春休みが終わり、今日から新学期です。生徒たちは元気に登校してくれました。
はじめに長めの清掃を行った後、旧学級でSHR。新学級と担任・副担任が発表されました。その後、体育館アリーナで新任式が行われました。
写真下:入場する新任者。
16人の新任職員が原之園校長から紹介され、代表で吉元教頭が挨拶しました。
フレッシュな16人が加わりました。心ひとつに甲南高校職員、今年度もがんばります!
その後、始業式が行われ原之園校長から次のような話がありました。
校長の話(要旨) “イエスマン”と習慣
“イエスマン”は一般に否定的な意味合いで使われる。たしかに、揺るぎない確固たる信念を持ち行動する人は尊敬すべきであり、目指すべきであろう。しかしながら、実際には現状維持に甘んじ、何事も受け入れようとせず、未来を否定的に捉えている人は多い。
英国人のダニー・ウォレスの実話「Yes Man」をもとに制作されたジム・キャリー主演の映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」(2008米国)には考えさせられた。主人公の銀行員はプライベートでも仕事でもすべて“No!”。そしてすべてに行き詰まる。友人から“Yes!”と言う“習慣”を勧められた。そしてこの“習慣”で人生が好転。
「人間は理性の生き物でもなければ、本能の生き物でもない。人間は習慣の生き物である」(ジョン・デューイ・米国・哲学者)、村上春樹氏の近著「騎士団長殺し」でイデア界の騎士団長も人間には“時間”があるから習慣を持っているという意の発言をしている。
人と“習慣”は切り離せない。どのような“習慣”を身に付けられるかで人生は変わる。例えば、挨拶、読書も習慣だ。毎日、10分読書をする習慣を身に付けられたら、1年では3,650分、10年では36,500分だ。著作者は1冊の著作にどれだけの時間をかけているだろうか。そう考えると莫大な“時間”を獲得することになる。
新学年だ。未来への投資として、“習慣”を身に付けて未来を変えてみないか。まずは手始めに挨拶と読書からスタートしたらどうだろうか。