全校朝礼 3/5
3月5日(月)朝、全校朝礼を行いました。今回が平成29年度最後の全校朝礼。また、先日3年生が卒業したため1・2年生だけのちょっとさみしい朝礼となりました。
はじめに表彰式を行いました。表彰された生徒は次の通りです。
【卓球部】
第45回全国高等学校選抜卓球大会県予選(1/20)
・男子シングルス 第3位 常盤 周平(2年)
・男子ダブルス 第3位 常盤 周平(2年)・山口 朋輝(2年)
【空手道部】
第35回鹿児島市空手道選手権大会(2/11)
・形個人戦高校生男子の部 準優勝 元 雄琉(1年)
・組手個人戦高校生男子の部 第3位 元 雄琉(1年)
・組手個人戦高校・一般女子の部 第3位 今村 紗雪(2年)
・形個人戦高校・一般女子の部 準優勝 今村 紗雪(2年)
第3位 新村 胡実(2年)
【演劇部】
第26回鹿児島県高等学校冬季県大会(2/11)
・優秀賞「カシミヤ100%」代表 石田 一登(2年)
・創作脚本賞「カシミヤ100%」清水 みゆう(2年)
甲南高校に対して2件の感謝状をいただきました。
・公益社団法人 三州倶楽部創立百周年記念高校生作文コンテストについて
・公益財団法人AFS日本協会より国際教育交流について
皆さん、おめでとうございます!
続いて、原之園校長から以下のような話(要旨)がありました。
“オモシロイ”とは…。
「オックススフォード&ケンブリッジ大学世界一『考えさせられる』入試問題」(河出文庫)は“オモシロイ”
「あなたは自分は利口だと思いますか?」「なぜ海には塩があるのですか?」「あなたは脳のどこがいちばん好きですか?」等の難問は頭を悩ますが、実に“オモシロイ”!
“オモシロイ”と言えば、卒業式で2019年が舞台となっている近未来SF「ブレードランナー」(1982米国映画)の話をした。原作はフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。昨年、続編「ブレードランナー2049」が公開されて話題となった。
卒業式では「ネタバレ」をしないように努めた。というよりは、何回も観ているが未だによくわからない不思議な“オモシロイ”作品だ。タイトルは「非合法な医薬品を届ける運び屋」の意味、内容とは直接には関係しない。タイトルからして謎だが、…。
ちなみに、原作者ディックの興味関心は「現実とは何か?」「真正の人間を形作るものは何か?」だと講演で発言しているが、突き詰めればそこに行き着くのか。
さらに“オモシロイ”と言えば、教員は職業柄、人前で話をしなければならないことが多い。だが、話をすることも人前に立つことも苦手だった。いや、いまでも苦手だ。何度話しても上手く話せない。聞き手の心に届かない。
だからこそ、心に届くよう話すように悪戦苦闘することは実に“オモシロイ”のではと最近思う。
よくよく考えてみると、本当は簡単で容易なことより、複雑で困難なことに粘り強く“挑み続ける”ことが本当は“オモシロイ”のではないでしょうか。
結果も大事ですが、そのみちすじも味わい深いのだ!学年最後の集会になりましたが、皆さんも次学年で本当に“オモシロイ”ものに出会い、“挑み続ける”ことを期待します。
写真下:本の紹介をする原之園校長。