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2016年1月27日 (水)

平成28年第1回甲南塾

本日,14:20から平成28年第1回甲南塾を行いました。
講師に南日本新聞読者センター長の甲南29期の岩松マミさんをお迎えしました。岩松先生には11月に1年生のW-KIの時間に新聞記事の書き方講座で講師をしていただいたことがきっかけで,ぜひにと甲南塾の講師をお願いしました。

[講演の要旨]
・のほほん,ぼんやり過ごした高校・大学時代だったが,そうするとどこかで必ずつけが回ってくるということを言っておきたい。当時は4大卒の女子は就職が大変だった。最初に受けた会社では何が求められているか考えずに落ちた。南日本新聞がたまたま女性記者を求めていて勢いで受かった。
・記者になって最初はチャラチャラしているなら辞めろと言われた。自分のテーマを見つけてがんばるしかないと思った。記者の仕事はどれだけ相手の話に耳を傾けられるかだと悟った。記事を書くことには責任が伴う。しかしダメなことはダメという勇気を持って書かなければならない。
・記者の良いところはいろいろな人に会えることだ。人のために役立ちたいと思うことが自分の力になることはノーベル賞を受賞された赤﨑先生から学んだ。宇宙飛行士の若田さんからは,いきなりホームランは打てない,日々の小さな目標と積み重ねが大切と教えてもらった。
・高校野球の県予選では3回戦までは負けたチームを見出しにする。みんながエースで輝いているわけでもない。それを支えている生徒にも注目したい。
・これから職業の半分はロボットが代替するという。人間にしかできないことは何だろう。考える力が必要だ。情報を選択できること,多様な価値観と向き合えること,ブラックなのかDVなのかを見分けられること,時代を読み,遠くを見通す視点が必要だ。

岩松先生には,新聞人としていろいろな角度から話をしていただきました。質問コーナーでは,記事の書き方や身の回りにあることをどう記事にしていくかという質問も出ましたが,「好奇心が大事」と言われたことが印象に残りました。岩松先生,お忙しい中,本日はありがとうございました。

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