg)
綺麗な色の蜂蜜です。
![Img_0699 Img_0699](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0699.jpeg)
絞っても絞ってもまだまだ巣板があるので、
だんだん疲れて握力がなくなってきたようです。
交代しながら約一時間も絞り続けました。
![Img_0704 Img_0704](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0704.jpeg)
瓶の大きさを比較するために牛乳を置いてみました。
約4.5kgもの蜂蜜が採れました!
都市養蜂でこんなに採れるなんて皆予想外でした。
ニホンミツバチを都市で養蜂する可能性にチャレンジするという
研究が大きな成果を挙げたことを実感した瞬間です。
![Img_0703 Img_0703](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0703.jpeg)
大きな瓶には収まり切らず、小瓶にも入れました。
これでやっと全ての蜂蜜を絞り終えました。
ニホンミツバチの蜂蜜を食べた生徒たちの感想です。
「とても濃厚な味で、今まで食べた蜂蜜とは全然違います」
「すごく甘いのに後味がさっぱりしていて美味しいです」
「ほのかに酸味が感じられて好きな味です。」
巣箱を見守り続けてきたニホンミツバチ研究班の生徒たちにとって
とても思い出に残る味になったことでしょう。
![Img_0707 Img_0707](https://edunet002.synapse-blog.jp/konan/images/2021/09/28/img_0707.jpeg)
蜂蜜を持ち帰った生徒が、パンケーキを焼いて
蜂蜜をあえた写真を送ってくれました。
見ているだけでお腹が空いてくる写真ですね!
今後も研究を続けていくためのエネルギーをミツバチにもらった1日でした。