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2017年4月19日 (水)

全校朝礼 4/17

4月17日(月)、今年度最初の全校朝礼が行われました。

それに先立ち、表彰式を行いました。表彰を受けた生徒は次の通りです。


【男子ソフトテニス部】 

鹿児島県高校団体選抜インドアソフトテニス大会(3/19) 第3位

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おめでとう!


表彰式後の全校朝礼で原之園校長から以下のような話がありました。

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校長の話(要旨)

“さくら”は絶対的に美しいのだろうか?

 「桜は日本を代表する花であり、春の別れと出会いを彩る。高校生は繊細な感受性を有しており、感性豊かだから、桜の微妙な美にも反応できる」というようなことを言う人がおり、いわば“常識”(絶対的なもの)だと言う。だが、“常識”は揺るぎない、絶対的なものであろうか。

 かつて“computer”は「計算する人、算定者」の意であり、パソコンを意味するものではなかったという。また、いまでは信じがたいが、部活動の練習メニューとして「ウサギ跳び」も“常識”であり、驚くべきことに練習中に水分補給などもってのほかであった。

 「士別れて三日会わざれば刮目してみよ」(三国志演義)、「動的平衡」(福岡伸一)に見られるように、人間自身も変容するものだし、すべてのものは変化し続けている。

   “常識”(絶対的なもの)というものは極めて限定的なものではなかろうか。時代、場所によって変わるものではなかろうか。“常識”とか“絶対的なもの”という呪縛にとらわれることなく事象をとらえ考えてみてはいかが。

 “常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう”(Albert Einstein)ということばもある。

 皆さんの“常識”とははたして何か? 先入観を捨てよう!教科書を、授業を、身辺の事象を刮目して見よう!疑問を持つことから学問は始まり、面白みも深まるのではないだろうか。

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