1学期終業式、表彰式、壮行会、留学生のお別れ会
7月20日、小論文コンクール、マスターピース発表会の後、終業式が行われました。
式辞で、校長は、まず、AI(人工知能)HAL9000が活躍するアーサー・C・クラーク原作の映画「2001年宇宙の旅」(1968年作品)と、同じく映画「ターミネーター」(1984年作品)が描く人工知能スカイネットが支配している2029年の社会を紹介して、映画の世界にとどまらず、爆発的に進歩しているコンピュータ社会の中で個性を生かしながら活躍する難しさと必要性を話された。
「10~20年のうちに職業の47%が自動化されるとの論文も発表されたが、近未来において人工知能が人間を遙かに凌駕する能力を有する社会がくることが確実視されている。そのような社会においてこそ重要になるのは人間性だ、人間力だ。受け身の姿勢ではその能力は伸ばせない。発揮できない。自分の殻を打ち破ることが必要だ」と話され、さらに、哲学者ニーチェの『脱皮できない蛇は滅びる』ということばを紹介して、
「甲南生は自ら気づき、考え、行動できる資質を有している。甲南はそのような資質を伸ばす教育を行っている。しかし、まだ十分ではない。この夏こそ、受け身であった自分の殻を自分で打ち破り、勉強に、部活動に、様々な活動に積極的に本気で取り組み、新たな自己を創造してほしい。チャレンジせよ」と話された。
その後、7月で母国に帰る3人の留学生に校長から、特別に書道の秋元先生の直筆による「甲南友情証書」と記念品が授与され、3人から一言ずつお別れの挨拶がありました。
写真下:4月から約4ヶ月間甲南生と一緒に学んだガンバルヤ・モンゴルジンゴー君(モンゴル出身)水泳部でも大活躍しました。
写真:6月から約1ヶ月1年生に在籍したビルケダール・カリンさん(スウェーデン出身)
写真下:妹のカリンさんと一緒に来日した兄のビルケダール・ハンス君はサッカー部に在籍しました。
写真下:3人一緒に。
甲南高校のことを忘れないでくださいね。いつまでもお元気で!
終業式に先立って行われた表彰式では、いつものように多くの生徒たちが表彰され、その後、全国大会に出場する生徒たちの壮行会も行われました。
写真下:
【陸上部】
〇秩父宮賜杯第69回全国高等学校陸上競技対校選手権大会南九州地区予選(6/17~19)
男子100M 第5位 10秒95 折田歩夢
男子200M 第4位 21秒71 折田歩夢
男子4×100Mリレー 第6位 41秒90(竹之下卓也・折田歩夢・北村遥大・奥柊大)
〇第71回鹿児島県陸上競技選手権(7/3)
男子400M 第1位 47秒59 折田歩夢
ジュニア100M 第3位 11秒16 竹之下卓也
【トライアスロン】
〇第18回宮崎シーガイアトライアスロン大会
スプリント男子 第1位 1時間8分18 原口大空
【ESS部部】
〇高校生英語弁論大会九州地区代表選考会(7/8)
最優秀賞 吉留梨央
【第2回高校生ビブリオバトル大会】
優勝 橋口聡人
写真下:校長から紹介される全国大会等出場者(左)と応援団によるエール
全国大会等には、KBC(放送部)、ESS部、陸上部、書道部、美術部、文学部が出場します。更なる活躍を期待しています!
最後に、進路指導部・生徒指導部・保健部から夏季休業について講話がありました。
写真下:進路指導部 松崎先生
写真下:生徒指導部 山元先生
写真下:保健部 福留先生