国際都市パリ
Bonjour!
パリで暮らし始めてから3週間が経ちました。ほぼ毎日,美術館に通っています。それでもまだまだ観尽くせません。
写真下:世界で最も有名な女性『モナ・リザ』
だいぶ生活に慣れてきました。買い物での支払いがスムーズになりましたし,行きつけのパン屋もできました。パン屋のおかみさんとは「今日は暖かいね」や「このパイには何が入っているの?」など話をするようになりました。その土地の人と触れ合ってこそ,自分もここに暮らしているという実感が湧くものです。
パリの街を歩いていると多くの人種の人々とすれ違います。日本と違いヨーロッパの国々は陸続き,加えてEU圏内は入国審査なしで移動できるので人の往来が盛んです。また,パリは観光都市で世界中から人が集まってきます。美術館の充実ぶりや39の世界遺産,グルメなどを考えるとフランスを訪れる観光客数が世界一(年間7600万人以上)というのもうなずけます。国際列車が発着する大きな駅に行くとそれを強く実感しますし,カフェに座り人の流れを眺め異国の言葉に耳を傾けているだけで世界は広いと感じさせられます。
写真下:ノルマンディー地方への発着駅「サン・ラザール駅」
前述したように,パリには多くの人が集まります。人の活発な往来や経済活動は発展を生み出しますが,それと同時に様々な問題も生じます。難民問題や経済格差はフランスだけでなくヨーロッパ全体が抱える悩みです。日本にも当てはまる点がありますね。
特に難民問題は,つい最近日本でも大きく取り上げられました。聞いたことのある人もいることでしょう。日本ではなかなか実感のわきにくい話かもしれませんが,ここフランスでは対岸の火事などではなく,目の前に突きつけられた課題なのです。
このような時事問題や最近の話題などの情報源はアパートのテレビで流れるニュースです。どのような内容のニュースをやっているかは映像を観ているとおおまかにはわかりますが,フランス語の放送ですからさすがに細かいところまではわかりません。そういう時に助かるのが,日本語情報誌です。
フランス在住日本人向けの情報誌が複数あり,特に知られているのが「ニュースダイジェスト」と「OVNI」です。最新の政治ニュースから美味しいレストランの情報までと幅広く伝えてくれます。2誌とも月2回の発行で無料,お店やメトロの駅などで入手することができます。
写真下:「ニュースダイジェスト」と「OVNI」の最新号
どちらもウェブサイトがあります。興味のある人はパソコンやスマートホンから検索してみてください。次のキーワードで検索するとすぐに見つけることができます。
「ニュースダイジェスト フランス」 「OVNI(オヴニー)」
奄美地方が梅雨入りしましたね。次のパリだよりを更新する頃は県内全域が梅雨入りしていることでしょう。大雨にはくれぐれも気をつけてください。
写真下:夜のノートルダム大聖堂とエッフェル塔
À bientôt!(また近いうちに!)