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2014年5月23日 (金)

平成26年第2回甲南塾

 東北大学大学院医学系研究科准教授の石井恵子先生(甲南25期)をお招きして,平成26年第2回甲南塾を開催いたしました。演題は「九州からボストン,東北へ」


 石井先生は甲南高校を卒業後,九州大学理学部へ進学し,九州大学大学院理学研究科生物学専攻博士課程を修了されました。その後日本学術振興会特別奨励研究員,宮崎医科大学医学部微生物学講座助手,米国ハーバード大学医学部研究員を経て,平成8年から東北大学医学部で研究をなされ現在に至っています。東北大学では研究はもとより,女性研究者育成支援推進室の環境整備班班長として女性研究者のさらなる支援・育成を行う活動にも尽力しておられます。

 ご講演では 先生自身のさまざまな経験をもとに分子生物学やウイルス研究についてユーモアを交えながら分かりやすく説明していただきました。研究を通して苦手だった英語を克服し,辛い研究活動を乗り越えた経験談は甲南生も勇気をもらったことと思います。    

 また,「失敗は9割。失敗を恐れずによく考えて行動せよ」,「自分の人生は自分のもの。数年後にありたい自分の姿を想像する」,「今できることを精一杯する」といった熱いメッセージを送っていただきました。

 ご講演の後の質疑応答では「生物学の研究をするには,高度な技術や手先の器用さが必要なのか」や「STAP細胞は存在するのか?」などの質問があがり,丁寧に答えてくださいました。 今回の石井先生のご講演は,生徒たちにとって自分の将来像や今後の学習のあり方を考える貴重な機会となりました。

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