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2017年2月20日 (月)

第2回高校生国際シンポジウム1日目(2月3日)

2月3日(金)、4日(土)に鹿児島市にある「サンエールかごしま」を会場に行われた第2回高校生国際シンポジウムの様子をお伝えします。

このシンポジウムは、「21世紀に生きる我々は、より良い未来を実現するために何をすべきか」というテーマの下、研究発表や各分野のプロフェッショナルによる講演などを通して、次代を担う高校生たちの交流を図るものです。

※本シンポジウムは、一般財団法人Glocal Academyと甲南高校の共同主催で昨年度から行っているものです。なお、鹿児島県教育委員会、鹿児島市教育委員会の後援もいただいております。

※本文についてはGlocal Academy理事長の岡本尚也さんに御協力をいただいています。


当日、スタッフとして活動する甲南生は、会場となるサンエールかごしまに朝早くから集合。早速、県内外からいらっしゃる皆さんをお迎えする準備。

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10時40分、開会行事が始まりました。生徒実行委員長の伊島実咲さん(甲南高校2年)が生徒代表挨拶を行いました。続いて、甲南高校の原之園哲哉校長が挨拶。

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基調講演として、国際連合地域開発センター所長の高瀬千賀子さんが『これからを生きる君たちへのメッセージ』というテーマでお話しいただきました。

5現在、未来の世界の状況から、 いま私たちが何をすべきなのか。 君たちのひとつ、ひとつの選択が未来を作っていくということを、スライドや表情をとおして印象深く伝えて下さいました。

午後からは、パネルディスカッションが行われました。パネラーとして次の方々が登壇されました。

《パネラー》

◯益田隆司(東京大学名誉教授、公益社団法人 船井情報科学振興財団業務執行理事)

◯Alison Beale(オックスフォード大学日本事務所所長)

◯伊丹利明(宮崎大学国際連携担当副学長、国際連携センター長)

◯西橋瑞穂(鹿児島県教育庁高校教育課 指導監)

◯日下部元雄(株式会社オープン・シティ研究所 所長、元世界銀行副総裁)

◯高瀬千賀子(国際連盟地域開発センター所長)

コーディネーター:岡本尚也(一般財団Glocal Academy)

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「日本人の学生は知識の広さや基盤は素晴らしく、チームワークもあるが、あともうひとつ足りないものは自立と多様性。」

「多様性を認めること。 多様性を認めるにはアイデンティティ(個性)の確立が必要。」

「どうしたら、多様性を身に付けることができるのか?」

「そもそもなぜ多様性が、必要なのか?」

「それは日本の教育ではどのように捉えているのか?」

➡︎日本人は白か黒(良いか悪い)で判断してしまう人が多いけれど、イギリスではグレーの部分を考える。総体的にみる(自分の考えと異なる人に意見を求めたり、日頃読まない別の新聞を読んだり)することで、物事の本質を見出すくせをつけているから、多様性があるのでは。 breakthroughの精神で。

➡︎10年前の学生より、いまは世界へ目を向ける人も多い。課題解決学習はそのきっかけになる。

➡︎そもそも多様性であることは、当たり前のこと。

➡︎やりたいことこそ、自分の本領を発揮する。いまの高校生に必要なことは、本気で解決したいことを解決する力。

など、熱いメッセージを高校生の皆さんにお伝えするパネルディスカッションでした。パネラーの皆様、非常に面白く興味深い話をありがとうございました。

【研究発表コンテスト】

3つの会場で、パワーポイントでのプレゼンテーション。3つの会場でポスター発表を行いました。

写真下:24の個人・グループによるプレゼンテーションの発表および質疑応答は全て英語で行われました。

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写真下:36の個人・グループがポスターによる研究発表。

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山梨、兵庫、宮崎、長崎、鹿児島県内各地から集まった高校生によるプレゼンは、それぞれの地域の課題を研究したもの。内容も多岐にわたりました。各高校生はこの日のために練習してきました。その成果を発揮できたかな・・・?

【交流会】

夕方からは会場を移動して、学生とパネラー、審査員との交流会が行われました。

写真下:学年や学校、県の垣根を越えて交流。

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写真下:途中、歌やヨーヨーパフォーマンスなどもあり大盛り上がり!

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初日は無事終了。沢山の仲間ができたことと思います!

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