課題研究の指導法に関する職員研修会
7月9日(木)、鹿児島大学大学院理工学研究科の大塚作一先生をお招きして、課題研究の指導法に関する職員研修が行われました。
大塚先生からは、
・試行錯誤の連続となる課題研究には長い目で向き合うこと
・先入観や文系理系という枠を超えた思考が必要であること
・論文執筆や研究発表においては既存の方法に則ること
など、課題研究の進め方やその指導に関する資料、アドバイスを多くいただきました。
写真下:深い見識に基づくお話は、とても参考になりました。
「憶える」ことに特化した生徒は「探す」ことを苦手としています。それを打ち破るためには、常に主体性を持って自分の目と頭で論理的に見聞きし考え「未知」を見つめる力を養わねばなりません。そのため、課題研究には当然時間を要します。
しかし、長い潜在期間を耐えることができれば、研究がぐんぐん進み始めます。いかにそれまで根気強く考え続けて待つことができるかが重要なのだと感じさせられました。
職員からは、議論での合意形成のために普段どのようなことに気をつけて指導するべきかといった質問がなされました。
生徒の課題研究を職員間で協力し指導していくための基本姿勢について理解できました。
大塚先生、ありがとうございました。