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2016年2月 1日 (月)

パリの美術館案内② 〜 オルセー美術館・ポンピドゥーセンター 〜

Bonjour!

 今回は2つの美術館を紹介したいと思います。

 1つ目は「オルセー美術館」です。セーヌ川を挟んでルーブル美術館の反対側にあります。ここは元々,1900年のパリ万博に合わせて造られたオルレアン鉄道のオルセー駅舎を改装して1986年に開館した美術館です。

写真下:オルセー美術館内部

20160201駅ホームを感じさせる真っ直ぐに伸びた通路や高い半円形の天井が,駅舎の名残を感じさせます。この美術館には19世紀半ばから20世紀初頭までの絵画,彫刻,家具調度品など約2万点が収蔵されています。その中でも特筆すべきは,充実した印象派のコレクションでしょう。

写真下:ゴッホの自画像

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写真下:モネがルーアン大聖堂を描いた連作

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写真下:マネ作「笛を吹く少年」

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写真下:駅の名残の大時計

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紹介するもう1つの美術館は「国立近代美術館(ポンピドゥーセンター)」です。フランス大統領だった故ジョルジュ・ポンピドゥーの発案で造られ1977年に開館しました。

写真下:ポンピドゥーセンターの外観

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20160201_7ご覧の通り,大変特徴があります。落ち着いたパリの街並みの中に,突然パイプむき出しの建物が現れます。その外観ゆえ,できた当初は賛否両論だったそうです(エッフェル塔もできた当時は非難の嵐でした)。ポンピドゥーセンターは20世紀初頭から現代の芸術作品を収蔵しています。

写真下:モンマルトルの丘から見たポンピドゥーセンター

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写真下:パイプの中のエスカレーター

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外壁に張り出したパイプの中にエスカレーターがあり,それを使って展示室に向かいます。夏は大変な暑さです。

写真下:最上階からパリが一望できます

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開館当初は批判されたポンピドゥーセンターも,今ではすっかりパリの街並みにとけ込み,年間370万人以上が訪れる有名な観光スポットになっています(オルセー美術館の入場者数は,年間350万人)。

以前紹介したルーブル美術館とオルセー美術館,ポンピドゥーセンター。この3館はそれぞれ「先史時代〜18世紀半ば」「18世紀半ば〜20世紀初頭」「20世紀初頭〜現代」と全ての時代をカバーしています。しかもどの時代のコレクションも充実しています。これだけのものを一度に観ることができる都市はパリ以外にないでしょう。

パリには,この3館以外にも大小様々な美術館・博物館があります。甲南の生徒の皆さんも、いつかパリを訪ねて「本物」に触れてください。

写真下:パリ市庁舎前,雨の中のメリーゴーラウンド

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先日の鹿児島の大雪はすごかったですね。パリも雪は降りませんが寒い日が続いています。私の留学も残り2ヶ月を切りました。1日1日を有意義に過ごし,1つでも多くのことを学び吸収して帰国したいと思います。

À bientôt!(また近いうちに!)

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